2020年10月23日から2泊3日で行った白馬旅行。
その2日目は小谷村にある栂池自然園を散策してきました。
標高1800~2000mくらいの高い場所にある国立公園で、ロープウェイで上まで行けるから誰でも気軽に絶景ハイキング楽しめる場所。
白馬連峰を望む景色や高山植物、野生動物との遭遇など自然が好きな人におすすめの場所です。
今回の最大の目的は大自然の雄大な景色を見ることと、マスコット的存在のオコジョに出会うこと。
天気が目まぐるしく変わる1日だったけど、山のいろんな表情を見ることが出来て、それはそれで楽しかった(笑)
この記事では栂池自然園についてレポートしていきます!
今回のコースの説明
今回のコースは以下のような感じになっています。
- 栂池パノラマウェイ自然園駅:8時48分スタート
- 栂池自然園ビジターセンター:8時51分着
- 風穴:9時19分着
- 楠川:9時45分着
- 浮島湿原入口:10時10分着
- 展望湿原:10時46分着
- 展望台:11時05分着
- 浮島湿原入口:11時48分着
- 楠川:12時08分着
- 風穴:12時23分着
- ミズバショウ湿原:12時39分着
- 栂池自然園ビジターセンター:12時43分着
詳しい山行記録はヤマレコの方にアップしているので、そちらをご覧ください。
そして今回のコースを私の独断と偏見で★で示すこうなります。
- 所要時間:3時間57分(休憩30分くらい)
- 山行時間:3時間27分
- 歩行距離:約6.3km
- 高低差:191m
- 累積標高(上り):219m
- 累積標高(下り):176m
- 体力消耗度:
- 足つりそう度:
- 斜面のきつさ:
- 道の険しさ:
- おすすめ度:
40代半ばの運動不足中年おっさんの感想なので、体力がある人は違う感想になると思うよ(笑)
コースは全般的に木道で整備されているので、基本的に歩きやすいです。
スタートの自然園駅と一番奥の展望湿原の標高差は200m程度と、それほどないので体力的にもお手柔らか。
ただし、ところどころ木道じゃない普通の山道になる箇所があるのと、急な階段がある箇所があるのでその点は頭に入れておきましょう。
体力や足腰に不安がある人は、楠川の前あたりで折り返すと、足腰に負担なく散策出来ると思います。
展望湿原までは、ちょこちょこ登る箇所が出てくるけど、ゆっくり登ればそれほどきつくは無いと思います。
白馬三山の雄大な景色や白馬大雪渓などの絶景を見ることが出来るので、体力と時間に余裕があったら展望湿原まで周るのがおすすめ!
またこの時期、雪が降ったり木道の上が凍ったりして滑りやすくなるので、歩く際は注意しましょう。
距離は6km程度なので、全部周っても3~4時間くらいで散策出来ます。
栂池自然園ハイキングの内容
栂池中央駐車場に車を止めて、まずはゴンドラに乗ります。
この時期のゴンドラの営業時間は8時で、僕が着いたのは7時過ぎくらい。
チケットを買う列が少しできていたけど、混雑はそんなにしてなかったな。
シーズンも終わりに近いからなのかな。
ゴンドラの混雑を警戒して、宿の朝ご飯食べずに出てきたんだけど、食べてくればよかった(笑)
お宿でゴンドラのチケット売ってくれていて、ちょっと割引で買えたしチケットを買う列に並ばずに済むので、宿で買える場合は宿でチケットを手に入れるのがおすすめ!
ということでゴンドラには1番乗り出来ました(笑)
ゴンドラが動き出すまで時間があったので、近くに寄ってきてくれたこの子たちの写真を撮ったりしてた。
もう寒いからか、スズメもモッフモフになってた(笑)
完全に冬仕様だね。
2羽仲良く並んでチュンチュン、チュンチュンって言ってた。
モフモフスズメ可愛いなぁ~。
ゴンドラの時間が来て、いざ出陣です!
天気は曇ったり晴れたりって感じでハッキリしない。
ロープウェイで登って行くとだんだん霧に包まれて行きました(笑)
山の中腹辺りは、紅葉真っ盛りで、すごく綺麗な景色になってたね。
上の写真がモヤっとしてるのは、ゴンドラのガラスのせいです(笑)
ゴンドラの所要時間は約20分で、839mから1582mまで一気に登ることが出来ます。
上の方に来るとこんな感じの景色になってた。
木によってはすでに落葉してて、冬間近って風景。
霧が立ち込めているのがすごく幻想的だったな~。
ゴンドラの栂の森駅に到着したら、少し歩いて今度はロープウェイに乗ります。
ロープウェイは71人乗りなんだけど、今は30人程度に乗せる人数を抑えているそうです。
ロープウェイの所要時間は5分程度で、1829m地点まで上がります。
8時のゴンドラに乗って一番上の自然駅に着いたのは8時40分過ぎくらい。
ここからまずはビジターセンターまで歩いて行きます。
ビジターセンターまでは歩いて5分程度で、周辺には公衆トイレや栂池山荘などが建ち並んでいます。
ここでトイレを済ましたり、おにぎりをモグモグしたりハイキングの準備を整えます。
ビジターセンターの中に自然園の入り口があるので、そこでチケットを見せて入園。
雪まじりの雨と霧で視界がこんな感じ。。。
何も見えん(笑)
でも天気予報では晴れ間も見えるってなっていたので、天気が変わることを期待しつつハイキングスタート。
まずは、ネットの情報でオコジョの目撃が多いと書いてあった風穴の方を目指します。
霧に包まれる湿原の中の木道。
神秘的な感じがして良いですな~。
前日に降った雪がまだ少し残ってる。
これが木道にも残っている箇所もあって、滑りやすかった。
気温は確か3℃くらいって言ってたかな。
結構寒かったです(笑)
山の上は冬ですなぁ。
歩き始めて15分くらいで風穴到着。
風景は大きな岩がゴロゴロあって、運が良ければその隙間からオコジョが出たり入ったりする姿見られるらしい。
木道の脇から顔をひょこって出すこともあるみたいなので、注意深く見ながら歩きます。
。。。。。。
全然出てくる気配なし(笑)
オコジョを探すのに夢中で風穴の写真撮り忘れたし。
結局見つけられませんでした~。
ま、風穴が目撃情報が多いってだけで、他の場所にいるだろうから歩みを進めて行きます。
歩いていたら天気予報の通り、雲が晴れてきた。
この辺りは「ワタスゲ湿原」と呼ばれているエリア。
7月下旬から8月上旬には、ワタスゲやニッコウキスゲの花畑になるんだって。
広大な湿原と周りの山々の景色が美しい場所です。
山の中腹にたくさん見える白い幹の木はダケカンバ。
白いダケカンバの幹が見えるのも、落葉したこの時期ならではの景色。
木道の合間にはところどころデッキになっている箇所があって、そこで写真を撮影していたら年配のグループに写真を撮ってと頼まれる。
こちらも写真を撮ってもらったりした後、賑やかな年配グループは先に進みました。
そして少し進んだところで、年配のおっちゃんがデカい声で、その辺にストック忘れてない~?って聞いてきます。
どうもグループの誰かがストックを失くしたらしい。
辺りを見てもなかったので、ないです~って答えると、じゃあいいやって立ち去っていきました。
ストックって結構いい値段するのにいいんだ(笑)って思いながら少し歩いて行くと、木道の隙間にストック発見!
嫁さん年配グループ追っかけて足早に木道を進んでいきます。
僕はその時、写真撮りまくってたので、完全に置いてかれた(笑)
そしてとれた写真がこちら。
青いリュックを背負って小さく写ってるのが嫁です(笑)
なんかすごく広々とした、壮大な景色の場所を歩いてる感が出たよね!
ちなみにストックは無事持ち主に渡すことが出来ました(笑)
ワタスゲ湿原を抜けて行くと、少し山道になります。
坂道を登ったり、階段を登ったり15分くらい歩いて行くと展望スポットに到着。
そこから見る湿原がまた美しかった。
ちょっと霞がかってますけどね。
でも湿原に伸びる木道がいい感じでしょ!
山荘とかも小さく見えて、晴れたら絵画のような景色なります。
こんな感じの山道を歩いていくと、「浮島湿原」というエリアに出ます
道が3つに分かれているので、モウセン池方面に向かってみます。
ダケカンバの樹林帯を歩いて行きます。
もう見事に落葉してるね(笑)
登りの階段が出てきます。
この辺りの木道は新しくなっていました。
資材をヘリで運んで新しくしてくれているみたい。
ありがたいね!
この階段を登るとモウセン池に到着。
モウセン池についたころには、風も強まり雪も降ってきた(笑)
なかなか晴れないなぁ。
モウセン池からさらに歩を進めて行くと展望湿原につきます。
展望湿原は北アルプスや白馬大雪渓が見渡せる絶景スポット。
着いたときには、強風が吹き荒れてて、顔に雪が当たって痛かった。。。
山は雲に隠れて見えないし、動物が出てくるわけでもないし、雪は顔に当たっていたいし。。。
そろそろ晴れくれませんかねぇ。
なんて思ってたら、強風のせいか雲のすごい勢いで晴れて行った(笑)
お天気さんよ、やれば出来るじゃないの~~。
やっぱり青空が見えると、気分も良くなりますよね!
道の脇の方に目をやってみると、こんな可愛らしい実もなっていたりします。
天気悪いとこういうのも見落とす(笑)
晴れてくると山の表情もわかって良いね!
山の上の方は雪が積もって白くなってる。
白馬乗鞍岳も顔を出してくれました。
この旅行で3日間ともお天気が良かったら、白馬乗鞍岳も行こうかなって思ってたんだけど、天気悪くて無理だった~。
また次の機会だな。
展望台から撮影。
ここがこのコースの最高地点。(標高2020m)
白馬大雪渓が見えてきた!
もうちょっと雲が晴れてくると、白馬岳や杓子岳が見えるんですけどね。
この壮大な景色を見ながら歩いて行きます。
別の展望スポットからはこんな景色も。
下に見える池は栂池かな。
白馬大雪渓も大分ハッキリ見えてきた。
トレッキングルートにもなってるみたい。
ここ歩いたら、なんだか楽しそうよね!
樹林帯を歩いて行って、浮島湿原の方に戻っていきます。
浮島湿原に戻ったころには晴れていて、湿原越しに山々の美しい景色が楽しめた。
この木道を歩いてるだけで、すごく気持ちが良い!
360°絶景に取り囲まれている感じだもんね。
歩いててめちゃくちゃ楽しいよ。
この季節は何も咲いてないけど、春や夏に来るとたくさんの高山植物が咲く場所のようです。
違う季節にも来てみたい場所だな。
この浮島湿原を抜けて、来た道を戻っていきます。
途中、朝も立ち寄った展望スポットでもう一度撮影。
朝は霞がかってたけど、霧が晴れてはっきり見えるようになってた。
ワタスゲ湿原に戻ってきました。
やっぱり晴れていると、遠くまで見えて良いね。
枯れた湿原と針葉樹の緑のコントラストが、この季節ならではの景色を作り出しています。
気持ちよく歩いていると山の天気は変わりやすいもので、あっという間に曇ってきました(涙)
でも、オコジョの存在が気になっていたので、風穴の方をチラッと覗いてきたけど、やっぱり顔を出してはくれなかった。
森の妖精は、僕には微笑んでくれませんでした~。
結局この日見た生物は、朝ゴンドラ乗る前に見たスズメだけ。
スズメちゃん、癒してくれてありがとう!
ミズバショウ湿原の方に戻ってきたころには、雪になってました(笑)
上の写真で結構降っているのがわかりますかね。
寒いし、濡れるし、ということでさっさと下山することにしました~。
ビジターセンターの中はストーブに火が入ってて、とても暖かかった~。
ありがたやー(笑)
ちなみに、僕が会いたかったオコジョちゃんはこんな子です。
あ~可愛いなぁ。
会いたかったなぁ。
翌日登る予定の八方尾根に期待しよう!
帰りのゴンドラから撮った写真。
雨が結構降ってて、わかりずらいけどかなり綺麗な紅葉の景色でした。
ちょっとだけだけど、晴れも楽しめたから良かった!
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栂池自然園までのアクセスや駐車場状況
栂池自然へはゴンドラとロープウェイを乗り継いで行きます。
車で行く場合は、ゴンドラの栂池高原駅のすぐ側に有料駐車場があるのでそこの車を止めます。
料金は1日500円。
僕が行った時は、シーズンも終盤だったので、混んでいませんでした。
ちなみに少し離れた場所に無料の駐車場もあるみたいなので、無料がいいって人は探してみてね。
ゴンドラが8時営業開始で、7時に駐車場に行ったら、車はまばらな感じ。
ただシーズンによっては混むようなので、早めに行っておいた方が良いかもしれません。
電車やバスの場合は、白馬駅からアルピコ交通のバスに乗って、栂池高原バス停で下車です。
また長野新幹線を利用する人は、高速バス長野白馬線で栂池高原バス停まで行くことが出来ます。
ゴンドラ・ロープウェイ往復代と入園料で3700円。
お宿で買ったらちょっと割引で買うことが出来ました。
グリーンシーズンは10月31日までです。
ゴンドラの営業時間は時期に寄って変わるので、公式ページで確認してみてくださいね。
今回の登山の持ち物
今回の登山に持って行った持ち物や服装はこちら。
- ウルトラライトダウン
- 長袖シャツ
- 長袖のインナー
- 暖パン
- レインウェア
- 登山用靴下
- トレッキングシューズ
- ザック30L
- 飲み物(スポーツドリンク500ml1本、麦茶500ml1本)
- タオル
- モバイルバッテリー
- スマホ
- カメラ
山の上の気温はとても低く、下は暖パン、上は長袖シャツにウルトラライトダウン、レインウェアを重ね着しました。
その服装で寒さも感じることなくハイキング出来た感じかな。
レインウェアを羽織ると風も防いでくれるし雨や雪が降っても中の服が濡れないので、登山時には必須アイテムですね。
山行記録をつけていると、アプリをずっと起動させておく必要があるので、スマホの充電がなくなりやすいです。
なので僕はいつもこれを持って行ってます。
10000mAhの大容量なのに、とても小さくて軽量。
どれくらい充電が残っているかが、ランプでわかるのも良い点。
とても高性能なモバイルバッテリーで重宝しています。
私と嫁さんが使っている登山ギアはこちらのページでまとめています。
まとめ
以上、栂池自然園のレポートでした。
道は木道で整備されてるし、老若男女楽しめるハイキングコースだと思います。
僕の中で一番の目的だったオコジョや野生動物との遭遇は叶わなかったけど、大自然の中を歩くのはすごく気持ちが良かったし爽快でした。
お天気が目まぐるしく変わったのも、いろんな景色が楽しめて良かったかもね(笑)
気軽に高地を歩けるし、植物や大自然の景色が好きな人に超おすすめの場所だよ!!
私と嫁さんが使っているカメラ関連についてはこちらのページでまとめています。
お得な情報
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