2018年4月29日、ゴールデンウィーク初日に奥多摩の三頭山に登山をしに行ってきました。
新緑が美しい季節で、暑すぎず登山も気持ちよくできると思ってね。
今回は、奥多摩湖の麦山浮橋(ドラム缶橋)から三頭山を目指すコースを行きました。
三頭山の登山の中では、きついと言われているコースを行ってみました。
登山初心者の40代夫婦が、はたしてゴールできるのか(笑)
写真でコースの様子や登った感想を率直にレポートしていきます。
ドラム缶橋コースを行こうと思っている方は、是非参考にしてみてください。
今回の三頭山登山のコースの説明
今回の登山コースは以下です。
このコースを地図に落とし込むと以下のようになります。
上記ルート地図は、「ヤマレコ」さんを利用して作成したものです。
ヤマレコさんのサイトには、もっと細かく所要時間などを掲載したので、良かったらそちらも見てみてください。
今回初めてヤマレコさんの「ヤマプラ」というルート作成機能を使ってみました。
登山する前に「ヤマプラ」を使ってルートを地図に登録しておくと、ヤマレコのスマホアプリに連動して登山中GPSで地図上に自分たちの位置を示してくれるし、写真やメモを取るとその位置を地図に落とし込んでくれたりと、すごく便利でした。
地図はスマホにダウンロードしておけるので、電波が届かなくなっても使えました。
山登り記録を付けるのにすごく重宝するサイトです。
ただ、登山中ずっとスマホのアプリが起動しているので、電池のなくなりは早かったです。
なので、モバイルバッテリーを別途持っていって正解でした。
1台持っておくと便利ですよ。
そして今回のコースを僕の独断と偏見で★で示すこうなります。
最初にゆらゆらと揺れるドラム缶橋で奥多摩湖を渡って、三頭山登山口から三頭山山頂を目指すコースです。
三頭山登山口から三頭山山頂までは、ずっと登りが続きます。
それが結構な傾斜で、かなりきつい。
距離もやや長めなので、登山初心者や体力に自信がない人は要注意です。
下山は三頭山からムシカリ峠を経由して三頭大滝~都民の森へ行くルートです。
登山道自体は整備されていて比較的歩きやすいものの、岩や木の根で滑りやすくなっている個所もあるので、登山靴は履いて行った方が良いです。
山頂からの眺望も良いし、最後は滝も見ることが出来るので見どころが結構あるコースです。
奥多摩周辺の情報
三頭山(ドラム缶橋コース)の様子
それでは三頭山登山のスタートです。
青梅線で奥多摩駅へ
まずは三頭山がある奥多摩へ移動です。
今回は新宿から6時46分発の「ホリデー快速おくたま1号・奥多摩行き」に乗っていきました。
新宿始発の電車なので、座れる可能性が高いからね。
だた土日祝日は、奥多摩方面に行く人は多いので、出発時間ギリギリにホームに行くと、すでにたくさんの人が列を作っていると思います。
なので、6時46発と言ってもそれよりも早めに行って、並んでおいた方がいいですね。
新宿から奥多摩までは1時間35分かかるので、立って電車に乗っていたら山を登る前に疲れちゃう(笑)
奥多摩駅に着いたのは8時21分。
駅は多くの登山客で賑わっていました。
ここでトイレを済ましたり、登山計画書を書いて提出したりします。
電車が到着してすぐは、トイレがすごく混雑します。
特に女子トイレは大混雑です。
登山計画書は今回初めて書きました。
駅前で、「登山計画書提出してください」って、積極的に声をかけていたので。
なんか事故があったときに助けが必要になるかもしれないし提出するのは大事なことかも。
バスで小河内神社(バス停)へ
トイレを済まし、飲み物などを購入してから、バス停に並びます。
バス停は駅を出て正面にあります。
バスに乗る人の大行列が出来ていますが、土日祝日の混雑時は臨時便を出してくれます。
私は9時15分発の「鴨沢西行き(臨時便)」に乗りました。
車内は登山客でぎゅうぎゅう(笑)
今回の登山コースのスタート地点「麦山浮橋(ドラム缶橋)」の最寄りのバス停は「小河内神社」です。
小河内神社(バス停)までは35分でした。
料金はICカードで515円。
ぎゅうぎゅうのバスで、山道を揺られるのは少々疲れました(笑)
バスの時刻表や料金については、こちらのサイトで確認できます。
麦山浮橋(ドラム缶橋)
バスを降りると、そこは奥多摩湖。
すぐ下には目的の浮橋が見えます。
何を隠そう、今回このコースにしたのは、この浮橋を渡ってみたかったから(笑)
そのために、初心者には少々きついと言われているコースを選んだのです。
ということで、準備体操をして気合いを入れていざ登山開始!
奥多摩湖とは
奥多摩湖は1957年に小河内ダムにせき止められてできた人造湖です。
奥多摩湖周辺には観光スポットやハイキングルートが多数あるので、多くの登山客や観光客で賑わうスポットとなっています。
この橋、昔はドラム缶を利用していたようです。
今はプラスチック製の浮きに鉄で骨組みを組んだ浮橋になっています。
水に浮いているので、結構揺れます。
でも、浮橋自体はしっかりした造りになっていたので、渡っていても怖さはありませんでした。
湖面のすぐ上を歩いている感覚になれるので、渡っていてちょっと楽しいです(笑)
三頭山登山口へ
麦山浮橋を渡り終えたら、三頭山登山口を目指します。
浮橋を出たら、まず左に行き少し歩きます。
すると次のような分岐点が出てきます。
三頭山登山口に向かうには、この階段を登っていきます。
すると奥多摩周遊道路に出るので、右に曲がって周遊道路を歩いて行きます。
しばらく歩いていくと、道路の左側に三頭山登山口が出てきます。
この看板が目印。
ちょっと見づらいですよね。
そして登山口はこんな感じです。
こんなところ入っていくのかって感じですね。
ここから地獄の始まりです(笑)
三頭山登山口~イヨ山
三頭山登山口を出発したのは10時25分。
登山道に入ってからいきなり、かなりきつい勾配の道が続きます。
この写真くらいの勾配です。
これをずーっと登ってみなさい。
もうね、足がすぐパンパンになりますよ(笑)
息も上がるし、序盤で心が折れそうになります。
というか、折れた(笑)
こんな山道をヒーヒー言いながら登っていきます。
登山道自体はそれなりに整備されていて、歩きにくいことはありませんでした。
ただひたすら勾配がきつい。
木に囲まれて木陰になっているし、新緑の中を歩くのは気持ちいいんですけどね。
目線を下に移すと、可愛らしい花も咲いています。
なんていう花かわかりませんが、ひっそりと咲いているのがいいですねぇ。
で、何しろ勾配がきつい。
ゆっくり亀さんスピードで登って行くこと約1時間でイヨ山の山頂に到着。
樹木に覆われていて眺望はありません。
僕はこの時点でヘロヘロ。
でも、嫁はんは意外と元気。
同じ運動不足なはずなのに。。。。
な、なぜだぁ!!
イヨ山~ヌカザス山
イヨ山では特に休憩を取らずに、ヌカザス山に向かって歩きました。
こんな感じの木の根っこがあらわになった道を歩いたり。
こんな尾根道を歩いたり。
ずーっと森の中を歩いていきます。
山の上の方になってくると、バイクの音も聞こえなくなり、絶えず鳥のさえずりが聞こえるようになってきます。
ヌカザス山山頂に近づくにつれ、見た目で心が折れそうな急斜面が出てきます。(もうここまで何度も折れてる)
ロープを張ってある場所もあって、ロープを利用して登るところも。
太もももふくらはぎもパンパンパンです(笑)
イヨ山から約50分で、ヌカザス山山頂に到着。
ここも樹木に覆われていて眺望はありません。
時間が12時半くらいでちょうどお昼時だったので、ここでお弁当を食べることにしました。
ベンチとかはないけど、お弁当食べたり休憩したりするスペースはあります。
レジャーシートは持って行った方がいいかもね。
ヌカザス山~三頭山
40分くらいのランチ休憩を取った後、このコースのメイン三頭山を目指します。
この季節は新緑が綺麗ですね。
淡い緑が目にもやさしい!
コースは優しくないが。。。(笑)
三頭山への道は、イヨ山、ヌカザス山の時ほど勾配はきつくはないですが、それなりの勾配が続きます。
時折ある緩やかな道がすごく嬉しい。
でも、勾配が緩やかになっても、最初に受けたダメージが蓄積してるので、かなり足にきます(笑)
休み休みしながら、何とか三頭山頂上へ!
ヌカザス山からの所要時間は1時間10分でした。
三頭山とは
三頭山は、大岳山、御前山とともに奥多摩三山と呼ばれる山です。
西峰、中央峰、東峰の3つの頂上があることから三頭山(みとうさん)という名がつきました。
標高1531mで奥多摩三山の中で最高峰です。
まずは西峰へ。
三頭山西峰からは、お天気がいいと富士山を望むことが出来ます。
今回はそれが見たくて三頭山に登ったんですよね。
その景色がこちら!
富士山、う、薄い。。。
よーくみると富士山が見えるのわかります?
お天気は良かったんだけどな~。
霞む時もあるんですねぇ。
まぁ、薄くても見えたからいっかぁ。
続いて中央峰へ
ここが三頭山の一番高いところです。
そして展望台がある東峰へ。
ヤホ~と言いたくなる景色ですね!
奥多摩が山深いところだというのがよくわかります。
ミツバツツジかな。
とても綺麗に咲いていました。
かなりヘロヘロになったけど、これで三頭山制覇です!!
あとは山を下るだけだ!!
三頭山~ムシカリ峠
三頭山からの景色を堪能したあと、三頭大滝へ向かうために、まずはムシカリ峠に向かいます。
ブナの道を歩いていきます。
帰りは足取りが軽やか~。
と思いきや。。。
こんな階段が出てきます。
普段なら歩きやすくてひょいひょい行けるんでしょうけど、落ち葉があって滑りやすいということもあるし、何より登りで受けた疲労とダメージのせいで、下りは膝にがガクガクになります(笑)
私の足腰はポンコツになっていました。。。
下りって結構足腰に衝撃来るのよねぇ。
それでも何とかムシカリ峠に到着。
この分岐が目印です。
ここを左に曲がり、三頭大滝に向かいます。
ムシカリ峠~三頭大滝
ムシカリ峠からはひたすら下っていきます。
下るにつれて、石や岩が多くなってきて、結構歩きにくい。
私のボロボロの足腰にとどめを刺すかの如く(笑)
そして下っていくと、雰囲気が変わっていきます。
川が出てきて、辺りは苔の世界へ。
この苔むす景色も、今回見たかった景色。
なので、三頭大滝の方に周って下ってきました。
深い緑の世界が良いですよね~。
御岳山のロックガーデンでも見られる景色。
川の側を歩いていくのは気持ちが良いです。
疲れも飛んでいくような気に。
実際は飛んでいきませんが(笑)
動画も撮ったので、雰囲気を感じてみてください。
川が流れる音って良いですよね~。
奥多摩は自然が豊かなところだ!
このような苔の景色や川のせせらぎを聴きながら下ると、三頭大滝につきます。
三頭大滝を正面に見ることが出来るつり橋です。
つり橋からの景色はこちら。
落差は33mあります。
結構迫力ある滝でした。
ムシカリ峠から三頭大滝までの所要時間は約50分。
何とかたどり着きました。
ふひー疲れた(笑)
三頭大滝~檜原都民の森
三頭大滝から檜原都民の森までは、とても歩きやすい道に整備されていました。
ウッドチップも敷いてあって足にもやさしい!!
所要時間は約30分。
檜原都民の森のバス停い到着したのが、16時36分でした。
この日の終バスが、なんと16時45分。
ちょっと遅れてたら、バスに乗れなかったかもだ(汗)
もし檜原都民の森からバスで帰ろうと思っている人は終バスの時間に気を付けたほうがいいですよ!
終バスに並ぶ人は結構いたけど、バスは2台出してくれたので、座って帰ることができました。
16時45分に出発したバスは、17時55分に武蔵五日市に到着。
途中渋滞もあって、70分もかかったね。
ほんと座れてよかった(笑)
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トイレ・周辺施設について
スタート地点にトイレはありません。
トイレを済ましてからスタートしたい場合は、一つ手前のバス停「峰谷橋」で下車すると公衆トイレがあります。
スタートから山頂まではトイレが無く、ムシカリ峠付近の三頭山避難小屋や三頭大滝付近、森林館などにあります。
森林館にはレストランがあり飲食をすることが出来ます。
また都民の森駐車場の側には、売店もあるのでお土産や食べ物、飲み物を購入することが出来ます。
今回の登山装備
参考までに今回のハイキングで持って行った持ち物を書いておきます。
飲み物は2人分で、500ml3本買って行きまいたが、もう1本あっても良かったかなと思います。
山を登っている最中は汗かいて暑かったので、Tシャツでも全然OKでした。
ただし、山を下ってきて、だんだん日陰になってくると涼しくなってきたので、薄手のウインドシェルなどはあったほうが良いかも。
登山道は、木の根っこや岩、石などがゴロゴロしたりしているので、普通のスニーカーだと靴底が薄くて足が痛くなるかも。
靴底のしっかりしたトレッキングシューズを履いて行くのがおすすめです。
いつも思いますが、ユニクロのスポーツ系のシャツやパーカーは安いし便利ですよね~。
今回も大活躍でした!
あとはモンベルさんの製品も良く使わせてもらっています。
本当は、塩飴的なものを持って行きたかったんだけど、買うのを忘れて急遽買ったのがハイチューでした。
でも、疲れた時に食べるハイチューは最高に美味しかった(笑)
私と嫁さんが使っている登山ギアはこちらのページでまとめています。
今回の撮影機材
今回の写真撮影にはこちらのカメラとレンズを使用しています。
撮影機材
- カメラ
OM-D E-M10MarkII - レンズ
M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6
私と嫁さんが使っているカメラ関連についてはこちらのページでまとめています。
きついけど見どころが多いコース
今回の登山は、歩いた距離が12.2kmくらいで、標高差は約1000m。
かなりきつい急斜面を登る場面も結構あり、40代運動不足のおっさんにはかなり疲れる登山でした。
でも、気合と根性で乗り切れた(笑)
休み休み登れば、登れないこともない山です。
もっと楽に登りたい人は、奥多摩湖からではなく、檜原都民の森からならちょっとは楽かも。
今回のコースのいいところは、人が少ないこと。
奥多摩駅やバスの中には人がいっぱいいたのに、その人たちはどこに行ったんだってくらい、このコースを登っていた人は少なかったです。
周りの人を気にせず登れるのはすごくいいですね。
大自然を独り占めしてるような気分にもなれるしね!
うちの嫁さんは疲れてはいたけど、次の日も意外と元気でした。
私は筋肉痛により階段を上り下りするとき、声ださないと上り下りできませんでしたが(笑)
多少運動不足の登山初心者でも登れはすると思います。
ただし、それなりに疲れるし筋肉痛にもなる人もいると思うので、自分の体力とやる気に相談して、このコースに行くかどうか決めてくださいね。
他の人のレポート見ると、もう2度と行かないと書いている人もいるので(笑)
ちなみに私は、このきつさを忘れたころなら、もう1回行ってもいいかな。
緑も景色も綺麗なのでね。
ただあの急勾配だけがネックです(笑)
以上、三頭山ハイキングレポートでした!
※この記事は2018年4月に行った時の情報をもとに書いたものです。料金やサービス内容等の情報は現在と変わっている可能性があるのでご了承ください。
お得な情報
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