約3か月ぶりの登山に行ってきました。
今回行った山は、長野県の入笠山!
ゴンドラで山の上の方まで行くことが出来て、比較的お手柔らかということで行ってみることにしました。
ゴンドラ駅から少し歩いたところには入笠湿原があり、カッコウやウグイスの鳴き声がたくさん聴こえ、いろんな花が咲いていてすごく気持ちよく歩ける場所でした。
日本すずらんの群生地があるんだけど、ピークは過ぎていたのが残念。
それでもまだ枯れて無いすずらんもあったので、それなりに楽しめたのは良かったかな。
すずらん以外の花もたくさん咲いていて、植物や花が好きな人にはすごくおすすめの登山コースです!
入笠山ハイキングのコース概要
今回歩いたコースは以下の通り。
詳しい山行記録はヤマレコの方にアップしているので、そちらをご覧ください。
山行記録をつけていると、アプリをずっと起動させておく必要があるので、スマホの充電がなくなりやすいです。
なので僕はいつもこれを持って行ってます。
10000mAhの大容量なのに、とても小さくて軽量です。
どれくらい充電が残っているかが、ランプでわかるのも良いです。
充電も早いので、すごく便利!
とても高性能なモバイルバッテリーで重宝しています。
そして今回のコースを僕の独断と偏見で★で示すこうなります。
今回は写真を撮ることが多かったので、歩くペースはゆっくりでした。
登山コースは基本的に整備されているので、とても歩きやすいです。
湿原内は木道が設置してあり、入笠湿原~お花畑くらいまでだったらスニーカーでも十分歩ける。
入笠山の山頂を目指す場合は、山道を歩くのでトレッキングシューズの方が歩きやすいと思う。
斜面自体はそれなりに勾配はあるものの、距離が短いので初心者でも十分登れるコースです。
ゴンドラ山頂駅にはカフェやトイレなどの設備が揃っているし、山彦山荘やマナスル山荘などにもトイレはあるので便利。
ただし、入笠山山頂にはお店やトイレはないので、その点は注意してください。
富士見町周辺の情報
登山道までのアクセス
今回登山道までは電車とタクシーを利用して行きました。
本当はレンタカーを借りていきたかったけど、満車で借りれなかった(笑)
節約の意味も含めて、今回は特急あずさを使わないで行ってみることに。
新宿からの乗り換えと料金は以下の通り。
新宿から富士見駅までの合計は2677円。
特急あずさで行けば乗り換えなしで行けるんだけど、その場合料金は5650円。
半額くらいの料金で行くこと出来ます。
その代わり、特急だったら2時間強で行けるところ、京王線とJRの普通電車を乗り継いてい行くと3時間20分かかりました。
朝早い電車に乗ったので混んでなかったし、ずっと座れたのでそんなに苦じゃなかったかな(笑)
富士見駅から富士見パノラマリゾートまでは、無料のシャトルバスが出ています。
ただし、10時発のみなので、その時間に合わない場合はタクシーで行く必要があります。
タクシーは1680円だったので、それほど高くはなかったです。
入笠山登山の内容
では入笠山登山の詳細を紹介していきます。
富士見パノラマリゾートについたら、まずはゴンドラのチケット購入しましす。
往復券を購入すると、「入笠山に咲く花の小冊子」がプレゼントされます。
これがなかなか役に立つので、もらっておいた方が良いよ!
コロナウイルス感染対策の一環でチケット購入時は氏名、連絡先、住所などを記入する必要があります。(2020年6月)
チケットを購入したら早速ゴンドラ乗り場へ。
スキー場ではパラグライダーを楽しむ人たちもいました。
夏のスキー場ってあまり来たことがないんだけど、こういう楽しみ方もあるのね。
ゴンドラは多少混雑していると思ってたんだけど、行ってみたら意外と混んでなく待ち時間なしで乗ることが出来ました。
ゴンドラの所要時間は約15分くらい。
山頂駅に付いたらトイレを済まして、登山スタート!
ゴンドラ山頂駅~入笠湿原
まずは入笠湿原を目指します。
山頂駅付近にドイツすずらんの群生地があるんだけど、そこのすずらんはピークが終わってました。。。
でもニッコウキスゲなどが綺麗に咲いてて、それを見ながら歩くのはとても楽しい。
シダ系の植物も生い茂って、緑がすごく綺麗。
ウグイスがそこら中で鳴いているんだけど、姿は見つけられず(笑)
遠くの方ではカッコウも鳴いています。
鳥の鳴き声を聴きながら、気持ちの良い山道を歩いてく。
脇に目をやると、こんなコースも。
斜面を利用したマウンテンバイクのコースがあって、マウンテンバイクで駆け下りて行く人がちょこちょこいました。
スキー場の斜面を利用してマウンテンバイクのコースを作るって、なかなか面白いですよね!
斜面を駆け下りた人は、ゴンドラに自転車を乗せて登ってきて、また駆け下りるを繰り返すみたい。
ちなみにマウンテンバイク持ってなくても貸してくれるみたいです。
これ楽しそうだからちょっと興味あるんだけど、うちの嫁さんは怪我しそうだから多分やらないな(笑)
ゴンドラ山頂駅から写真を撮りながらゆっくり歩いて、約20分で入笠湿原に到着。
入笠湿原はシカから植生を守るためにゲートが設置してあります。
それを抜けて階段を下りて行くと湿原が広がっています。
あっけにとられるくらい綺麗な景色が広がっていました。
辺り一面が緑に包まれています。
レンゲツツジやアヤメなどが咲いていて、緑の中にオレンジや紫があるのも綺麗。
ゴンドラ降りて20分程度で来れちゃうからお手軽ですよね!
植物や花が好きな人にはたまらない場所だと思います。
湿原の中には立ち入ってはダメで、木道の上を歩きます。
若干雲の多い天気だったのが残念だけど、それでもこの景色。
木道を歩くととても清々しい気分になる!
湿原の景色と花を楽しんだ後、ゲートを抜けて山彦山荘へ。
山彦山荘~花畑~入笠山山頂
山彦山荘では食堂や売店があって休憩することが出来ます。
近くに公衆トイレもあるので、ここでトイレを済ましておくと良いかも。
入笠山山頂にはトイレがないので。
ここで珍しい花もあったので、それを撮影などしてからお花畑へ向かいます。
撮影した花の写真は、花の項目でまとめて紹介します。
ここから遊歩道に入って花畑方面に歩いて行きます。
遊歩道を抜けるとそこにはまたゲートがあるので、そのゲートを抜けるとお花畑です。
花畑には日本すずらん等の山野草が群生していて、注意深く見て歩くと様々な花を見ることが出来ます。
ゴンドラ山頂駅付近でドイツすずらんはピークが終わっていたけど、花畑の日本すずらんはまだ綺麗に咲いているものもありました。
まだ綺麗に咲いているすずらんを探して写真を撮りつつ、のんびり登っていきます。
花が好きな人には良い撮影スポットですね!
そしてまたゲート抜けると、登山道になって行きます。
登山道は石がゴロゴロしていて、いかにも山道って感じ。
勾配もそれなりにあるので、久しぶりの登山には少し堪えます。
途中、「岩場コース、迂回コース分岐」があるので、迂回コースへ。
岩場コースの方が距離が短いみたいだけど、道が険しそうなので今回は迂回しておきました(笑)
こんな感じの緑に囲まれた道を歩くのも久しぶり。
ちょっと息が上がるけど、心地が良いです。
登山道入り口から登り始めて30分弱くらいで山頂に到着。
空が雲に覆われていたのが残念だったけど、それでも辺りを見渡すことが出来る景色は絶景。
2000m弱のそこそこ高い山ではありますが、ゴンドラで1780m付近まで運んでくれるので、登る高さは大したことありません。
勾配はそれなりにあるけど、登る距離は短いので初心者でも十分登れるお手柔らかな山ですね。
ここで30分程度ランチ休憩をしてから、大阿原湿原を目指します。
入笠山~大阿原湿原
まずは入笠山を下って行きます。
途中分岐があるので、大阿原湿原方面に進みます。
勾配がきつめで、下る時に滑りやすいので十分気を付けながら下りましょう。
入笠山山頂を出発してから、35分程度歩くと大阿原湿原に到着。
1周約30分くらいで周れる湿原。
さっそく木道を進んでいきます。
少し歩いて行くと、そこにはすごく気持ちよい景色が広がっていました。
この時期の湿原って、ほんと緑が綺麗で清々しい景色ですよね。
ここで立ち止まって、ずっと深呼吸していたいくらい(笑)
ちょろちょろ流れる小川の水もすごく綺麗。
水の音も癒されます。
緑の中にオレンジのレンゲツツジがちょこちょこあるのも、景色にアクセントを加えて良いね。
そして中間地点のテイ沢分岐に到着。
本当はテイ沢の方からぐるっと周るルートを行きたかったんだけど、時間があまりなかったので今回は断念しました。
ゴンドラの最終時間が有ったので。
今度来る時は、車で早朝に来て、時間を気にせず歩きたいね。
テイ沢分岐から大阿原林間コース方面に歩いて行きます。
すると雰囲気がガラリと変わって、苔生す世界に。
緑の色が深く濃くなり、これもまた綺麗な景色になっていました。
水も綺麗!
途中立派な岩があって、その岩も苔生していて、重厚な存在感を放っていました。
こんな景色を見つつ、木道を歩き進めて、大阿原湿原入口へ。
いろんな景色が楽しめるので、入笠山に行ったら大阿原湿原も見ておきたい場所です。
大阿原湿原~入笠湿原~ゴンドラ山頂駅
ゴンドラの最終時間があるので、急いで大阿原湿原から入笠湿原の方に戻ります。
1時間弱くらいで入笠湿原に到着。
そして入笠湿原から階段を登ってゴンドラ山頂駅の方へ。
この階段が結構長くて、登っていると息が上がります(笑)
地味に堪える。
湿原に木道の景色は味があって良いですよね~。
階段を登り切ってから5分くらいでゴンドラ山頂駅に到着。
ハイキング終了です。
久しぶりの山だったので、少々疲れましたが心地の良い疲れでした。
山歩きはやっぱりいいもんですね!
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入笠山ハイキングで見られる植物や花
入笠湿原や花畑にはたくさんの植物があって花を咲かせていました。
今回見ることが出来た花をまとめて紹介します。
日本すずらん
入笠山周辺には100万本の日本すずらんが自生していて6月に見頃を迎えます。
入笠湿原と言ったらすずらんが有名みたい。
僕が行った時は、ピークは過ぎていましたが、花畑にはまだまだ綺麗に咲いている日本すずらんがたくさんありました。
小さな花で花が下を向いているので、写真を撮るのが難しいのですが、綺麗なすずらんを探しながら歩くのもまた楽しいです。
とても可愛らしい花ですよね~。
- 撮影した場所:花畑
- 見頃:6月上旬~6月下旬
ニッコウキスゲ
ニッコウキスゲが咲き始めていました。
オレンジ色が鮮やかな綺麗な花。
オレンジ色の花って見てて元気がもらえるのは僕だけ?
ちょこちょこ咲き始めていて、これから見頃を迎える感じでした。
- 撮影した場所:入笠すずらん山野草公園
- 見頃:6月下旬~7月下旬
ノコギリソウ
白い小さなが花がたくさん密集していて、葉っぱの形がギザギザなのが特徴。
古くから薬としても使われてきた植物だそうです。
- 撮影した場所:ゴンドラ山頂駅周辺
- 見頃:7月上旬
サラサドウダン
小さな木に、赤い鈴みたいな花をたくさん咲かせていました。
とても可愛らしい花で、別名はフウリンツツジとも呼ばれいるみたい。
ツツジの仲間なのね。
- 撮影した場所:入笠すずらん山野草公園
- 見頃:6月
アヤメ
入笠湿原ではアヤメが見頃を迎えていて、たくさん咲いていました。
緑の湿原に紫色の花が咲いていると結構目立つ(笑)
これからが見頃のようです。
- 撮影した場所:入笠湿原
- 見頃:6月下旬~7月下旬
レンゲツツジ
レンゲツツジは今がまさに見頃。
赤い花をたくさn咲かせていて、ひと際目立った存在になっていました。
緑の湿原に赤い花が咲いていると、華やかさが一気に増して良いですね!
- 撮影した場所:入笠湿原
- 見頃:6月中旬~7月上旬
キバナノアツモリソウ
とても不思議な形をした花。
植物に全然詳しくないので知らなかったんだけど、絶滅危惧種に指定されているみたい。
珍しい形の花だから、採っちゃう人が多いのが原因だそうな。
見つけても採っちゃダメよ。
- 撮影した場所:山彦山荘
- 見頃:6月~7月
釜無ホテイアツモリソウ
こちらもアツモリソウの仲間。
幻の花とも言われるくらい貴重な花だそうです。
だからみんなこぞって写真撮ってたのか(笑)
この釜無ホテイアツモリソウは、野生ランの王者って言われてるくらいなんだって。
花が好きな人は、この花見つけたらうひょーってテンションが上がるのかな。
- 撮影した場所:山彦山荘
- 見頃:5月中旬~6月中旬
オオアマドコロ
釣鐘状の花を咲かせるユリの仲間。
薄い緑がかった白い花で、緑の葉っぱに囲まれると、あまり目立たないね(笑)
- 撮影した場所:山彦山荘
- 見頃:5月下旬~6月
クリンソウ
この花はたくさん咲いていて、今が見頃といった感じでした。
群生している場所があって、赤い花が咲き乱れている光景はとても綺麗。
入笠湿原から花畑に向かう遊歩道沿いに咲いています。
- 撮影した場所:山彦山荘~花畑間の遊歩道
- 見頃:6月上旬
キバナノヤマオダマキ
薄い黄色で、これまた不思議な形の花。
苧環(おだまき)という紡いだ麻糸を丸く撒いたものに形が似ていることからこの名前がついたんだって。
これから見頃のお花のようです。
- 撮影した場所:花畑
- 見頃:7月上旬
こんな感じでいろんな花が見られる場所でした。
春にはカタクリの群生が咲いたり、8月下旬にはエゾリンドウの群生が見事に咲くみたい。
時期を変えて行ってみるのも楽しそうです。
私と嫁さんが使っているカメラ関連についてはこちらのページでまとめています。
登山の持ち物について
今回の登山に持って行った持ち物や服装はこちら。
山の上の方は涼しいけど、僕はTシャツで問題なく登れました。
ただし、山頂で昼ご飯を食べている時は、結構肌寒かったので、薄手のウインドブレーカーくらいはあった方が良いです。
登山道は比較的整備されていますが、入笠山山頂を目指す場合はトレッキングシューズを履いた方が足への負担が減って良いです。
若干石がゴロゴロしたりする箇所もあるので。
入笠山山頂は目指さず入笠湿原や花畑周辺を散策するくらいなら、スニーカーで問題ないですね。
登山時にカメラを持ち歩く時に、このカメラバッグあると便利です。
防水だしクッション性もあるので、一眼レフなどのカメラを持ち歩く時は重宝します。
私と嫁さんが使っている登山ギアはこちらのページでまとめています。
まとめ
以上、入笠山登山についてでした。
ゴンドラで上に行けるので、年配の方でも楽しめる場所です。
湿原の景色がとても気持ちよく、鮮やかな緑の中を歩くとそれだけでリフレッシュ出来ます。
山頂に行かなくても入笠湿原、花畑、山野草公園を散策するだけでも楽しいと思う。
花はたくさん咲いているし、鳥の鳴き声もたくさんするので。
お花好きな人に超おすすめいたいスポットです!
※この記事は2020年6月に行った時の情報をもとに書いたものです。料金やお店のサービス等の情報は現在と変わっている可能性があるのでご了承ください。
お得な情報
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