2019年8月17日に、山梨県の大菩薩嶺の登山に行ってきました。
夏の大菩薩嶺は今回が初めてだったんだけど、緑が鮮やかでとても綺麗な景色を楽しむことが出来ました。
標高が2000m付近と高いので、都心よりも気温は低め。
陽がかげると涼しいくらいです。
真夏の登山にも向いてる場所ですね。
鹿の群れの目撃情報も多かったので、鹿を見るのも今回の登山の目的。
果たして、鹿と会うことは出来たのか!(笑)
この記事では夏の大菩薩嶺の登山ルートの内容などをレポートしていきます。
うちの登山ギア
今回の登山のルート
今回の登山ルートは、上日川峠からスタートして、上日川峠に戻ってくるルートにしました。
このルートを地図に示すと以下のようになります。
詳しい山行記録はヤマレコの方にアップしているので、そちらをご覧ください。
山行記録をつけていると、アプリをずっと起動させておく必要があるので、スマホの充電がなくなりやすいです。
なので僕はいつもこれを持って行ってます。
10000mAhの大容量なのに、とても小さくて軽量です。
どれくらい充電が残っているかが、ランプでわかるのも良いです。
充電も早いので、すごく便利!
とても高性能なモバイルバッテリーで重宝しています。
そして今回のコースを僕の独断と偏見で★で示すこうなります。
大菩薩嶺の標高が2057mと高めですが、バスや車で上日川峠まで行ってしまえば、登る高さはそんなにありません。
累積標高も500m程度なので。
とはいえ、唐松尾根方面のルート(福ちゃん荘から雷岩まで行くルート)は、このルートの中でも斜面が急で険しめのガレ場を行くので、それなりに疲れるし汗もかきます。
でも、急なガレ場を下るのは滑りやすいし足にもダメージが蓄積するので、このルートを下山するのは結構大変。
そういう意味でも、唐松尾根方面のルートを登って、帰りは大菩薩峠の方から福ちゃん荘に下山するルートをおすすめします。
今回、僕が歩いたルートね。
2000m級の山の稜線を比較的気軽に歩けるという意味では、初心者にもおすすめの山だと思います。
ちなみに昨年の秋に大菩薩嶺を登った時は、帰りを大菩薩嶺~丸川峠~大菩薩峠登山口というルートにしたのですが、これはかなり大変でした(汗)
距離も長いし、結構急な斜面を下りたりするので。。。
がっつり歩きたい人は良いけど、気軽に登山を楽しみたい人には、丸川峠のルートはおすすめしません。
その様子はこちらの記事で書いているので、気になる人は読んでみてください。
今回の記事と見比べると、夏と秋の大菩薩嶺の景色の違いも分かって面白いと思います。
大菩薩嶺登山の内容
大菩薩嶺登山の内容を写真多めで紹介していきます。
上日川峠~福ちゃん荘
登山のスタートは、上日川峠から。
上日川峠のバス停付近には「ロッヂ長兵衛」があります。
この付近には公衆トイレもあるので、まずはここで登山の準備を行います。
ロッヂ長兵衛では、桃も売ってました。
1個100円でも売っていて、それを購入して登山前にかぶりついている人もいました(笑)
うちは1箱お取り置きさせてもらい、帰りに受け取ることに。
取り置いてくれるのは嬉しいですよね!
この桃をゲットするのも今回の登山の目的の一つだったので、まずは達成できてよかった(笑)
ということで、トイレも済まし、いざ登山開始!
まずは福ちゃん荘をめざして歩きます。
上日川峠から福ちゃん荘までは、木々が生い茂る林の中の登山道を行きます。
深い緑に囲まれた登山道で、すごく気持ちがよい!
この日、都心では37度とかなりの猛暑だったようですが、ここは結構涼しかったです。
直射日光が当たるところはそれなりに暑くなるけど、木陰に入ると涼しくて歩きやすかった!
夏の登山は、この鮮やかな緑の中を歩いて行けるのが良いですよね~。
今にも鹿が出てきそう(笑)
辺りを見回して歩くも、この近辺では見つかりませんでした。
福ちゃん荘までは、少し登りがあるものの、とてもお手柔らかなので軽く歩けちゃうと思います。
福ちゃん荘~雷岩
福ちゃん荘では、食事が出来たりかき氷が食べられたり出来るので、まずはここで一休みする人が多いです。
僕たちもここで一休み。
夏場は、こんな嬉しいものも売っています。
冷たい水で冷やした桃!
1個150円だったので、1つ買ってみました。
キンキンとまではいかないけど、冷えていました。
そして、皮ごとかぶりつくと果汁がジュワーッと溢れてくる(笑)
あまーーーい!!
うまーーーい!!
山梨の桃はやっぱり美味しいね。
これは食べておかないと損です(笑)
美味しい桃で一息ついた後、登山再開です。
福ちゃん荘付近に分岐があるので、ここで唐松尾根方面に向かいます。
笹が生い茂る中を歩いていきます。
辺り一帯、緑に包まれていて、すごく気持ちの良い登山道です。
道の状態はこんな感じです。
石や岩がゴロゴロしているけど、勾配自体はそんなに急じゃないので、問題なく歩いて行けます。
これくらいの道の方が登山してる~って感じで良いよね!
しばらく歩いていると、急に辺りが暗くなります。
一瞬にして霧に包まれました。
天気が変わりやすいなぁ。
でも風もあって、晴れたり霧がかったりしてました。
霧の中に入ると、すごくひんやりしたね。
真夏とは思えなかった(笑)
辺りには、黄色い花がチラホラと咲いていました。
マルバダケブキという花。
この花はいろんなところに咲いていました。
花も楽しみつつ歩いていると、だんだんと道も険しくなっていきます。
でもまだまだ体力には余裕があるので、難なく登っていきます。
そして前方に苔に覆われた、立派な木を発見。
前日の雨の影響か、水の滴が滴っていました。
これがまた、なんとも神秘的な景色を作り出していました。
嫁さん、思わず写真を撮るのに夢中になっていました(笑)
こういう小さな景色も美しい!
登山道はだんだんと勾配が急になっていきます。
道もガレガレになってきて、滑りやすくなっていきます。
登るのはまだいいけど、これを下りるとなると、結構きついかもね。
急な勾配を登って行くと、辺りの景色が変わっていきます。
振り返るとそこには絶景が。
とても見晴らしが良くなってきました!
ヤマホタルブクロも咲いていました。
こちらは「オニユリ」かな。
そしてこちらは群生していた、「コウリンカ」という花。
この花が群生しているのがまた綺麗。
少し開けてきて、こんな美しい景色も楽しめます。
チョウやハチなどの昆虫もたくさん飛んでた。
そして、赤とんぼもいっぱい。
山の上は秋が近づきつつあるようです。
ここまでくると雷岩まであと少し。
風もあり雲の流れが速い。
標高が高いからこその景色ですね。
とても幻想的でした!
そして雷岩に到着。
急登もあり、それなりに疲れたけど、他の山に比べたらお手柔らかかな。
雷岩の上に登って、景色を楽しむ嫁さん。
雷岩から見える景色がこちら。
遠くの山々まで見渡せます。
本当だったら、富士山も見えるんだけど、この日は雲に覆われていてみることが出来ませんでした。
ん~~、残念。
大菩薩嶺って言ったら、富士山が見える景色が有名なんですけどねぇ。
雷岩~大菩薩嶺~雷岩
雷岩から大菩薩嶺頂上を目指します。
雷岩付近や大菩薩嶺の頂上付近でシカの目撃情報が多かったので、辺りを注意深く見ながら歩きます。
山頂付近は木も多く、木陰になっていて涼しい。
苔もたくさん生えていて、これまたコダマが出そうな神秘的な景色が広がります。
そして頂上到着。
大菩薩嶺の頂上は、木々に囲まれているため、眺望が望めないのが残念。
でも木陰になっているので、涼しい場所でお弁当が食べたいっていう人には良い場所かもね。
そして鹿は、見当たりませんでした~。
ん~、おかしい。
100%見られると思っていたのに。。。。
そんなことを思いつつ、雷岩に戻ります。
戻る道すがら、鹿を探すも全く気配なし。。。。
え、今日もしかして見れないの??
雷岩~大菩薩峠
雷岩から大菩薩峠方面に向かいます。
このルートは稜線歩きがとても楽しいルート。
途中で適当な岩を見つけて、まずはモグモグタイムです。
新宿駅で買っておいたおにぎり。
山の上でのおにぎりは、いつ食べても最高や!
おにぎりをモグモグしていると、何やら近くで鳥の鳴き声が。
おもむろにカメラを構えてみる。
そして撮れた写真はこちら。
コガラさんです!
黒い帽子をかぶってる感じが特徴の小鳥ね。
次か次へ枝を移って行くから写真撮るのが難しい。
やっと撮れた一枚も若干ピンボケ(笑)
そしてピントが合った写真が一枚取れた!
と思ったら、枝で顔が隠れてるって言う、なんとも残念な結果に。
野鳥撮影、まだまだ修行が必要ですねぇ。。。
モグモグタイムを終えて、大菩薩嶺の醍醐味稜線歩きへ!
こんな感じの道を歩いていきます。
夏は辺りが緑色になっていて、すごく清々しい気分で歩けます。
時々、景色が良さげな場所を見つけて、こんな写真も撮ってみる。
山登った~!って感じの写真になってますよね(笑)
岩は少し高いところにあって落ちたら怪我すると思うので、写真撮る時は落ちないように気を付けましょう。
こんな写真を撮ったりして、楽しみながら稜線を歩いていきます。
鹿いないかなぁって思いながら、稜線を眺める私。
いないんだよねぇ、鹿(笑)
こんな登山道見たら歩きたくなりますよね~。
ここからも富士山は見えず。
それでも、とても綺麗なパノラマビューが楽しめます。
夏は山の斜面が緑色なのが良いな。
めちゃくちゃ美しい景色でしょ。
僕も嫁さんんも、終始ニコニコしながら歩いていました。
目も癒されるよね~。
道は石や岩が多かったりするので、下りは滑らないように気を付ける必要があります。
多少勾配もあるけど、そんなにきつくはありません。
写真撮りながら稜線歩きを楽しんでいると、大菩薩峠に到着します。
大菩薩峠でちょっと小休止。
大菩薩峠~福ちゃん荘~上日川峠
ここまで来たら、後は上日川峠に戻ります。
ここまで鹿には会えなかったから、今回は会えないんだとあきらめムード。
それでも、辺りを見渡しつつ下山します。
そしたら、森の奥の方に。。。。
いた~~~!!!
しーかー!!!
それも鹿の群れ―!!!
結構遠くだったんだけど、嫁さんに鹿いた~って言うと、慌てる嫁(笑)
写真を撮ろうにも、慌てて上手く撮れず、「落ち着け私」って言ってた。
あまりにも鹿に会いた過ぎて、実際に見つけたらプチパニックを起こしたのね(笑)
そして僕はというと、落ち着いてるつもりだったけど、体は焦っていたのか石につまずき足を捻りました。。。
下山してる時、とても痛かった(苦笑)
どうも野生動物を発見すると、テンションが上がってしまう夫婦なんですねぇ。
辺りを見渡すと、結構な数がいて、目視出来ただけでも9頭いました。
ちょっとしたら嫁さんも落ち着きを取り戻し、写真もパシャパシャ撮れました。
まあまあ離れてたけど、望遠レンズがあって良かった。
鹿のみなさん、ちょいちょいこちらを見ます。
この子もこちらをちらり(笑)
可愛い顔してやがる!!
こちらはバンビちゃんかな。
ちょっと小さめの鹿も何頭かいました。
バスの時間があったので、あまりゆっくり撮影は出来なかったんだけど、鹿の群れ発見できてよかった!
目的達成です。
他の人のインスタを見ていると、オコジョを見ている人もいたんだけど、それは見つけられませんでした(笑)
やりたいことを達成したので、後は急いで戻るのみ。
大菩薩峠から福ちゃん荘までの道のりは、比較的勾配も緩やかだし道も整備されているので歩きやすいです。
こちらのルートには小川も流れていたりして、行きとは違う景色が楽しめます。
こんな苔に覆われた世界などもあったり。
帰りに福ちゃん荘で桃を見てみたら、1個100円になっていた!
食べたかったけど~。
時間がなかったので断念。
木々の緑も美しいし、下山も森林浴を楽しみながら歩くことが出来ます。
終始とても気持ちよく歩くことが出来ました。
上日川峠に着いたのは15時04分。
乗りたかった、15時のバスは行ってしまった。。。。
鹿に時間取られたからしかたないねぇ。
ということで、15時45分のバスで帰ることにしました。
バスが来るまでロッジ長兵衛でかき氷を楽しんで待ちました。
いちごみるく~。
疲れた体に練乳の甘さが染みわたります(笑)
そして、お取り置きしてもらっていた桃も受け取ります。
大きな桃が6つと小さな桃2つの計8つ入って1000円です。
そして帰って冷やして食べましたが、めちゃくちゃ甘くて美味しい!!
これ、もう一箱欲しかった(笑)
でもバスで帰るから1箱が限界。
車だったら2~3箱欲しい桃でした。
【PR】
登山道までのバスでの行き方や混雑状況
新宿から登山道までのアクセスを紹介します。
行きは甲斐大和に着いたときは、バス停に行列は出来ていませんでしたが、バスが来る頃には結構な列が出来ていました。
結構混雑していましたが、バスの本数は出してくれていたので、並んでいる人みんな乗れたんじゃないかなぁ。
バスは全員が座るタイプの小さめのものでした。
次のバスが来るまで、多少待つ必要はあるので、早めにバス停にいたほうが良いとは思います。
駅の近くにセブンイレブンがあるので、食料や飲み物などを買えるのが良いね。
バスは、結構な山道を行くので、乗り物に酔いやすい人は要注意。
酔い止めを飲んでおいた方が良いでしょう。
上日川周辺には駐車場もあるけど、バスが着いたときにはすでにいっぱいだったので、車で行く人は早めに行った方が良いでしょう。
バスの時刻表はこちら。
帰りのバスは15時45分が最後なので、間に合うように下山してきましょうね。
帰りのバスも問題なく乗ることが出来ましたが、時間に余裕を持ってバス停で待っていた方が無難だと思います。
おすすめ情報
HISならフルーツ狩りなどの山梨の魅力的なバスツアーがたくさんあります。
今回の登山の装備
今回の登山に持って行った装備や服装はこちら。
山の上は涼しいとはいえ、歩いているとすごく汗をかくので、Tシャツで十分でした。
後で着替えるように替えのTシャツを持って行った方が良いですね。
僕は使いませんでしたが、山の上で陽がかげったり風が吹くと少し涼しく感じるときもあるので、ウインドシェルのような羽織るものもあると良いかもね。
汗はかなりかくので、塩分補給用タブレットやスポーツドリンク、お茶などの飲み物は忘れずに。
何かあった時のために上の地図も持って行くようにしておきましょう。
私と嫁さんが使っている登山ギアはこちらのページでまとめています。
今回の撮影機材
今回の写真撮影にはこちらのカメラとレンズを使用しています。
撮影機材
- カメラ
OM-D E-M10 MarkⅡ - レンズ
M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6
M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7Ⅱ
私と嫁さんが使っているカメラ関連についてはこちらのページでまとめています。
公共交通機関で行けるおすすめの山
以上、夏の大菩薩嶺登山でした。
夏は緑色が鮮やかで、秋とは違う美しさがありました。
歩いていて、とても清々しい気持ちになれる(笑)
目的の鹿にも遭遇出来たし、桃もゲット出来たので、大満足の登山でした。
登る距離もそんなに多くないので、登山初心者でも登れる山だと思います。
気温もそれほど暑くないので、夏登山にも向いていますね。
バスで登山道入口まで行けるので、車に乗らない人も行きやすい山だと思います。
緑の稜線を歩きに行ってみていはいかがでしょうか!
2020年の秋に行った際は、山の上で鍋焼きうどんを食べたり綺麗な富士山の景色を楽しんでいます。
その様子はこちらの記事で書いているので、合わせて読んでみてください。
※この記事は2019年8月に行った時の情報をもとに書いたものです。料金やお店のサービス等の情報は現在と変わっている可能性があるのでご了承ください。
お得な情報
クーポンやタイムセールなどを利用しています!