2023年12月9日に天園ハイキングコースで紅葉登山を楽しんできました。
天園ハイキングコースは、神奈川県鎌倉市にある通称「鎌倉アルプス」と呼ばれているコースです。
この時期は獅子舞の谷の紅葉が見頃を迎えて、一面が紅色に染まる美しい景色が楽しめることから、たくさんの登山客で賑わう場所です。
今回は、建長寺から天園ハイキングコースに入り、途中散在ガ池森林公園に立ち寄り、大平山~獅子舞の谷に行くというルートを歩きました。
建長寺や獅子舞の谷の紅葉はまさに見頃で、思う存分美しい景色を楽しむことが出来ました。
登山中に立ち寄った一丁焼きこたろうの天然たい焼きや、登山後に立ち寄ったクレープリーアルモリックのクレープもとても美味しくグルメも楽しめました。
この記事では天園ハイキングコースの紅葉を中心に紹介して行きます。
うちの登山ギア
天園ハイキングのコース説明
今回歩いたコースは以下のような内容になっています。
詳しい山行記録はヤマレコにアップしています。
そして今回のコースを僕の独断と偏見で★で示すこうなります。
今回は北鎌倉駅をスタートし、建長寺を経由して天園ハイキングコースを行くルートを歩きました。
途中、今泉台分岐から散在ガ池森林公園の方にも行き、公園をぐるりと一周周ってから天園ハイキングコースに戻って来ています。
天園ハイキングコースは基本的に緩やかな道が続きますが、適度にアップダウンがあるのでそこそこ歩き応えはあります。
所々岩々した道を行ったりと、変化があって楽しい道です。
散在ガ池森林公園は、馬の背の小径が公園の道というよりも登山道って感じで意外と体力が奪われました。
のんびり小径の方は、緩やかな道なので歩きやすく紅葉ものんびり小径の方が楽しめたので、散在ガ池森林公園に行く場合はのんびり小径をおすすめします。
天園から獅子舞の谷までの下りも比較的歩きやすいですが、道幅が狭いので譲り合って歩く必要あります。
特に紅葉の時期は混雑するので紅葉の観賞も含めて譲り合いましょう。
獅子舞から亀ヶ淵までは、沢沿いの道を行くルート。
地面が湿っていて滑りやすい個所もあるので、気を付けて歩く必要があります。
ぬかるんでいる個所もあるので、汚したくない靴は履いて行かない方が良いかも。
下山後も鎌倉周辺を散策したので、歩いた総距離は長めです。
距離を短くしたい場合は、亀ヶ淵から獅子舞の谷をピストンするのがおすすめです。
ヤマレコなどの登山アプリを使用しているとスマホの充電の減りが早いです。
念のためにモバイルバッテリーを持って行った方が良いです。
私はこのモバイルバッテリー使用しています。
軽量コンパクトで使いやすいし、日帰り登山くらいならこれで十分です。
天園紅葉ハイキングの様子(写真)
天園紅葉ハイキングの様子を写真と感想で紹介していきます。
登山道の雰囲気や状況、紅葉などの景色の参考にしてみてください。
北鎌倉駅~建長寺
スタートはJR北鎌倉駅。
近くのコンビニに立ち寄っておにぎりなどを購入してから建長寺に向かいます。
北鎌倉の駅から徒歩15分くらいで建長寺の入口に到着。
ここで拝観料を支払って中に入ります。
建長寺経由でハイキングコースに行く場合、建長寺の境内を通って行くので拝観料が必要となります。
中に入るとドデカい三門が構えています。
建長寺は10年以上前に来たことがあるけど、どんな場所かすっかり忘れてたなぁ。
すごく立派なお寺だったのね。
建長寺は、建長寺臨済宗建長寺派総本山で鎌倉五山第一位の日本で最初の禅寺です。
建長5年に開基を北条時頼、開山大覚禅師で創建された由緒あるお寺。
けんちん汁発祥のお寺としても有名ですよね。
国の重要文化財にも指定されている三門や国宝の梵鐘などがあるので、それらを見学しながら散策します。
これがその梵鍾。
かなり立派な鐘です。
こちらはビャクシンという木。
樹齢は約760年だそう。
開山大覚禅師が中国から種を持って来て、建長寺創建時に巻いたとされています。
お寺と同じ年月を過ごしてきた木ってことね。
こちらは仏殿。
ここでお参りをしておきました。
仏殿の後ろにあったのが法堂。
法堂でもお参り。
そして天井には立派な雲龍図が描かれていました。
なんかめちゃくちゃ迫力あるな。
お参りや境内の見学をしつつハイキングコースを目指します。
建長寺の境内のモミジも見頃を迎えていて、すごく綺麗な色に色づいていました。
お寺のモミジも風情があって良いよね~。
竹林とモミジが生い茂る参道。
ここを歩くだけで心が浄化された気分になる。
お寺の奥の方に行くと階段が出てきます。
モミジの景色を楽しみながら登ると、階段もきつく感じない(笑)
イチョウの黄色を背景に撮ったモミジ。
黄色と紅のコントラストが美しい。
狛犬も紅葉を楽しんでるように見えるね(笑)
灯籠とモミジも風情がある。
外国人が喜びそうな風景ですな(笑)
階段は結構な段数があるけど、そんなに気にならなかったのは、景色を楽しみながら歩けたからかも。
後は写真を撮るのに立ち止まるから、それが良い休憩になっていたのかもしれない。
お寺の上の方に行くと、天狗様がずらりと並ぶエリアに出ます。
モミジを背にした天狗様。
なんかかっこいいね。
階段を登り切ると半僧坊という場所に着きます。
そこには富士見台があって、天気が良いと富士山も眺められる。
この日は天気は良かったものの霞がかかってて、富士山は薄めに見えました。
相模湾見晴台というのもあって、そこからは遠くに相模湾も見えました。
結構な階段を登るので、見晴らしは良いです。
ここからさらに階段を登って行って、ハイキングコースを目指します。
建長寺~天園ハイキングコース
建長寺から幅の狭い石段を登って行くと、勝上献という場所に出ます。
そこから天園ハイキングコースのスタート。
ちなみに勝上献からも天気が良いと富士山が見えますよ。
天園ハイキングコースは、こんな感じの登山道。
道は全般的に整備されていて歩きやすくなっています。
時々岩々した個所もあったりするし、アップダウンもそこそこあるので、ゆるハイクなんだけど歩き応えはなかなかあります。
木々も生い茂っていて、空気もひんやりして歩いていて気持ちが良い。
勝上献から10分くらい歩くと今泉台分岐に到着。
ここで一旦天園ハイキングコースから逸れて、散在ガ池森林公園に向かいます。
一丁焼きこたろう&散在ガ池森林公園
まずは普通の住宅街を歩いて北鎌倉台商店街を目指します。
公園の近くにある有名なたい焼き屋さんに寄るのが目的。
そのお店がこちら。
一丁焼きこたろうです。
一丁焼きはたい焼きを1個1個丁寧に焼いて行く手法で、天然たい焼きとも呼ばれている焼き方ね。
以前テレビにも出たことがあるお店で、その時はめちゃくちゃ行列が出来ていたらしい。
今は落ち着いていて、普通に買うことが出来ました。
店主のオジサンがとても気さくで、楽しく話しながらたい焼きを焼いてくれる。
2匹いっぺんに焼ける型って初めて見た。
香ばしい匂いが辺り一面に漂ってくる。
こちらが焼きあがったたい焼きです。
薄皮で周りがサクサクして香ばしい。
あんこは粒がしっかりした粒あんで、店主が毎日炊いて作るこだわりのあんこ。
甘さ控えめで、とても食べやすく美味しいあんこです。
1匹400円とちょいといい値段がするたい焼きだけど、それだけ自信があるんだと思います。
焼きあがるのに少し時間がかかるので、お客さんが多いとすぐに列が出来ちゃいそうな感じだったけど、ちょっと寄り道して食べに行く価値はあると思うよ。
たい焼きを食べた後は、散在ガ池森林公園を散策します。
ここから公園に突入。
まずは馬の背の小径を行く。
馬の背の小径は道幅が狭く意外とアップダウンがあって、公園の遊歩道というよりは登山道って感じだった。
意外と体力を奪われました(笑)
こちらが散在ガ池。
紅葉も綺麗に色づいていました。
目的はここにいるであろう鳥ちゃんだったんだけど、鳥っ子一羽もいなかった(苦笑)
戻りはのんびり小径の方を歩いて行きます。
のんびり小径の方がアップダウンもあまりなく歩きやすかったな。
のんびり小径の方が紅葉を楽しめるし、もしも散在ガ池に行くんだったらのんびり小径を歩くのをおすすめします。
こんな感じの紅葉を楽しむことが出来るので。
散在ガ池も紅葉は楽しめるので、体力と時間に余裕がある人は足を延ばしてみるのも良いかもです。
天園ハイキングコース~天園
天園ハイキングコースに戻って、大平山山頂を目指します。
全体的にはゆるハイクですが、時々こんな感じの登りが出てきます。
多少アップダウンがあった方が、道に変化があって歩いてて楽しいよね。
岩の囲まれた道もあります。
鎌倉アルプス特有の道ですね。
参照が近づくとちょっとだけ斜面がきつくなります。
でも距離は短いのですぐに登れちゃう。
天園ハイキングコースに戻って来て、歩いて30分くらいで大平山に到着。
標高は159mで、山頂って感じの場所ではないので、標識の写真を撮ったらすぐに移動。
山頂から少し下りた場所に広場があるんだけど、そこは混んでいたので天園の方まで行ってランチ休憩をすることに。
おにぎりを食べてエネルギーを補給したら、今回の登山のメイン獅子舞の谷に向かいます。
天園~獅子舞の谷~亀ヶ淵
獅子舞の谷に向かって下山していきます。
下りて行くにつれて周囲の景色がだんだんと華やかになっていく。
10分も歩くと獅子舞の谷に到着。
獅子舞の谷の紅葉はまさに見頃で、辺りが秋色に包まれていました。
モミジの色が鮮やかすぎる(笑)
獅子舞の谷は、以前は知る人ぞ知る紅葉スポットだったそうなんだけど、今はいろんなメディアに紹介されて鎌倉でも屈指の紅葉スポットになっています。
なので紅葉ピーク時の週末は結構混みあいます。
山のモミジは木が大きいので、紅葉の規模もデカい。
そのスケールに圧倒されます。
2年前に1度来てその時に感動したので今年も来てみましたが、やっぱりここの紅葉はすごかったです。
上を見上げると空が真っ赤に燃えてるようにも見えるね。
皆さん、思い思いの場所で写真撮りまくって楽しんでいました。
この景色を前にしたら、写真も撮りまくりたくなるよね(笑)
モミジもすごいんだけど、立派なイチョウの木も多い。
イチョウはすでに見頃を終え葉が落ちてるんだけど、その落ち葉が黄色い絨毯を作っているので、モミジの紅葉と相まって美しい風景になっていました。
紅葉を十分に堪能したら下山です。
こんな感じで落ち葉が多いので、滑らないように注意しながら歩く必要ありです。
獅子舞の谷から登山道入口の亀ヶ淵までは沢沿いの道を行きます。
ずっと日陰になっているのか、地面は湿っていました。
所々ぬかるんでいたり滑りやすくなっているので歩く時は注意です。
そういう場所は渋滞もおきやすいけど、焦ると転ぶので自分のペースで歩きましょうね。
亀ヶ淵に着いたら登山は終了。
今回も良き登山でした。
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クレープリーアルモリックでデザート
下山後、立ち寄ったのはクレープリーアルモリック。
亀ヶ淵からは歩くと40分くらいかかります。
でもハイキングに来ているんだからということで歩いた(笑)
ここはクレープ専門のお店で美味しいクレープを食べることが出来ます。
注文したのは、シンプルなバターと砂糖のクレープにアイストッピング。
嫁さんはアールグレイのアイスをトッピング、私は塩キャラメルアイスをトッピングしました。
クレープは芳醇なバターの香りがして、すごく美味しい。
クレープだけ食べても美味しいよ。
アイスも自家製で、濃厚なキャラメル味が最高にクレープに合いました。
アイストッピングは必須ですね(笑)
登山で疲れた体に甘い物が体に染み渡りました!
邦栄堂製麺で生麺購入
この日最後に立ち寄ったのは邦栄堂製麺。
文字通り麺を作っているお店です。
ここの生麺が美味しいので、ちょっと足を延ばして買いに行きました。
行ったのが遅かったので、中麵が2~3個残っている程度だった。
ということで、中麺を2つ購入。
スープは鯛と利尻昆布の塩ラーメン。
麺がすごく美味しいし、付属のスープも美味いのです。
鎌倉に行ったらこのお店で生麺を購入するのもおすすめ。
あと口コミでは餃子の皮もすごく美味しいらしいです。
ただ人気があるのですぐに売り切れちゃうみたい。
欲しい場合は早めに時間に買いに行った方が良いよ。
登山の装備&服装
今回の登山は以下の装備で歩きました。
この日は日中温かくなる予報だったので、インアーにTシャツで長袖シャツの上にレインウェアを羽織ると言った服装で行きました。
朝方は気温が低く、その服装ではやや肌寒かったですが、登っていると体が温まりちょうど良い感じになりました。
日中は上着を脱いで歩くくらいがちょうど良かったです。
嫁さんは寒がりなので、一応ダウンもザックに入れていたみたいですが使わずでした。
コース的にはスニーカーでも行けなくはないですが、獅子舞付近は地面が湿っていたりぬかるんでいたりするので、登山靴を履いて行った方が無難です。
私と嫁さんが使っている登山ギアはこちらのページでまとめています。
今回の撮影機材
今回の写真撮影にはこちらのカメラとレンズを使用しています。
私と嫁さんが使っているカメラ関連についてはこちらのページでまとめています。
獅子舞の紅葉は見事の一言に尽きる
以上、天園ハイキングコースの紅葉レポートでした。
獅子舞の谷の紅葉は今年も見事でした。
やっぱり山の紅葉は規模も大きく、モミジ自体の色もとても鮮やかで綺麗です。
週末はちょっと混んでいるけど、見に行く価値のある場所だと思います。
鎌倉は登山前や登山後に神社仏閣に立ち寄ることも出来て、そこでも紅葉を楽しむことが出来ます。
歩く距離は自然と長くなってしまうけど、自分の体力と時間を見ながらいろいろ周って見ると楽しいですよ!
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