
ポルトガルのリスボンを旅行する際に、市内での移動にはいろんな交通手段があります。
ポルトガルにも日本のスイカのような電子マネーをチャージできるカードがあり、そのカードにチャージしてメトロや電車、バス、路面電車(トラム)に乗ることが出来るので便利です。
この記事では、そのカードの使い方や買い方などを書いていきます。
この記事は2017年9月にポルトガルに行った際の情報を元に書いているものです。料金やチケットの購入方法、その他もろもろの情報について現在は変わっていることもあるかもしれません。ご了承ください。
キャンペーン情報
ポルトガル・リスボン市内での交通手段は
ポルトガルのリスボン市内を観光する場合の交通手段はバス、メトロ(地下鉄)、路面電車(トラム)などが主です。
タクシーやトゥクトゥクも走っていますが、僕は一度も利用しませんでした。
特に利用する必要がなかったので(笑)
リスボン市内での移動はメトロ(地下鉄)が便利

僕がリスボンに滞在中に一番利用した交通手段がメトロ(地下鉄)です。
改札はカードをタッチするだけで通れるので、日本の電車の乗り方と変わらないのでわかりやすかったです。
本数も多く、ホテルからアルファマ地区に向かう時によく使いました。
リスボン市内ではおすすめの移動方法です。
リスボンの旧市街を走る路面電車(トラム)

リスボンと言ったら、レトロな路面電車(トラム)が走るというイメージですよね。
リスボン市内には路線が張り巡らせてあって、本数も結構走っていました。
市内での移動手段としても使えるし、路面電車(トラム)に乗って旧市街の街並みを見て周るのも楽しいと思います。
僕は今回の旅で、リスボンではレトロな路面電車(トラム)には乗りませんでしたが、乗ればよかったかなぁと帰ってきてからちょっと思いました(笑)
ただ、いつも観光客でいっぱいなので、乗るのも大変かもしれないですがね~。
ちなみに、レトロな車両だけでなく、新型の車両も走っていました。

こちらの新型の車両にはベレンに行くときに乗りましたが、乗り心地はまぁまぁ良かったです!
路面電車(トラム)に乗るときには、カードをタッチする機械が車両の入り口付近にあるので、乗るときにタッチします。
路面電車(トラム)とバスは、カリス(carris)という会社が運営しています。
時刻表などは、カリスの公式ページで確認することができます。
リスボン市内はバスも多い
リスボン市内では、バスもたくさん走っています。
所要時間的には、路面電車(トラム)とさほど変わりません。
ただ、リスボンの街並みは石畳が多いうえに坂道も多く、バスは揺れるところが結構ありました。
乗り心地的には、新型の路面電車(トラム)のほうが良かったです。
ベレンからバイシャシアードのほうに戻るときにバスに乗りましたが、酔いそうになりました(笑)
乗車券の種類や買い方や料金について
ポルトガルの交通機関も、日本と同様にICカードで乗れるものが多いです。
そのICカードには、ヴィヴァ・ヴィアジェン(viva viagem)やリスボアカード(lisboa card)などがあります。
僕は今回の旅で、この2つのカードを購入して使いました。
2つカードの違いや、料金、買い方などを説明していきます。
どちらを買うか迷っている人は、参考にしてみてください。
ヴィヴァ・ヴィアジェン(viva viagem)

こちらのカードは、日本のsuicaみたいなカードです。
このカードにチャージをして、改札やバスや路面電車(トラム)のカード読み取り機にタッチすることで、乗り物に乗ることが出来ます。
メトロやバス、路面電車(トラム)等に乗って移動するだけだったら、このカードがあれば十分です。
ヴィヴァ・ヴィアジェン(viva viagem)の料金
ヴィヴァ・ヴィアジェン(viva viagem)はシングルチケット、チャージ、1日券として使うという3種類の使い方があります。
【シングルチケット】
これは、メトロやカリスの路面電車、バスなどに乗るときに1回券として利用できるものです。
料金は1回1.45ユーロです。
【1日券(24時間)】
文字通り、24時間有効の乗り放題券です。
料金は以下の種類で違います。
- メトロ、カリスのバス、路面電車:6.15ユーロ
- メトロ、カリスのバス、路面電車、フェリー:9.15ユーロ
- メトロ、カリスのバス、路面電車、CP:10.15ユーロ
【プリペイドカード(チャージ)】
チャージできる金額は、3ユーロ、5ユーロ、10ユーロ、15ユーロ、20ユーロ、25ユーロ、30ユーロ、35ユーロ、40ユーロとなっています。
チャージで乗り物に乗る際は、料金が1回あたり1.3ユーロになるので、シングルチケットよりも割安になります。
ただし、チャージしたお金は後から現金で戻ってくるわじゃないので、多めにチャージする際は気を付けてくださいね。
この3種類のチケットは1枚のカードに混在させることはできません。
シングルチケットとして購入した場合、そのシングルチケットを使い切るまで、24時間券やプリペイドカードとしては利用できないので注意してください。
なお、上記の金額以外に、発券代としてカード1枚当たり0.5ユーロの料金がかかります。
ヴィヴァ・ヴィアジェン(viva viagem)の購入方法
ヴィヴァ・ヴィアジェン(viva viagem)は、券売機かチケットオフィスで購入することが出来ます。

【券売機での購入方法】
- ポルトガル語が分からない場合、英語表記にする
- 新しくカードを買う場合は、画面下の「Purchase your card」を選択。(既存のカードにチャージする場合は、画面上のInsert cardを選択します。)
- 「Coose the number of cards」とでてくるので、必要なカードの枚数を入力します。
- カードの種類を選択します。1回券として使いたい場合は「Carris Metro Ticket」を選択、料金をチャージしてプリペイドカードとして使う場合は「Stored Value」を選択、カリス・メトロの1日券の場合は「Bus/Metro Daily Ticket」を選択します。
- 1回券や24時間券の場合、その回数を入力し、プリペイドとしてチャージする場合は金額を選択します。
最初、購入するときは戸惑ってしまうかもしれませんが、1回購入すれば使い方はわかると思います。
リスボン空港のメトロの駅の券売機付近には、係員の人もいるのでわからない場合は聞いてみるのも良いと思います。
また、券売機でなく窓口で購入したい場合は、次の駅で購入することが出来ます。
- ブルーライン: コレジオ・ミリタール(ColégioMilitar)、ジャルディン・ズロジコ(JardimZoológico)
- イエローライン: マルケス・デ・ポンバル(Marquês de Pombal)、カンポグランデ(Campo Grande)
- グリーンライン: バイシャ・シアード(Baixa-Chiado)、カイス・ド・ソドレ(Cais doSodré)
- レッドライン:オリエンテ(Estação do Oriente)、アエロポルト(Aeroporto)
詳しい情報は、メトロの公式ページに掲されています。
リスボアカード(lisboa card)

このカードは、乗り物の乗り放題と様々な観光スポットの入場券が割引される特典が付いたカードです。
有効期限を24時間、48時間、72時間から選ぶことが出来ます。
特典が得られる施設も多く、短期間でいろんな観光施設を見たい人にはお得になる可能性あるカードです。
このカードで、乗ることが出来る交通機関は、メトロ、カリスのバス、路面電車(トラム)、CPのカスカイス線やシントラ線などです。
リスボアカード(lisboa card)の料金
リスボアカードの料金はこんな感じになっています。
- 24時間 19ユーロ(2550円程度)
- 48時間 32ユーロ(4300円程度)
- 72時間 40ユーロ(5360円程度)
※日本円価格は僕がユーロに換金した時のレートで計算しています。当たり前ですが、そのときのレートによって変わるのでご注意ください。ちなみにこのときは1ユーロ134円で計算しています。
今回の旅では24時間のカード購入しました。
リスボアカード(lisboa card)の購入方法
リスボアカードはリスボン空港やロシオ駅、コメルシオ広場などで購入することが出来ます。
詳しくはリスボアカードのオフィシャルページを見てください。
このページの「Download your guide here」からPDFデータをダウンロードすると、そこにリスボアカードについていろいろ書いてあります。
英語やポルトガルで書かれていますが。。。。
僕たちはコメルシオ広場でリスボアカード購入しました。
購入したら、カードに購入した日時と時間、そしてカード裏に名前を記入します。
最初にカード読み取り機にタッチした時点から、24時間が計算されるようです。
これを気にしていないと、改札を通ったときは有効期限内だったけど、改札を出るときに有効期限が切れていて改札から出られないということもあるので、気を付けましょう。
僕はシントラに行ったときに、そのトラブルにあってしまったので(笑)
リスボンを1日観光する際に、ヴィヴァ・ヴィアジェンとリスボアカードどっちがお得か
今回僕が行った場所で、リスボアカードでお得になった場所は以下の通りです。
- 発見のモニュメント:5ユーロ → 3.5ユーロ(30%オフ)
- ベレンの塔 :6ユーロ → 無料
- ジェロニモス修道院:10ユーロ → 無料
- 勝利のアーチ :2.5ユーロ → 無料
- サン・ジョルジョ城:8.5ユーロ → 6.5ユーロ
- サンタ・ジェスタのエレベーター:5.15ユーロ → 無料
※価格は2017年9月9日のものです。変動することもあるのでご注意ください。
上記のスポットを見学した場合、3.5+6.5+5.15=15.15ユーロとリスボアカードの19ユーロを足して34.15ユーロです。
これをヴィヴァ・ヴィアジェンの24時間券で回った場合は、以下のような料金になります。
- ヴィヴァ・ヴィアジェン24時間券:6.15+0.5=6.65ユーロ
- 上記観光スポットの合計料金:37.15ユーロ
- カードと施設料金との合計:43.8ユーロ
上記のように、リスボアカードの方が10ユーロ弱お得になりました。
リスボアカードの特典で割引や無料になる場所にたくさん行く人には、価値のあるカードだと思います。
違う都市や郊外に出るときはポルトガル鉄道(CP)を利用
リスボンからポルトなどの違う都市に行くときや、シントラなどの郊外に行くときはポルトガル鉄道(CP)の電車をつかいます。
ポルトに行くときは、サンタ・アポローニア駅から特急に乗りました。

チケットは窓口で購入することが出来ます。
僕は旅行会社のほうであらかじめチケットは取ってくれていたので、チケットを買う作業を省くことが出来ました。
旅行会社から送られてきたチケットを持ったまま、列車に乗って車掌に見せればOKでした。

また、リスボンからシントラに行くときは、普通電車に乗っていきます。

ロシオ駅からシントラ駅までの料金は2.2ユーロでした。
時刻表や運賃の詳しい情報は、ポルトガル鉄道の公式ページで確認できます。
シントラのでの移動はバスが基本

リスボンから電車で行ける観光地シントラでは、バスで移動するのが基本になります。
駅前から出ている巡回バス434番で、ペーナ宮殿やムーア城跡などに行くことが出来ます。
料金は5.5ユーロで、同日中なら何度でも乗り降りが出来ます。
バスチケットは、基本的には運転手から購入しますが、駅前など列が長いときは係員が周ってくるので、その人から購入することが出来ます。
一度チケットを買ったら、2回目に乗るときは運転手にチケットを見せるだけで乗ることが出来ます。
シントラやカスカイス周辺のバスを運行している会社は、「Scotturb」という会社です。
バスの料金などの詳しい情報は、公式ページで見てみてください。
グーグルマップがすごく便利
今回ポルトガル旅行で、とっても便利だったのがグーグルマップです。
グーグルマップのおかげで、道に迷うこともなく、ルート案内で交通機関の乗り換え情報も表示してくれました。
所要時間もわかるし道順もわかるし、あとお店の口コミとかも載っていて、すごく役立ちました。
グーグルマップを使っていると、スマホのパケット代が気になりますが、それはポケットwifiを持っていくことで解決。
今回はグローバルwifiという会社のものを持っていきましたが、とても安く使えました。
下記のリンクから申込むと1000円OFFになります。
海外旅行って交通機関の乗り降りや道順がわからなくて不安になりますよね。
グーグルマップがそんな不安を大分解消してくれました!!
まとめ
カードの購入を券売機で行う時は、最初は戸惑うかもしれませんが、買い方がわかると簡単です。
1日でいろいろ周るのであればリスボアカードはとても便利でした。
いちいちチャージする必要もないしね。
交通機関をうまく利用して、快適なポルトガル観光をしてくださいね!
もし交通機関をうまく利用するのに不安があるというのであれば、オプショナルツアーに参加してガイドしてもらうという手もあります。
お金はかかるけど、チケット購入や乗り継ぎなどの不安がなくなるのはいいかもね。
ネットで予約が出来るので、現地にいても予約出来るのが便利です。
今回のポルトガル旅行は、宿泊と飛行機の手配を「旅工房」さんに手配してもらいました。
こちらの条件などもよく聞いてくれて、とても良い行程になりました。
対応もとても丁寧なので、おすすめの旅行会社です。
カメラについて
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