2022年11月3日文化の日。
奥多摩方面では紅葉が見頃との情報だったので、紅葉を楽しみに三頭山登山に行ってきました。
三頭山は東京と山梨の県境辺りにある標高1531mの山で、東京でも結構奥地の方にあります。
奥多摩三山の1つで奥多摩を代表する山。
登山道までは電車の駅からさらにバスで1時間程度かかるのでアクセスがやや大変なんだけど、その分空いてるかなと思って今回は三頭山にしてみた。
都民の森付近や登山道の紅葉はとても綺麗で、まさに見頃。
歩いていてすごく気持ちが良かったです!
登山道の難易度は低いんですが、勾配がきついので運動不足のおっさんには結構堪えました(笑)
それでも美しい紅葉の風景を楽しめたので行って良かったです。
今回は都民の森から鞘口峠を経由して三頭山へ。
そしてムシカリ峠から下山して、三頭大滝に行くというルートでした。
この記事ではコースの雰囲気を写真等でわかりやすく紹介していきます。
また周辺施設やトイレ情報、アクセスについても解説するので、三頭山登山に行こうと思っている人は参考にしてみてください。
うちの登山ギア
三頭山登山コースの説明
今回のコースは以下のようになっています。
詳しい山行記録はヤマレコにアップしています。
そして今回のコースを僕の独断と偏見で★で示すこうなります。
コース概要
- 所要時間:4時間58分(休憩105分)
- 山行時間:3時間13分
- 歩行距離:6.3km
- 高低差:548m
- 累積標高(上り):638m
- 累積標高(下り):623m
- 体力消耗度:
- 足つりそう度:
- 斜面のきつさ:
- 道の険しさ:
- おすすめ度:
※ヤマレコで見ると歩くスピードは標準くらいで、登山が終わった後はヘロヘロになるくらいの体力の私の評価です。体力に自信がある人や健脚な人だと、評価や感想は変わると思うので、その点はご了承ください。
今回のルートは、都民の森をスタートして鞘口峠を経由し三頭山へ。
そして三頭山からムシカリ峠を経由して三頭大滝~都民の森に戻ってくるコース。
登山道は全般的に整備されていて歩きやすくはなっています。
危険個所も特にありません。
ただ、勾配はきつめなので、体力的には結構きつい。
鞘口峠から三頭山までは急な登りが続くので頑張りましょう。
鞘口峠から三頭山までの道は、紅葉がすごく綺麗なのできついけど景色に癒されながら歩けるので頑張る甲斐はあります。
下山はムシカリ峠経由で、三頭大滝方面に向かいます。
山頂からムシカリ峠までの道は階段になっている個所があって、そこに落ち葉が積もっていると滑りやすいので歩くときは注意が必要。
こちらも急な斜面になっているので、ムシカリ峠から三頭山に登るのも結構きついと思う。
三頭山に行くには楽な道はないね(笑)
ムシカリ峠から三頭大滝までは、沢沿いの道を行きます。
水の流れを感じながら歩けるので気持ちが良いんだけど、道が岩々していてやや歩きづらいのが難点。
歩くのが難しいわけじゃないけど、足腰にダメージはきますね。
三頭大滝から都民の森までは完全に道が整備されているので、登山客じゃない普通の観光客でも歩ける道となっています。
難易度は高くないですが、体力はそこそこいるので、三頭山登山に行く際はそのつもりで行きましょう。
三頭山登山の様子
三頭山登山の様子を紹介していきます。
紅葉が見頃で綺麗な景色が多く、写真の枚数も多くなっています。
写真だけでも見てもらえると、景色に癒されるかもしれない(笑)
都民の森駐車場をスタート
スタートは都民の森駐車場。
この駐車場の周辺の紅葉がすでに見頃で綺麗でした。
なので登山開始前にテンション上がった嫁さんが写真を撮りまくる(笑)
都心よりも山の奥の方の紅葉の方が色が鮮やかに見えるのは気のせいかな。
すごく綺麗なオレンジ色でした。
燃えるようなという表現がぴったりの紅葉ね。
山に登らなくても、都民の森駐車場から三頭大滝くらいまで行けば紅葉が十分楽しめちゃいます(笑)
駐車場付近の紅葉を堪能したら、まずは森林館に向かいます。
森林館にはトイレや自動販売機、レストランなどがあるので、そこで準備してから登山開始。
ちなみに駐車場から森林館までは道がしっかり整備されているんだけど、初っ端から勾配が急で息があがりました(笑)
都民の森森林館~鞘口峠
最初はこんな感じの舗装された道を登って行きます。
ここからすでに勾配はややきつめ。
辺りを見渡すと、黄色く色づいています。
秋登山って感じですね~。
森林館をスタートしてから15分程度で鞘口峠に到着。
ここまではまだお手柔らかでした。
鞘口峠~三頭山(この区間がきついです)
鞘口峠辺りから本格的な登りが始まります。
斜面が急なのが写真では伝わりづらいのが残念(笑)
1歩1歩ゆっくりと登って行きます。
この斜面を登って行くと、少しだけ平坦な場所に出ます。
そこがまた綺麗な景色が広がていました。
地面は落ち葉、そしてオレンジや黄色、緑など、とても色鮮やかな世界。
この豊富な彩は、秋でないと楽しめないですね!
少し進んで振り返ってもこの景色。
目の保養になる景色ですよね~。
そしてバスは混んでたけど、登山道に入るとそんなに混雑してないのも良いね。
この鞘口峠のルートは利用する人が少ないのかな。
登りはきついんだけど、写真を撮りながら休み休み登って行きます。
何しろ色が綺麗なんでね。
パシャパシャ適当にシャッターを切っておく。
そうすると、あとで見た時に意外と綺麗に撮れてる写真があったりするので(笑)
写真でも一面が秋色になっているのがわかるでしょ。
これ現地を歩くと、写真の数倍は綺麗に感じるよ(笑)
この写真を見ると勾配のきつさが少しはわかるかな。
いつも登りは私がバテバテになるんだけど、今回は嫁さんの方がバテてた(笑)
こんな感じの斜面が結構長く続くからそりゃバテるよね。
この辺りはブナも多いみたいで、ブナが綺麗に黄葉してましたね。
とても自然が豊かな登山道です。
雰囲気がガラリと変わって、針葉樹林帯を抜けていきます。
景色に変化があるのも歩いていて楽しい。
鞘口峠から40分くらい登ると見晴らし小屋に到着。
見晴らし小屋からはこんな景色が楽しめます。
奥多摩の山々を見渡すことが出来ます。
いまだに山の形をみて、何山だって答えられないのが情けなないが(笑)
見晴らし小屋で景色を少し楽しんでから、さらに進みます。
この辺りの紅葉も美しいね~。
お天気も良くて紅葉登山日和だ!
見晴らし小屋から三頭山山頂までも登りは続くんだけど、鞘口峠から見晴らし小屋までの勾配よりはお手柔らかかな。
山の上の方は落葉も進んで来ていたけど、それでもまだまだ綺麗な紅葉が楽しめました。
まさに見頃だね。
立派なブナの木の下を歩く私。
上を見上げてぼーっと眺めたくなる景色です。
山頂が近づいてくると勾配も比較的緩やかになります。
ブナの黄色とモミジのオレンジ。
すごく鮮やかな色ですね~。
見晴らし小屋から30分弱で三頭山山頂に到着。
三頭山山頂
三頭山には3つの山頂があって、まずは東峰から行きます。
東峰は標高1527.5mで、展望台があります。
展望台からの景色がこちら。
大岳山や御前山が見えます。
天気も良くて絶景!
次に三頭山山頂(中央峰)へ。
ここが三頭山の一番高い場所で標高は1531m。
ただあまり眺望は良くないので、山頂標識だけ撮ってすぐに西峰へ(笑)
西峰が一番立派な山頂標識がある(笑)
山頂が広いのでここで休憩やランチにする人が多いです。
登山道は空いてたけど、西峰は少し混んでました。
それでもランチをするスペースは十分取れるくらいありました。
そして西峰からは、なんといってもこの景色が見られるのが良い。
そうです、みんな大好き富士山です。
天気が良くてはっきり見えたし、富士山の上の方が冠雪してるのが良いね!
この景色が見たいから、みんな頑張って三頭山に登るのね(笑)
山頂では長めの休憩をしてカップ麺ランチを楽しみます。
天気の良い日に山頂で景色を楽しみながらのカップ麺、やっぱりご馳走だ(笑)
嫁さんが食べたこちら。
季節限定のカップヌードルなんですが、ミルク感が強くてクリームシチューのような味わいで美味しかったよ。
こちらはオヤツ。
セブンの安納芋羊羹と、嫁さんが会社でもらってきた海外のポテチ。
安納芋羊羹、小さいし美味しいので登山のお供にピッタリです。
山頂で1時間弱休憩したら下山です。
三頭山~ムシカリ峠~都民の森
下山は少し尾根道を歩いてから下りに入ります。
まずはムシカリ峠を目指すんだけど、道が階段状になっていて落ち葉が積もっていると滑るの注意が必要。
そして結構傾斜はきつめなので、ここを登るのも大変だと思う。
こっちのルートから登る人の方が多いんだけど、結構きついんじゃないかなぁ(笑)
下山も景色を楽しみつつ歩きます。
落ち葉を踏みしめる音が心地よいねぇ。
この辺りはちょっと道幅が狭いので人とすれ違う時は注意。
譲り合って歩きましょう。
時々上を見てみるとこの景色。
登山すると下を見ながら歩きがちだけど、たまに上を見上げてみるとこんな景色が広がっていますよ。
景色を楽しみながらどんどん下って行きます。
下ってくると、岩や石が増えてきて、辺りが苔むしてきます。
そして道が岩々してきて、徐々に歩きづらくなってくる(笑)
周りの景色はこんな感じ。
こっちのルートも紅葉が綺麗でした。
だいぶ下りて来ると、川が出てきて沢沿いを歩いて行く感じになります。
水が流れていると、苔も増えて来るね。
苔の緑がまた美しい。
紅葉した沢の景色も良きですね~。
水もすごく綺麗で見ているだけで気持ち良い!
水の流れの音を聞きながら歩くのはとても癒されます。
下山開始から1時間程度で三頭大滝に到着。
写真のつり橋は滝見橋で、橋の上から三頭大滝を見ることが出来ます。
歩くと結構揺れる(笑)
そして三頭大滝がこちらね。
落差35mの結構大きな滝です。
ドライブで都民の森に来た人も気軽に立ち寄る観光スポットの一つとなっています。
三頭大滝から森林館までは、ウッドチップが敷かれた道になっています。
とても歩きやすいので普通の観光客の人も滝は見に行ける。
道から見える景色。
この辺りは色づき始めと言った感じだけど、それがまた綺麗だね。
途中にあった展望スポットからの景色。
山肌が色づいていて綺麗。
三頭大滝から歩いて25分くらいで都民の森駐車場に到着。
歩いた距離は6.3kmとそんなに長くないんだけど、登りが急なのと下りの岩々した道で結構疲れました。
難易度は高くないけど、体力は結構使う登山道です!
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トイレ・周辺施設について
トイレはスタート地点の都民の森バス停付近や森林館、ムシカリ峠付近の三頭山避難小屋、三頭大滝付近などにあります。
森林館にはレストランがあり飲食をすることが出来ます。
また都民の森駐車場の側には、売店もあるのでお土産や食べ物、飲み物を購入することが出来ます。
都民の森バス停までのアクセス
登山のスタート地点は、都民の森バス停。
ここには大きな駐車場もあるので、ここから登山を開始する人が多いんじゃないかな。
駐車場には売店とトイレもあります。
また近くには森林館という施設があった、そこにいはトイレ、自動販売機、レストランなどもあります。
公共交通機関で行く場合は、JR武蔵五日市駅からバスを利用します。
バスの所要時間は約1時間。
始発のバスの時間は8時10分で、その10分前くらいにバス停に行くと、長蛇の列が出来ています。
特に紅葉シーズン週末や休日は混みやすいです。
係員さんが人数を数えてくれて臨時便も出してくれるので、列の後ろの方に並んでいても乗れるとは思います。
ただし、全員が座れるわけじゃないので、立ったままバスに揺られる可能性もあることは覚悟していった方が良いかも。
1時間以上混んでるバスで立っているのは結構きついです。
そして行きはまだ臨時便を何本か出してくれるので良いのですが、帰りのバスは台数が少なめです。
私が乗った時は2台だった。
1台は武蔵五日市行きで、もう1台は数馬行き。
数馬行きに乗ると、数馬で乗り換える必要があります。
この帰りのバスが激混みで、ぎゅうぎゅう状態で1時間以上たって乗る感じでした。
これはかなりきつかったので、帰りのバスの時間を把握しておいて早めにバス停に並ぶことをおすすめします。
バスの時刻表はこちらのサイトか見ることが出来ます。
今回の登山の服装や持ち物
今回の登山は以下の装備で歩きました。
simsimの服装&ザック
- アウターレイヤー
クライムライトジャケット(ノースフェイス) - ミドルレイヤー
ウイックロン ZEOサーマル ロングスリーブジップシャツ(モンベル) - ベースレイヤー
ウィックロンTシャツ(モンベル) - パンツ
ストライダーパンツ(モンベル) - 靴下
WIC.トレッキングソックス - 登山靴
トレッキングシューズ リッジフレックスWP(KEEN) - ザック
everyday backpack(アルクトレイルランナー)
嫁さんの服装&ザック
- アウターレイヤー
コンベイツアーフーデッドジャケット(マムート) - ミドルレイヤー
ウィックロンTシャツ(モンベル) - ベースレイヤー
メリノウール長袖シャツ(ワークマン) - パンツ
バーブパンツ(ノースフェイス) - 靴下
WIC.トレッキングソックス - 膝サポーター
プロフィッツ - 登山靴
トレッキングシューズ ZG トレック GTX WMN(スカルパ) - ザック
ザック ヤマタビ30(マーモット) - トレッキングポール
フォールダー TWIST 115(シナノ)
持ち物
- モバイルバッテリー
Anker PowerCore 10000 - バーナー
ジェットボイル - カップ麺
- 水1L
- おやつ
- スマホ
- カメラ
- タオル
この日はそこそこ暖かく、Tシャツと長袖シャツくらいの服装で十分でした。
歩いてる最中は長袖シャツは暑いくらいだった(笑)
ただ休憩している時や動いてない時は肌寒く感じる時があったので、ウインドシェルのような上に羽織るものはあった方が良いです。
パンツはオールシーズンのもので、暑くもなく寒くもなくちょうど良かったです。
靴は、石がゴロゴロしたり木の根が張り出しているような箇所も歩いて行くので、トレッキングシューズを履いて行った方が無難かな。
私と嫁さんが使っている登山ギアはこちらのページでまとめています。
今回の撮影機材
今回の写真撮影にはこちらのカメラとレンズを使用しています。
撮影機材
- カメラ
OM-D E-M1 MarkⅡ - レンズ
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
私と嫁さんが使っているカメラ関連についてはこちらのページでまとめています。
秋の三頭山の紅葉は最高だった!
以上、三頭山登山のレポートでした。
私が行った時は紅葉が見頃を迎えていて、とても綺麗な景色を楽しむことが出来ました。
コースはややきつめですが、綺麗な紅葉(黄葉)を見ながら歩くのは楽しいです。
山頂からは富士山が見える景色のご褒美もあります(笑)
登山道に行くまでのアクセスが駅からバスに乗って1時間とちょっと遠いのですが、登山道が高尾山のような混み混みした感じないので楽しく歩けます。
紅葉シーズンは奥多摩方面に足を延ばしてみるのもおすすめですよ!
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