先日、たまには電車の旅をしてみようと、京浜急行の「みさきまぐろきっぷ」で城ヶ島まで行ってきました。
とてもお得な切符で、電車の往復と三浦半島でのバスの乗り放題、まぐろ料理、その他特典がついて3500円。
実際に利用してみて、とてもお得感を味わえました。
美味しいまぐろ料理を食べて、綺麗な海の景色を見て、お土産ももらって、とても楽しい日帰り旅行になった(笑)
「みさきまぐろきっぷ」で楽しめること、どれだけお得だったのかなどをレポートしていきます。
この夏休みの行先候補に入れても良いかと思いますよ!
「みさきまぐろきっぷ」とは
京浜急行は泉岳寺~浦賀を結ぶ電車で赤い車体が特徴の路線です。
通称は「京急」ね。
三崎口までは堀之内から久里浜線となりますが、泉岳寺から三崎口行きの電車もそこそこ出ているので、比較的行きやすい場所です。
快速特急に乗れば品川から1時間13分で行くこと出来ます。
全国的に有名かどうかはわかりませんが、京急にはコアなファンが多いと言われています。
東京の南の方や神奈川に住んでいる人にはなじみの深い電車だと思います。
その京急ですが、お得な切符をいくつか販売しているんです。
そのうちの一つが「みさきまぐろきっぷ」。
「みさきまぐろきっぷ」の内容は以下の通りです。
- 各駅~三崎口往復乗車券
- 京急バスフリー乗車券(フリー区間)
- まぐろまんぷく券
- 三浦・三崎おもひで券
品川駅から利用する場合は、3500円となります。
他の駅から利用する場合の料金やバスのフリー区間については、公式ページを参照してください。
この切符は窓口や券売機で購入することが出来ます。
まぐろまんぷく券とは
まぐろまんぷく券は、提携している32店舗の中から一つ選び、まぐろまんぷく券用に用意された料理を食べることが出来ます。
大体1800円相当のお料理です。
三浦海岸駅や三崎港、城ヶ島周辺のお店が提携されています。
各お店で出される料理はことなるので、自分が食べたい料理が出されるお店を選びましょう。
どの店でどんな料理が出されるのか、パンフレット見るとわかります。
どのお店もまぐろを使った料理で、どれも美味しそう。
僕は今回城ヶ島に行ったので、城ヶ島周辺のお店にしました。
選んだお店は「城ヶ島 中村屋」。
まぐろてんこ盛り丼がとても気になったので(笑)
各店の混雑状況も公式ページから確認することが出来るので、お店を決めるときの参考にしてみると良いですよ。
三浦・三崎おもひで券とは
この券は、水族館の入園や温泉施設での入浴、水中観光船の乗船などが出来る券です。
これもいくつか用意されていて、その中から一つ選べます。
どんな特典があるかは、パンフレットを確認してください。
この中でおすすめなのが、「うらりマルシェ」でももらえるお土産。
1000円程度のものがお土産としてもらえるんだけど、中にはまぐろのカマなどもあってなかなか豪華。
僕はまぐろのカマを、嫁さんは焼肉まぐろをいただきました。
どんな感じの物かは、この記事の後半で紹介します。
「城ヶ島 中村屋」でまぐろてんこ盛り丼を楽しむ
品川駅から特急に乗って三崎口駅へ。
三崎口駅の②番乗り場から「三9系統」のバスで城ヶ島に向かいました。
三崎口駅から城ヶ島まではバスで約30分ね。
城ヶ島に到着したのは、10時45分くらい。
お店の開店が11時からなので、それまで海岸をプラプラしました。
そいて開店時間になったころに、行ってみると並ばず入れた。
平日だったからか、城ヶ島は全体的に空いていました。
これが週末とかだと、もっと人が多いんでしょうね。
あと昼過ぎくらいには、バスで続々と人がやってきたので、早めに行くと空いているのかもしれません。
メニューがこれね。
この中の「まぐろてんこ盛り丼」がまぐろきっぷで食べることが出来る料理。
これに日替わり一品料理も付いてきます。
この日の日替わり一品料理は「サザエのつぼ焼き」。
サザエのつぼ焼き食べたかったので、ラッキーでした。
1350円+450円で1800円くらいの料理が食べれるってことね。
まず最初に出てきたのは、サザエのつぼ焼き。
身が大きく、歯ごたえもばっちり。
磯の香りが濃厚で美味しい!
おかわりが欲しいくらいでした(笑)
こういう浜焼きメニューがいただけるのは嬉しいなぁ。
そしてメインの「まぐろてんこ盛り丼」がこちらね。
漬けまぐろ、赤身、中トロ、まぐろのたたきがてんこ盛りになっています。
お刺身のカットが大き目で、食べ応えもあります。
どのまぐろも脂がのっていて、とても美味しい!
なのでペロっと行けちゃいます。
中でもまぐろのたたきがとても美味しかったなぁ。
白米とめちゃくちゃ合う!!
これが定価で1350円だからね。
なかなか安いんじゃないかな。
三崎のまぐろって有名ですもんね。
このまぐろを食べに三崎まで行く価値はあるなぁ。
店員さんの感じもいいし、おすすめのお店です。
城ヶ島の海岸を散策
城ヶ島は三浦半島の先っちょにある東西約1.8km、南北約0.6kmの小さな島です。
層になった岩が特徴的で、とても入り組んだ海岸になっています。
自然作り出した荒々しくも美しい景色が楽しめる場所。
散策しているだけでも面白い場所でもあります。
かなり入り組んでる海岸で、ところどころタイドプールのようになっています。
カニや貝、魚なども豊富にいて、磯遊びや釣りなどを楽しむ人もたくさんいます。
水の透明度も高く、泳ぐととても気持ちが良いです。
5年前に行った時は、この海でシュノーケリングもしました。
その時の写真がこちら。
魚も多くて、なかなか楽しくシュノーケリングが出来ました。
大きなウツボなんかにも遭遇。
海のギャングがすぐそばに通るとやっぱりちょっとビビります(笑)
大人も子供も楽しめる海岸ですね。
空を見上げるとトンビが、風をうまく受けて気持ち良さそうに飛んでいます。
この飛び方は、帆翔(はんしょう)って言うんだって。
横文字だとソアリングとも言うらしい。
猛禽類が飛ぶ姿ってかっこいいよね!
高台の上には灯台もあります。
可愛らしいペイントがしてあるね!
猫がまぐろを咥えているのが城ヶ島っぽい(笑)
まさにお魚咥えた野良猫。
実際に魚咥えて歩いてる猫を見かけることもあるようです。
今回、僕たちは遭遇しませんでしたが(笑)
城ヶ島に行ったら、この灯台もちょろっと見に行ってみてくださいね。
帆翔しているトンビを間近に見ることも出来るので、なかなか面白いです。
こちらは「馬の背洞門」と言う場所。
長い年月をかけて海からの浸食で出来た海蝕洞穴です。
自然の力強さ過酷さの象徴的な洞穴ですね。
こんな硬い岩に穴を開けちゃうんだから波の強さってすごい。
城ヶ島にはハイキングコースもあって、ハイキングコースを行くと城ヶ島公園まで行く事ができます。
その途中にいくつか展望台があるんだけど、「ウミウ展望台」からみた景色がこちら。
写真中央に見える崖がウミウの繁殖地になっていて、10月終わり頃から4月までたくさんのウミウを見る事が出来ます。
とても景色がよい場所なので、ウミウ展望台くらいまでは歩いて行っても良いかもね。
僕たちは炎天下の中、海岸を歩いていたせいか体力をすごく奪われたので、城ヶ島公園までは行かずにウミウ展望台で折り返してきました。
城ヶ島で宿泊するなら「城ヶ島京急ホテル」
5年前に城ヶ崎に行った時は、城ヶ崎で1泊しました。
その時宿泊したのが、城ヶ島京急ホテルでした。
1泊食事付きで8900円となかなかリーズナブルな値段で宿泊出来ました。
部屋もオーシャンビューだし、お料理も結構豪華。
なかなか良い夕食でしょ(笑)
海鮮づくしの料理です。
これで1万円しないんだから良いよね〜。
城ヶ島で1泊すれば夕日なんかも楽しめるしね。
コスパの良いホテルでした。
城ヶ島に宿泊する際にはおすすめのホテルです。
ただし、注意点が一点あります。
それは、「みさきまぐろきっぷ」の有効期限はその日限りなので、次の日は無効になります。
なので、「みさきまぐろきっぷ」だと1泊出来ないと言う事だけ、念頭に入れておいてくださいね〜。
三崎港周辺を散策
城ヶ島を散策した後、バスで三崎港へ移動。
三崎港では「うらりマルシェ」でお買い物をしたり、ミサキドーナツでお茶を楽しんだりしました。
うらりマルシェでお買い物
うらりマルシェは「三浦・三崎おもひで券」で交換できるお土産があるので、それを見に行く事にしました。
店内に入ると、スイカとメロンの試食会の貼り紙が(笑)
入った時ちょうど開始時間だったので、試食させてもらう事に。
三浦半島の特産でもあるスイカとメロン。
どっちも甘みが強くて美味しい!
特にスイカはすごーく甘かったです。
買って帰りたいと思ったけど、今回は電車旅なので断念。
車で行ってたら買って帰ってたなぁ。
黄色いスイカが甘みが強くて美味しいです!
試食が終わったら、1階のさかな館へ。
ここで「三浦・三崎おもひで券」で交換できるお土産を探します。
パンフレットを見ると、どのお店でなんのお土産と交換できるか書いてあるので、欲しいものを目星をつけておいて、そのお店を探します。
そしてお店を見つけたら店員さんに、まぐろきっぷのお土産はどれか聞くと教えてくれます。
僕たちが今回交換したのはこちらね。
下の2つが券と交換したもの。
右側は「さざえや」さんのまぐろのカマ。
左側は「三浦地場産品加工グループ」内にある「民宿あほうどり」さんが作っている焼肉マグロです。
どちらも普通に買うと1000円のもの。
これがお土産として貰えちゃうんだから、なんかお得ですよね〜。
そして上の2つは、「魚音」さんで売っていた、まぐろのたたきと切り落とし。
1個600円なんだけど、2個買うと1100円にまけてくれるとのことで、2個購入しました。
たたきは、粗めにたたいていて、脂も少なめにしているこだわりの品なんだそうです。
食べるのが楽しみ(笑)
このうらりマルシェで気になったものがもう一つ。
それは湘南ゴールドのソフトクリーム。
柑橘系のとても爽やかなソフトクリームで、夏の暑い時期にぴったりです。
美味しいんだけど、400円とちと値段が高めかな〜。
うらりマルシェは、魚はもちろん地元で採れた野菜や果物も売っているので、お買い物するのが楽しい場所です。
お土産を食べてみる
家に帰ってからさっそく「まぐろのカマ」と「焼肉まぐろ」を食べてみました。
こちらは焼肉まぐろ。
自然解凍して、フライパンで焼くだけ。
お店自家製のタレが良く染みています。
食感もしっとりしていて、とても美味しかった!
自家製タレが美味しいので、これおすすめです!
そしてこちらは「まぐろのカマ」
解凍するとこんな感じになります。
美味しそうでしょ(笑)
これに塩胡椒して焼くだけ。
脂がのっているし、塩胡椒のみで十分美味しいカマでした。
お好みでポン酢をかけても美味しいね。
このカマが6本入っているので、やっぱりお得だよね!!
ミサキドーナッツでティータイム
いろいろ周って若干疲れたので、お茶をしに「ミサキドーナツ」へ。
ミサキドーナツは、三崎港のすぐ近くにあります。
鎌倉にもお店があるドーナツ屋なんですが、本店はこの三崎港の近くにあるお店。
ショーケースには美味しそうなドーナツがずらりと並んでいます。
ドーナツの種類が多く、どれにするかすごく迷っちゃうくらい(笑)
1個200円~300弱くらいとドーナツとしては安くない値段です。
紅茶やコーヒーとセットにすると600円になるので、ちょっとだけお得になります。
この中で、レモンクリームチーズとブルーベリーヨーグルトを注文。
店内にイートインスペースがあるので、そこでいただきました。
2階に上がると、古民家の名残が残っていて、なかなか素敵な雰囲気。
ゆっくりとお茶が楽しめる感じになっていました。
さっそくドーナツをいただいてみます。
ドーナツの生地が、ふんわりもっちり系で、口当たりも軽く美味しい。
どちらもクリームが爽やかで、とても美味しいドーナツでした。
他にも気になるドーナツがいろいろあったので、お土産に持ち帰っても良かったのかも(笑)
三崎港に行ったら、ここも立ち寄ってほしい、おすすめのスポットです!
ミサキドーナツでお茶を楽しんだ後、帰路につきました~。
「みさきまぐろきっぷ」でどれくらいお得だったのか
ということで、結局「みさきまぐろきっぷ」でどれくらい得したのか計算してみます。
「みさきまぐろきっぷ」を使わないで、今回のルートを周ると以下の金額になります。
- 電車往復(品川~三崎口):926円×2=1852円(ICカード)
- バス:937円(三崎口~城ヶ島400円、城ヶ島~三崎港238円、三崎港~三崎口299円)
- 食事:1350+450=1800円(まぐろてんこ盛り丼とサザエのつぼ焼き)
- お土産:1000円
- 合計:5589円
※上記は2019年7月時点での検証です。
「みさきまぐろきっぷ」は3500円だったので、2089円もお得だったということですね。
三浦半島方面に行く際は、是非活用してほしい切符です。
まとめ
「みさきまぐろきっぷ」のレポートでした。
美味しいまぐろ料理も食べることが出来るし、三浦半島の観光スポットも周れます。
特典もいろいろある中から自分の好きなものが選べるので、その人なりの楽しみ方が出来るのが良いです。
かなりコスパの良い切符なので、ちょっとした電車の旅を考えている人に超おすすめ!
今回行こうと思って行けなかった場所で、「小網代の森」もあるので、次行ったらそこも周ってみたいかな。
美味しいまぐろが食べたいなぁって思ったときに、気軽に行けるのが良いね!!
クラブツーリズムで三崎のマグロを食べるツアーも組まれています。
上記リンクより、クラブツーリズムのサイトに行き、キーワード検索で「三崎」と入力して検索すると対象のツアーが出てきます。
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