2023年6月17日に一切経山登山に行ってきました。
一切経山は福島県福島市にある標高1949mの山で、山頂からは魔女の瞳とも呼ばれる美しい五色沼の景色を眺めることが出来ることから、人気の登山ルートとなっています。
この日は天気も良く、美しい魔女の瞳を見ることが出来ました。
また活火山ならではの荒々しい景色もこの山の魅力です。
ルートの途中にある鎌沼や酸ヶ平の景色もとても美しいので、歩くのが楽しいコースでした。
難易度も高くないので、登山初心者も登れる山です。
この山はかなりおすすめの山です!
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一切経山登山のコース説明
今回のコースは以下のようになっています。
詳しい山行記録はヤマレコにアップしています。
そして今回のコースを僕の独断と偏見で★で示すこうなります。
今回は浄土平駐車場からスタートし、鎌沼~酸ヶ平を経由して一切経山の山頂に向かうルートです。
浄土平駐車場から鎌沼の近くまでは、傾斜は緩やかです。
ただし、道は石がゴロゴロしていたり、ぬかるんでいる個所もあるので、歩きづらい場所も所々ありました。
途中から階段や木道が出てきますが、そこは歩きやすかったです。
鎌沼周辺は木道が整備されていてとても歩きやすく、そして景色が絶景です。
一切経山に向かうには少し遠回りになりますが、立ち寄った方が良いスポットです。
酸ヶ平避難小屋から山頂までは、傾斜がきつめ。
道も石がガレガレ、ザレザレしているので滑りやすいです。
特に下る際は滑らないように注意が必要です。
急登の距離は長くないので、休みながら登れば体力的には大丈夫でした。
全体的な距離は8km程度で標高差も少なめでお手柔らかな登山コースではありますが、ガレガレの道を歩くのは足腰に結構負担が来ました。
下山後、足はまぁまぁ疲れてたかな。
でも程よい疲れで、ゆるハイカーの我々夫婦にはちょうど良いコースでした。
危険個所も特になく難易度も高くないので、初心者も歩ける山です。
ちなみに一切経山周辺は活火山です。
登山をする前に噴火警戒レベルや火山ガス等の状況を気象庁のページで確認しておきましょう。
一切経山登山の様子
では、一切経山登山の様子を写真を使って紹介して行きます。
浄土平駐車場をスタート
登山のスタートは浄土平駐車場から。
広い駐車場でトイレはもちろんビジターセンターやレストランなどもあります。
到着した時は6時くらいだったので、ビジターセンターもレストランもまだ空いてませんでしたが、トイレは利用出来ました。
土曜の6時時点の状態で、駐車場はガラガラでした。
車を降りて一切経山の方を見てみると、噴煙がモクモクしていました。
硫黄の香りも漂ってくるし、ザ・活火山って感じだね。
ビジターセンターの入口に登山届があったので、それに記入して登山スタート。
駐車場~鎌沼
まずは広めの木道を歩いて行き、浄土平湿原を抜けていきます。
スタートしてすぐに美しい景色が楽しめるのは良いね。
朝は気温が15度と少し肌寒く、それがかえって気持ち良かった。
6月中旬だけど、湿原はまだ緑になり始め。
山の上の春の訪れは遅いですね~。
綺麗な小川が流れている向こう側には、噴煙モクモクの山。
今まであまり見たことない景色でした。
湿原を抜けると、木々が生い茂るエリアに入ります。
木々は新緑って感じで、緑がとても鮮やか。
前日雨が降っていたのか、道が水浸しになっていて歩きづらかったな。
上の写真は道に水が流れているのがわかるかな(笑)
この分岐が出てきたら、左に行って鎌沼を目指します。
緑のトンネルのような道を歩いて行く。
カッコウの声があちこちから聞こえて来るけど、姿は見えなかった(笑)
なんか5月上旬くらいの景色を見ているみたいだ(笑)
新緑の緑は見ていて気持ちが良いね。
この白い小さな花はマイヅルソウというそうな。
こちらはツマトリソウ。
そしてこれはイワカガミ。
イワカガミはたくさん咲いていました。
高山植物もいろいろ咲いていて、高山植物が好きな人にも楽しい山だと思います。
道が登りになってきました。
石がゴロゴロしていて、結構歩きづらい(笑)
傾斜が緩やかなのは良かったな。
途中から階段に変ります。
しっかり整備された階段って歩きやすいね(笑)
スタートしてから1時間程度で最初の登りはおわり。
鎌沼まで緩やかな道を歩いて行きます。
木道も整備されていて歩きやすくなっています。
景色も良く、歩くのが超気持ち良い!
青空と緑の景色が最高です。
少し歩いて行くと分岐が出てくるので、鎌沼方面に向かいます。
岩の隙間からチングルマも咲いていました。
久しぶりに見たけど、可愛らしいお花ですよね。
そして木道を進んでいくと鎌沼が見えてきました。
鎌沼散策
木道を進んでいくと見えてくる美しい鎌沼の景色に、私も嫁さんも目を奪われた。
朝早い時間に登ったからか、人も少なくとても静かでした。
山の上にある池や沼の景色って、ほんと美しいですよね。
ちょっと風が強くて水面が波立っていたのでリフレクションはしてなかったけど、風が穏やかな日は辺りの景色も綺麗に写るんじゃないかな~。
周囲を木道で整備してくれているのも嬉しいですね。
すごく気持ち良い景色だったので、少し進んでは撮影を繰りかえして、なかなか前に進めなかった(笑)
ここの散策路は人気があるコースなので、朝早い時間が空いていておすすめかな。
あまりに気持ちの良い景色だったので、かなりのんびり歩いてしまった(笑)
鎌沼は標高1770m付近にある沼で、上から見ると鎌のような形をしているからその名がついたと言われています。
最深部でも6mと浅い沼で、凹地に水が溜まって出来たと考えられている沼。
一切経山登山に行く際には、外せない場所の一つですね。
続いて一切経山の方へ向かいます。
鎌沼~一切経山
鎌沼を過ぎると、小さな沼がある湿原「酸ヶ平」を歩いていきます。
この酸ヶ平もまた美しい景色でした。
秋にはとても綺麗な草紅葉も楽しめるようです。
きっと花もたくさん咲くんでしようけど、ちょっと時期が早かったかな。
酸ヶ平には避難小屋もあり、そこにはトイレもあります。
酸ヶ平避難小屋を過ぎると、本格的な登りが出てきます。
写真を見てもらえるとわかるけど、石がゴロゴロしたガレ場です。
傾斜もきつめなので、滑らないように気を付けながら歩く必要があります。
登るのはまあまあきついんですけどね。
でも急登部分の距離は短いので、ゆっくり登れば問題なかったです。
滑りやすいので、登るよりも下りる方が気を使ったかな。
斜面を登っている最中に振り返るとこの景色。
鎌沼と酸ヶ平を見渡せます。
登山をしている時に見る絶景って、歩くためのエネルギーになるよね(笑)
上の方に行くと、まだ雪が残っていました。
雪渓が見られると思ってなかったな(笑)
他の登山者の人が話しているのが聞こえたんだけど、今年は溶けるのが早かったみたい。
例年だともっと白い部分が多いのかな。
ここまで来ると傾斜も緩やかになってきて、山頂も見えてくる。
山頂が見えてくると、やる気と元気もわいてくる(笑)
山頂近くは木もなく、ガレガレした感じです。
火山って感じがしますね。
一切経山山頂(標高1949m)
スタートしてから3時間くらいで山頂に到着。
うちは写真撮りながらのんびり歩いているので遅いけど、普通は3時間もかからないと思います。
山頂はとても広く開けています。
ただこの日は強風が吹き荒れてて寒かった。
それでも絶景が楽しめたので、強風にもめげず50分くらいは滞在したかな(笑)
この登山コースの最大の目玉「魔女の瞳」は存分に楽しんでおかないと。
ということで、魔女の瞳を見に行く。
その魔女の瞳がこちら。
正式名は五色沼で、太陽の光の当たり具合でいろんな色に見えて神秘的なので、魔女の瞳と呼ばれているそうです。
この日は天気も良く、綺麗な青色に見えました。
五色沼は、標高1740m付近にある直径約300mの火口湖です。
この絶景が見られることから一切経山の登山コースはとても人気がある。
この日も山頂には次から次へと登山客がやって来ていました。
そして見る人みんなが、わぁっと声をあげてこの景色に感動していた。
何枚撮っても同じ景色なんだけど、それでも何枚も写真が撮りたくなる場所。
写真じゃわからないと思いうけど、めちゃくちゃ強風でした。
でもそのおかげで、雲が吹き飛んで綺麗な景色が見られたのかもしれない(笑)
登っている最中は暑くてTシャツだったんだけ、さすがに寒くて上着を羽織った。
こちらは広角レンズで撮った写真。
辺り山々も見渡せる絶景でした。
ここは、うちの嫁さんが前々から見てみたいと言っていた場所。
念願がかなって良かった!
山頂は広いので景色を楽しみながらぐるっと周ってみる。
この山の山頂はとても見晴らしが良いです。
遠くに見える山の上もまだ雪が残っているね。
山頂付近を少し離れた位置から撮影。
木々が全くなく、いつも登っている山とはちょっと違った雰囲気で面白い。
この写真の左側に見えるのは吾妻小富士。
見るからに火山って形をしていますね。
吾妻小富士は浄土平駐車場の近くにあって、人気の観光スポットになっています。
下山後、体力が残っていたら寄ってみよう。
参考
私と嫁さんが使っているカメラ関連についてはこちらのページでまとめています。
下山
山頂を存分に楽しんだ後は下山。
酸ヶ平避難小屋までは、傾斜がきつめの個所があって滑りやすいので注意しながら歩く必要があります。
油断すると転ぶので。
下山時に見える景色も絶景。
景色が綺麗だと下山も楽しい。
スタート時は朝早かったから登山道にあまり人はいなかったけど、下山時にはたくさんの人が歩いていました。
この山の人気の高さがわかった。
それでも登山道が混雑するってことはなかったので、普通に快適に歩けたよ。
下山時に酸ヶ平と鎌沼の景色を楽しむ私。
とても清々しい景色です。
道はこんな感じでガレガレ。
下りが苦手な嫁さんは、慎重に歩いていました。
酸ヶ平避難小屋を過ぎたあたりにある分岐を浄土平方面に進みます。
後ろを振り返るとこんな絶景。
本当に気持ちの良い場所だ。
下山は、吾妻小富士の迫力ある火口の景色を見ながら下りれるのも良いね。
下山の道も石がゴロゴロしているので、気を付けながら歩きます。
駐車場が見えてきました。
この辺りから見る吾妻小富士がなんかかっこいいな。
駐車場に着いたのは、12時過ぎくらい。
とても景色が良かったので、かなりのんびりと歩いてしまったな(笑)
ちなみに下山後、元気があったら吾妻小富士も登ろうと思ったんだけど、嫁さんが膝に違和感があると言うので今回はやめておきました。
吾妻小富士は道が綺麗に整備されていて、火口を見に行くだけならスニーカーでも行けます。
ただかなり長い階段を上る必要があるので断念しました。
火口をぐるっと周るお鉢周りも出来るので、元気がある時にまた行きたいな。
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登山道までのアクセス
今回、車は浄土平駐車場に止めました。
6時くらいに到着した際には、駐車場はガラガラだったけど、12時過ぎに下山してきた時にはメイン駐車場はいっぱいでした。
でも臨時駐車場を開けてくれていたので、駐車場に入れない車は無かったかな。
ちなみに紅葉などの人気のシーズンは、駐車場に車が入りきれなくて道路が渋滞することもあるようです。
綺麗なトイレもあるし、レストランやビジターセンターもあるので、登山の拠点にするのには良い場所です。
道路も道幅がしっかりとあり走りやすいのも良い点でした。
今回の登山の服装や持ち物
今回の登山は以下の装備で歩きました。
この場所は標高がそこそこ高いので、朝は結構冷えています。
レインウエアの上やウインドシェルなどは必要です。
最初は長袖を着て歩いていましたが、登ってる最中は暑くなりTシャツに。
日中はTシャツでも良いくらいの暑さになっていましたね。
ただ山頂付近は風が強く、かなり肌寒く感じるので必要に応じでアウターを羽織りましょう。
朝と昼の寒暖差が結構あるので、レイヤリングで調整できるようにして行った方が良いです。
うちの登山ギア
私と嫁さんが使っている登山ギアはこちらのページでまとめています。
一切経山はいろんな景色が楽しめるコース
以上、一切経山の登山レポートでした。
活火山の荒々しい風景から、沼の静かで爽やかな風景まで、いろんな絶景が楽しめるコースでした。
山頂から見える五色沼(魔女の瞳)の景色は必見。
一度は見ておきたい景色ですね。
距離と累積標高の数値だけを見ると、お手柔らかのゆるハイクに見えるけど、実際に歩くと結構足に疲労が来るので歩いた満足感・充実感もあるコースでした。
コースの難易度は高くないので、初心者でも十分歩けるコース。
ちょっと遅めの時間に行くと駐車場が混雑すると思うので、早めの時間に行くことをおすすめします!
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