先日、うちが使っているカメラについての記事を書きましたが、今回は単焦点レンズについて書いて行こうと思います。
単焦点レンズは、持っていたもののあまり上手く活用できていなかったんですよね。
それはもったいないということで、使い方やカメラの基礎をちょっとだけ調べて使うようにしました。
うちが使っている単焦点レンズはオリンパスの「M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8」というもの。
このレンズで撮った写真なども掲載するので、購入を考えている人の参考になればと思います。
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単焦点レンズとは
単焦点レンズって何かっていうと、ズームが出来ないレンズです。
被写体を大きく撮りたい場合は、自分が近づく必要があるってことです。
じゃ、ズームレンズの方が便利じゃんって思っちゃうんですが、単焦点レンズにはメリットがいろいろあるんです。
- 背景をボカした写真が撮りやすい
- 暗い場所や動きの速いものが撮りやすい
- ズームレンズに比べてリーズナブル
では上記のことについて、説明していきます。
絞り(F値)について
カメラには絞りというものがあります。
絞りを大きくしたり小さくしたりすることで、光を取り込む量を調整することが出来ます。
この絞りの大きさはF値という数値で表されていて、絞りを全開にした時の「開放絞り値」は、レンズによって異なります。
Fの値が小さいほど、絞りを大きく出来るんだけど、この記事で紹介している「M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8」というレンズは、開放絞り値が1.8です。
うちがメインで利用しているズームレンズの「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6」は開放絞り値が4.0~5.6となっています。
ズームレンズの場合、焦点距離によって開放絞り値が変わるので、4.0~5.6という表現になっています。
このズームレンズの焦点距離を25mmにした時は開放絞り値が4.7なので、単焦点レンズの方が絞りを大きく出来るということです。
そしてこの絞りが大きいほど、ピントが合う範囲が狭くなります。
周りがボケた写真が撮りやすいってことね。
逆にF値をあげて絞りを小さくすると、ピントが合う範囲が広くなります。
全体的にボケない写真が撮れるということです。
この違いについては、実際に撮った写真を後で紹介します。
F値を自分で設定して撮影するAモードを使うと、この違いがわかりやすいです。
シャッタースピードを速く出来る
上記で説明した通り、単焦点レンズは絞りを大きく出来る、いわゆる明るいレンズです。
絞りを大きく設定できるので、光を取り込む量も多くなり、シャッタースピードを上げることが出来ます。
シャッタースピードが速いので、動きの速いものが撮りやすくなるということです。
また、シャッタースピードが遅くなりがちな暗い場所での撮影でも、手持ち撮影でもブレない写真が撮りやすくなるという利点があります。
絞りを大きく出来るというのは、とても大きなメリットですよね。
絞りやシャッタースピードについてなど、カメラの基本について調べるときにこの本がとても参考になりました。
文字通り初心者用の本なんですが、漫画ですごくわかりやすく書いてあるので、基礎を学ぶにはとても良かったです。
ミラーレスや一眼レフを持っているけど、絞り???って感じの人にはおすすめの本です。
ズームレンズに比べるとリーズナブル
安いズームレンズでも4~5万円するなか、この単焦点レンズは3万円台で購入することが出来ます。
他の高いレンズに比べたら、購入しやすいので一つ持っておくと便利だと思います。
オリンパスのオンラインショップでも3万円台で購入出来ます。
M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8について
ここからは、単焦点レンズ「M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8」で実際に撮影した写真を使って、ボケの感じとか紹介していきます。
カメラ本体は、「OLYMPUS OM-D E-M5 MarkⅡ」を使用しています。
まずはF値の違いによる、ボケ具合の違いについて。
F値によるボケ具合の違い
まず最初の写真は、F値1.8に設定し手前のマグカップにピントを合わせたもの。

F1.8で手前に焦点を合わせた場合
背景がボケているのがわかりますよね。
続いて真ん中のティーポットにピントを合わせた場合。

F値1.8で中央に焦点を合わせた場合
今度は手前のマグカップがボケました。
以上のように、F値を開放絞り値の1.8にすると、結構ボケてくれます。
次にF値を10に設定して撮影した写真。

F値10で手前に焦点を合わせた場合
ピントは手前のマグカップに合わせていますが、後ろのティーポットもあまりボケていません。
F値をもっと上げれば、ティーポットももっとくっきりすると思います。
このようにF値を調整することで、ボケの強い写真からボケない写真まで撮ることが出来ます。
AUTOモードで撮影すると、F値は最適な値に自動的に設定されてしまうので、ボケを調整したい場合はAモード(絞り優先モード)を利用してください。
Aモードを使うことで、撮影の幅がすごく広がります。
僕も嫁さんも、今までAUTOモードしか使ってこなかったので、これからはAモードをガンガン使って行こうと思ってます(笑)
単焦点レンズとズームレンズの画質の違い
単焦点レンズのことをネット調べていると、単焦点レンズの特徴として画質が良いというのを見かけます。
単焦点レンズは、ズームレンズと違って単純構造だから収差やゆがみが少なく、綺麗に撮れるんだそうです。
うーん、なんか小難しいこと書かれても、僕のようなカメラ初心者、ド素人にはよくわからない(笑)
百聞は一見に如かずとうことで、実際に単焦点レンズとズームレンズの画質の違いを比べて見ることにしました。
撮影の条件を同じにして撮影しています。
- 焦点距離:25mm
- F値:5.0
- シャッタースピード:1/60秒
- ISO感度:320
単焦点レンズ「M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8」で撮影した写真がこちら。

「M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8」で撮影
そしてズームレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6」で撮影した写真がこちら。

「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6」で撮影
違い分かりますか?
僕は同じに見える(笑)
拡大してもそんなに大きな違いはありませんでした。
見る人が見たらわかるんでしょうけど、素人目にはわからん。
撮影の仕方などで変わってくるのかもしれませんけどねぇ。
「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6」の絞りを一番大きくしても、F値は4.0(焦点距離14mm時)です。
なので、ボケ具合の項目で1番目に貼り付けた写真見たいなボケは得られません。
そういう意味では、単焦点レンズを持っておいて損はないかと。
単焦点レンズを一本持っているだけで、ズームレンズとは違った写真が撮れるので面白いです。
ボケの強い写真撮ると、なんか写真が上手くなった気分になれるしね(笑)
荷物にはなりますが、小さいし重くもないのでカバンにちょろっと入れておけるのも良いですね。
M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8で撮った写真
M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8を付けて撮った写真をいくつか紹介します。
参考に見てみてください。
まずは食べ物から。
どれも背景が良い感じにボケて、主役が引き立っていると思いませんか。
食べ物が美味しく見えますよね!
続いて花の写真。
ジャノメエリカと紫陽花の写真です。
周りをボケさせることによって、一つの花の綺麗さが引き立って見えますよね!
そしてニャンコ。
アップで撮って目に焦点を合わせると、周りがボケて顔が強調されます。
猫の可愛さがアップすると思いませんか(笑)
こんな感じで結構綺麗な写真が撮れますよ!
撮影に使ったカメラ
今回の撮影に使ったカメラは、「OLYMPUS OM-D E-M5 MarkⅡ」です。
小型で軽量のミラーレス一眼で、持ち歩きに便利なカメラです。
こちらの記事で紹介しているので、気になった人は見てみてくださいね!
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まとめ
以上、オリンパスの単焦点レンズの紹介でした。
こんな方におすすめ
- ボケの強い写真が撮ってみたい
- ペットなど動きの速いものが撮りたい
- 暗い室内でも手持ちでブレない写真が撮りたい
焦点距離が標準と言われるだけあって、景色から料理までいろいろ場面で使える意外と使い勝手が良いレンズ。
普段は広角から望遠まで効くレンズを使って、いつもと違った写真が撮りたい時に変えるという使い方も有りだと思います。
せっかくミラーレス一眼を持っているんだから、レンズを交換してまた違った写真を撮る醍醐味を感じてみてはいかがでしょう。
写真を撮るのがさらに楽しくなると思いますよ~。
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