ブリティッシュヒルズは、福島県岩瀬郡天栄村にある施設です。
パスポートのいらない英国をうたっている施設なだけあって、門をくぐると別世界が広がっています。
海外に行ったような錯覚に陥る雰囲気でした。
ブリティッシュヒルズでは、英国風の建築物マナーハウスの中を見学できるツアーも開催されているので、今回はそのツアーに参加してみました。
この記事では、マナーハウスツアーの様子や敷地内にあるレストラン「アスコット」で楽しんだアフタヌーンティーについて紹介していきます。
ブリティッシュヒルズに行こうと思っている人は、是非参考にしてみてください。
パスポートのいらない英国・ブリティッシュヒルズ
ブリティッシュヒルズは、羽鳥湖のすぐ近くにあります。
立派なもんを抜けて行くと、英国の国旗がずらーっと並んでいます。
すでに日本じゃないみたい。
ブリティッシュヒルズは、神田外語グループが作った施設で中世の英国を再現したものです。
英語教育の一環で、英語を学ぶなら環境も大事ということから、普段から英語に触れられる環境をということで造られたそうです。
建築技師も英国からと呼んだり、建築材料などにもこだわって造られたんだって。
まさにパスポートのいらない英国ですよね。
電線も地中に埋めて、英国の景観を再現しています。
学生の勉強合宿などにも使われることが多いようで、この日もたくさんの学生が訪れていました。
これからは、英語は出来たほうがいですもんね!
個人参加型の英語のレッスンも開かれているようなので、興味のある人は参加してみてはいかがでしょうか。
宿泊施設もあるので、宿泊することも出来ます。
中世の英国の建物に宿泊するのもゴージャスな感じして良いかもね!
こちらは看板犬のラブちゃん。
暑くて、全然動いてくれなかった(笑)
表情が優しくてかわいい子ですね!
僕たちがここに来た目的は、ブリティッシュヒルズのメインの建物のマナーハウスで行われているツアーに参加するためです。
駐車場に車を止めて、まずはマナーハウスに行ってみました。
マナーハウスツアーに参加
駐車場に車を止めて歩くこと5分くらいで、マナーハウスに着きます。
石で造られた立派な建物がマナーハウスです。
マナーハウスとは英国貴族が荘圏内に造った別宅だそうです。
ガイドの方は、日本でいう大名屋敷みたいなものだと言ってました。
入口を入ると豪華絢爛。
シャンデリアにソファーにラグジュアリー感が半端ない(笑)
冬になると、こちらの暖炉に火をいれるそうです。
冬に来るのも良さそうですね!
玄関マット(呼び名がわからない)もかっちょええ!!
これなんて言うの、玄関マットじゃなくてかっこいい名前あるよね、きっと(笑)
ここに受付があるので、マナーハウスツアーに参加したいことを伝えると、英国人スタッフが対応してくれます。
もちろん英語で(笑)
日本人スタッフもいるので、日本語でも大丈夫だと思いますけどね。
ここで入場料の200円とツアー参加費600円を支払います。
支払いをすると、敷地内のお店で使える200円引き券がいただけます。
この券はレストランやお土産屋などで使えるので、お土産を買ったり食事をしたりするときは会計の時に忘れずに出しましょう。
マナーハウスツアーは、日本語と英語のツアーあり、時間は以下のとおりとなっています。
- 日本語ツアー:11:00~
- 英語ツアー:14:00~
私が電話で聞いたときは予約等は不要と言われました。
予約せずに行って、当日申し込んでも問題なくツアーに参加することが出来ました。
もし不安な方は、電話で聞いてみてくださいね。
時間になると女性のスタッフさんが、マナーハウス内を案内してくれます。
この日の参加者は僕たちを含めて6名。
思ったより少なかったな。
通常、宿泊者しか2階は見学できないんだけど、マナハウスツアーに参加すると2階も見学させてくれます。
2階へ向かう階段です。
外からの光でステンドグラスが浮かんで見えます。
色使いが綺麗ですよね~。
2階へあがると、まずアッパーホールというスペースがあります。
ここは1階のエントランスホールを通過したお客を領主が出迎える場所なんだとか。
1階のエントランスホールでは執事が領主に合わせるべき客かどうかをいろいろ質問して審査するんだって。
飛行場のイミグレーションは、これが元になっているそうな。
この下に敷かれている丸い絨毯。
これね、1億円もするんだって!!
ブリティッシュヒルズは、建物だけでなく内装にもそうとうこだわって造られているみたい。
1億円の絨毯、踏ませてくれます(笑)
続いて、こちらはクイーンズルーム。
領主夫人のお部屋です。
この時代の人は、高価なものを所持することで、自分の力を誇示してたんだって。
なので、部屋の中も豪華絢爛。
映画とかでしか見たことない、猫足のバスタブなんかもありました。
バスタブいっぱいに泡を入れて、入ってみたいですね(笑)
家具の脚は動物の脚を模して造られているものが多く、繊細な装飾が施されていたり、曲線がとても美しいものが多かったです。
家具一つ一つとってもこだわりの品ですな。
そして隣には、キングルームがあります。
でっかい机は、領主とお客が商談をするためのものです。
中央の引き出しは繋がっていて、ここに賄賂を入れてもらい、サインをするかどうか決めたそうです。
日本でいう「袖の下」ってやつですね。
それが、英語だと「money under the table」となるんだけど、この机の引き出しがその語源になっているそうです。
この時代の領主はこのようなお金を受け取って、稼いでいたんですね~。
電話も派手派手です(笑)
何から何まできらびやかにしなくちゃ気が済まなかったのかな。
この豪華な廊下を通ってライブラリーに向かいます。
高そうな本がずらりと並んでいました。
何しろこの時代の領主さんは、珍しいものや手に入りずらい物を所有して、それを人に見せることで自分のすごさをアピールしていたようです。
本もその一つで、読むかどうかもわかららない本をずらりと並べていたそうです。
この部屋で勉強したら、私でも頭よくなった気分になれるかも。
私も部屋に入って初めに思ったのは、すげーって感じだったので、領主の思うつぼだったわけだ(笑)
どの部屋も豪華で、贅の限りを尽くしている感じ。
お金持ちってすごいなぁ。
そして娯楽部屋もあります。
ビリヤード台かと思ったら、違いました。
スヌーカーというものだそうです。
ビリヤードににているけど、若干違って玉の大きさも少し小さいし、台はちょっと大きかったかな。
日本にはなじみのない競技ですが、英国では試合がテレビ中継されるほど人気の競技だそうです。
最後に食堂です。
長テーブルに椅子がずらーっと並んでる光景は、ハリーポッターの世界みたい。
当時の英国の建築技術は世界一といわれてそうで、中柱を建てないでこの広い空間を造れる技術は日本にはなかったそうです。
ここで食事をすることが出来るそうなんですが、ドレスコードがあってジーンズや短パンなどのカジュアルな格好ではダメなんだって。
学生さんの場合は、制服着用が義務付けられてるそうな。
ブリティッシュヒルズで宿泊して、ここで食事しようと思っていたら気を付けてくださいね!
ツアーはこれで終了。
ガイドをしてくれた女性スタッフさんは、話がとても上手でちょいちょいジョークを交えながらわかりやすく説明してくれました。
なので、とても楽しいツアーだった。
ブリティッシュヒルズに行ったら、マナーハウスツアーは参加した方がよいですよ!!
ドラマの撮影にもよく使われているようで、「花より男子」の道明寺邸だったり、「相棒」の撮影に使われたり、「サバイバルウエディング」にも使われたそうです。
これだけ立派な建物だったら、撮影に使われてもおかしくないですね!
アスコットでアフタヌーンティーを楽しむ
英国といったら、やっぱりアフタヌーンティーですよね。
ということで、敷地内にあるレストラン「アスコット」でアフタヌーンティーを楽しんできました。
昼はティールーム、夜はレストランとして営業しています。
中に入るとこんな感じです。
オシャレな感じですね。
さすが英国建築にこだわっているブリティッシュヒルズです。
屋根とか梁とかがかっこいい。
私たちが行ったときは、ちょうどバタバタしていたようで、席は空いてるけどちょっと待たされました。
そしてしばらく待ってから、席に通してくれた(笑)
席について、アフタヌーンティーを2人分注文。
料理も待つのかなぁと思ったら、お茶と料理はそんなに待たずに出てきました。
入店したタイミングが悪かっただけね(苦笑)
三段トレーに盛り付けされた、スタンダードなアフタヌーンティーですね。
サンドイッチ、スコーン、キッシュ、スイーツという内容です。
お茶は、私がダージリンで、嫁さんがアールグレイにしました。
一つ一つが大きくて食べ応えのあるアフタヌーンティーでした。
味は、まぁ普通かな(笑)
スコーンがとてもシンプルな味わいで、クリームとジャムが引き立つスコーンでした。
スイーツに関しては、ちょっと甘すぎた(笑)
値段は1人2600円なので、アフタヌーンティーとしては安い方かもね。
英国建築の中で、英国の雰囲気を感じながらアフタヌーンティーを楽しむといった意味では良い場所です。
ただイマイチな点が2点ほど。
1つは冷房がついていない。
扇風機がいくつか回っていますが、私が座った席は風が当たらなくて、めちゃくちゃ暑かった(苦笑)
優雅にアフタヌーンティーを楽しむというより、あちーあちーといいながら、汗をかきながらいただいてました。
優雅ではないですよね(笑)
もう一つはスタッフのサービスが洗練されていない。
マナーハウスツアーの時に、ガイドさんがスタッフもイギリス英語をちゃんと使える人にこだわっていると言っていたんですが、英国人スタッフのサービスがイマイチ。
紅茶を注ぐときに、結構派手にこぼしたのに、ソーリーと言ってそのまま立ち去りました。
結局、私が自分で拭いたんだけどね(笑)
これって、レストランの店員としてはダメでしょ。
せっかく英国の雰囲気や英語で生活する環境にこだわって作ったんだから、こういうころで手を抜くのはもったいない気がするね。
私が細かすぎるのかな(笑)
ブリティッシュヒルズへのアクセス&料金
ブリティッシュヒルズは、福島県岩瀬郡天栄村にあります。
羽鳥湖の近くです。
施設情報
- 所在地
福島県岩瀬郡天栄村大字田良尾字芝草1-8 - アクセス
車:東北道 白河ICから一般道で約40分
電車:新幹線 新白河駅から送迎バスで約40分
タクシー:新白河駅から約40分 小型車(4名乗り)約8000円 - 受付時間
9:30〜18:00 - 定休日
年中無休 - 入場料
大人200円、小学生100円 - マナーハウスツアー料金
大人600円、小学生300円 - URL
https://www.british-hills.co.jp/
送迎バスの時刻表等は公式ページをご覧ください。
ブリティッシュヒルズに宿泊する
ブリティッシュヒルズは宿泊することが可能です。
中世の英国の建物に泊まれるので、雰囲気はとても良いんだと思います。
宿泊予約は公式ページから行えます。
その他、宿泊予約サイトからも予約が可能です。
宿泊料金は結構しますが、他ではない雰囲気で宿泊出来るので、1度は泊まってみたいな。
なお、今回宿泊していないので、宿泊については詳しく紹介出来ません。
宿泊や「ブリティッシュヒルズ」の別の情報もチェックするなら「旅ソム」がおすすめです。
今回の撮影機材
今回の写真撮影にはこちらのカメラとレンズを使用しています。
撮影機材
- カメラ
OM-D E-M10 MarkⅡ - レンズ
M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6
私と嫁さんが使っているカメラ関連についてはこちらのページでまとめています。
ブリティッシュヒルズは気軽に海外気分が味わえる場所
以上、ブリティッシュヒルズのマナーハウスツアーのレポートでした。
ブリティッシュヒルズは、門をくぐるとほんと別世界になって、その雰囲気を味わうだけでも価値のある場所です。
マナーハウスツアーも話上手なガイドさんの説明のおかげで、中世の英国の生活ぶりや英国建築の豪華絢爛さがわかって、とても楽しいものでした。
参加する価値があるツアーです!
※この記事は2018年8月に行った時の情報をもとに書いたものです。料金やサービス等の情報は現在と変わっている可能性があるのでご了承ください。
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