
「みさきまぐろきっぷ」という切符があるのご存じでしょうか?
京浜急行が発行する、電車、バスのフリーパス、食事券、アクティビティ券がセットになったお得な切符です。
三崎港に行ってマグロを食べたり、遊覧船に乗って海や魚を眺めたり、城ヶ島に行って海の景色を眺めたりと、いろんなことが楽しめます。
2025年7月末にこの「みさきまぐろきっぷ」を使って三浦半島日帰り旅を楽しんできたので、その様子と共に「みさきまぐろきっぷ」がどれくらいお得なのか、どんな特典が付いているのかなど、その魅力や使い方などを紹介していきます。
電車でお得な日帰り旅をしたいと思っている人は、是非参考にしてみてください。
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京急のみさきまぐろきっぷの内容と特典

みさきまぐろきっぷの内容と特典は以下のようになっています。
まぐろまんぷく券は加盟店で使える食事券で、三崎のマグロを使ったお寿司や海鮮丼、定食などを食べることが出来ます。
加盟店は色々あるので、自分の好きなお店を探して行くのも楽しみの一つです。
三浦・三崎おもひで券は、アクティビティやカフェなどで使えます。
遊覧船や2階建バス、レンタサイクルなど、色々なアクティビティに利用することが出来ます。
うらりマルシェでお土産に交換するなんて使い方も出来るので、人それぞれいろんな使い方が出来る特典となっています。
私は今回、まんぷく券は「くろば亭」で利用し、おもひで券は「にじいろさかな号(遊覧船)」に利用しました。
まぐろまんぷく券もおもひで券も使えるのは1回のみなので、何に使うかよく考えて利用しましょう!
みさきまぐろきっぷの料金は以下のとおりです。
主要駅からの発売額 | 品川駅から | 横浜駅から | 上大岡・金沢文庫駅から | |
---|---|---|---|---|
大人 | デジタル | 3750〜4250円 | 3650〜4100円 | 3600〜3930円 |
磁気切符 | 4250円 | 4100円 | 3930円 | |
小児 | デジタル・磁気 | 2860円 |
料金は乗る駅によって異なります。
大人のデジタル版の料金に幅があるのは、利用する日程によって料金が異なるからです。
土日などは、やや料金が上がります。
デジタルと磁気を比べるとデジタルの方がリーズナブルなのでおすすめです。
私は今回、平日に品川駅からデジタル版を利用したので3750円でした。
この料金で食事やアクティビティ券などの特典が付いてくるのはとてもお得です。
みさきまぐろきっぷを使って三崎港と城ケ島へ

では「みさきまぐろきっぷ」を利用して行った、三浦半島日帰り旅の様子を紹介していきます。
日帰りだけどかなりボリューム満点の内容となっています。
これを見たら「みさきまぐろきっぷ」を使いたくなってしまうかもしれませんよ。
ちなみに上の写真は三崎口駅で撮った写真。
駅名が「みさきまぐろえき」になっているのがユーモアがあって良いですね(笑)
おもひで券で「にじいろさかな号」の遊覧を楽しむ

三崎口駅に着いたらすぐにバスに乗って三崎港に向かいます。
まずは遊覧船の「にじいろさかな号」に乗ることに。
チケットは三崎港の近くにある「うらり」内で販売しています。
スマホに三浦・三崎おもひで券のにじいろさかな号を表示させて、スタッフさんが教えてくれるパスワードを入力するとチケットに交換してくれます。
所要時間は40分程度で、定員は60名まで乗ることが出来ます。
この日は平日だったのでそれほど混雑していませんでしたが、週末などは混雑が予想されるので早めにチケットを手に入れておいた方が良いと思います。

時間が来たら出航!

城ヶ島大橋をくぐって、湾の外側に出ていきます。
船は意外と揺れるので、酔いやすい人は酔い止めを飲んでおいた方が良いかもしれません。

この日は猛暑だったけど、海風を受けながら海を眺めるのは気持ち良い。

出航してから10分程度でさかなポイントに到着。

にじいろさかな号は水中展望室が付いている船で、海中を覗くことが出来るようになっています。

船の上ではおじさんが餌をばら撒いてくれているので、魚たちが集まってきます。

大量にやってくるお魚に夢中のおじさんが約1名(笑)
泳がなくてもお手軽に海の中が覗けちゃうのは良いですね〜。

上から見るとこんな感じなっていた。
魚がわちゃわちゃしてる(笑)

魚スポットでは約20分程度停泊してくれていました。
その間、魚の餌やり体験などもさせてくれます。

目の前に見える島は城ヶ島。
海から見る城ヶ島もなかなか良きですな。

再び城ヶ島大橋を抜けて港に戻ります。

海や魚が眺められる楽しいアクティビティでした。
今の季節はあまり海鳥がいないようですが、違う季節だとユリカモメたちが餌ほしさに船を追いかけてくるそうです。
船内ではカモメの餌も売っているので、カモメの餌やりも楽しそうですね。

ぼーっと海を眺めていたらあっという間に港に到着。
40分くらいだと気軽に体験できて良いですね。
おもひで券を使うアクティビティとしてもおすすめですよ!
くろば亭で豪華船盛定食を楽しむ

ランチは「まぐろまんぷく券」利用できるお店へ。
今回選んだお店は三崎港バス停から徒歩6分程度の場所にある「くろば亭」。
開店前から行列が出来る人気店で、豪華な海鮮定食が食べられるのが売りのお店です。

お店に着いた時にマグロの頭の解体ショーが行われていました。
解体ショーを見ると、マグロって食べる場所がたくさんあるんだなぁって改めてわかります。
この日は平日だったので、開店10分間くらいに行ったら並んでいる人の数はお手柔らかでした。
一回転目に入店することが出来たのでラッキーでした。

席はカウンターと座敷があったので、カウンターにしました。
まぐろまんぷく券で食べることが出来るメニューはこちら。

どれも美味しそうなんだけど、舟盛り定食が目的だったので舟盛り定食を注文。
マグロと地魚の刺身を盛った舟盛りで、見た目にもすごく豪華な定食です。
ちなみにメニューには載っていないけど、マグロのみの舟盛り定食も選ぶことが出来ました。
今回は地魚も食べたかったので、普通の舟盛りにしましたがマグロオンリーも美味しそうだった。
店内を見渡したらマグロオンリーの舟盛りを頼んでる人の方が圧倒的に多かったです(笑)

他にもいろんなメニューがあって目移りしてしまう。
もちろん、プラス料金を払えばこれらのメニューも食べることが出来ます。

こちらがその舟盛り定食です。
どうですか、豪華でしょ(笑)
刺身が船に乗って出てくると、めちゃくちゃゴージャスに見える。
刺身はマグロにアジ、イサキ、メダイ、マグロのユッケなど。(あと2種類は忘れた)
いろんな地魚が少しづつ食べれるので、お魚好きな人におすすめのメニューです。

こちらは舟盛り定食に+550円で中トロをプラスしたもの。
中トロが乗るとゴージャス感がアップします。
そしてその中トロがすごく美味しいので、中トロをプラスするのがおすすめ。
新鮮な美味しいお刺身をたくさん食べられる幸せな定食でした。
このお店はとても人気があって、週末などはかなり並ぶことが予想されるので、その点は注意が必要です。
うらりマルシェでお買い物&食べ歩き

三崎港のすぐそばには「うらり」という施設があり、マグロなどの海産物や地元で採れた新鮮な野菜や果物などを買うことが出来ます。

今の時期だと立派なスイカやメロンがずらりと並んでいました。
今回は電車の旅だったので、スイカを買うことは出来なかったけどメロンは購入してみました。
とても甘くて美味しいメロンだったので、ここに行ったらメロンを買うのおすすめです。
マグロも美味しい切り身や剥き身などいろいろ売っているので、マグロが欲しい人も立ち寄ってみると良いと思います。
ちなみに「おもひで券」を使ってお土産をもらうことも出来ます。
マグロの加工品や剥き身などがもらえるんだけど、私のおすすめはマグロの剥き身。
ご飯に乗っけてネギトロ丼にするととても美味しいです。
おもひで券をアクティビティに使わずに、うらりマルシェで使うのもありですよ!

こちらはうらりマルシェ内で売っていた、スイカシャーベットとメロンシャーベット。
スイカとメロンを凍らせてそのまま砕いた感じのシャーベットで、フルーツそのものの味がして美味しかったです。
暑い日にピッタリですね。

こちらはマグロカツとまぐろと豚のメンチ。
マグロカツがすごく脂が乗っていて美味しかった。
他にもトロまんなども売っていて食べ歩きが出来るのも嬉しいですね。

そして三崎と言ったらマグロなので、マグロのUFOキャッチャーもありました。

マグロ好きにはたまらないUFOキャッチャーなのかな(笑)

これ、結構大きいので取れたら取れたで困ると思う(笑)
館内は冷房が効いててとても涼しいので、暑い日なんかは涼みによって見ると楽しい場所です。

また「うらり」は港のすぐそばにあるので、周辺を散策すると港の雰囲気も味わえますよ。
上の写真は仲崎バス停付近で撮った写真。
「うらり」からだと徒歩8分くらいの場所ですが、船がずらりと並ぶ光景は普段あまり見ることないので新鮮でした。
夏は暑いけど、海風が吹いていると都内よりは涼しく感じるので、散策してみるのもおすすめ。
ただし熱中症には気を付けてくださいね。
3204bread&gelatoで絶品ジェラートを堪能

うらりやその周辺を散策した後にデザート食べによったのがこのお店。
ジェラート専門店の「3204bread&gelato」です。

暑い中歩いたから、冷たいものが食べたくなり寄ってみました。
あったかデニッシュにジェラートをサンドした「デニッシュ コン ジェラート」が食べられるお店なんだけど、今回は普通にジェラートを注文。

左がピスタチオとミルクのダブル、右がアールグレイとクリームチーズカシスのダブルです。
口当たりがとても滑らかで、どのフレーバーもすごく濃厚な味わいで美味しい。
しっかりとした量があったけど、ペロッと食べられちゃいました(笑)
炎天下の中散策して疲れたら一息つきに立ち寄ると、美味しいジェラートでリフレッシュ出来ますよ!
三浦海岸駅で途中下車して散策

みさきまぐろきっぷの電車乗車券は、途中下車も可能です。(逆戻りは不可)
帰りに三浦海岸駅で途中下車して、少しだけ砂浜を散策してみました。
三浦海岸は駅から徒歩7分で行ける、とてもアクセスの良い海岸。
フラットな砂浜が約1kmも続く広い海岸です。
東京や神奈川の在住の人だと三浦海岸に海水浴に行く人も多いのではないでしょうか。

写真は海水浴が禁止のエリアなので、誰も泳いでませんが反対側をみたら結構泳いでる人がいました。

こちらは遊泳OKなエリア。
監視員が見守ってくれている海岸なので、安心して海水浴を楽しむことが出来ます。
城ヶ島でも海の景色を見たけど、また違った風景が楽しめるので、ちらっと途中下車の旅を楽しんでみるのも面白いと思います。
汐入駅で途中下車してヴェルニー公園を散策

途中下車は区間内であれば、何度でもすることが出来るので汐入駅でも降りてみました。
目的はヴェルニー公園に行くこと。
ヴェルニー公園は汐入駅から徒歩5分程度の場所にある公園で、横須賀基地のすぐ近くにあります。

海沿いに綺麗に整備された公園で、オシャレな感じがあります。
フランス式の花壇があってバラが1300株の植えられています。
バラの季節はすごく綺麗な光景になるんでしょうね。
そして海の方に目を向けると、潜水艦や軍艦見えるのがこの公園の最大の特徴。

巨大な船などを見ると、やっぱり思わずわーっと声が出ちゃいますね。

なんなのかわからんけど、すごくゴツいのも停泊してた(笑)

軍艦っぽい船も停泊しています。

「YOKOSUKA軍港めぐり」というツアーも開催されている場所でもあります。
船に乗って軍港を巡るというもので、自衛隊やアメリカ海軍の迫力ある軍艦などを見ることが出来るツアーです。
私は過去に一度だけ参加したことありますが、すごく面白いツアーでした。
興味のある人は、ツアーに参加してみてはいかがでしょうか。

これは戦艦陸奥の主砲。
デカくてびっくりした(笑)
ヴェルニー公園は、普段見ることのできない光景が見れるので面白かったです。
どぶ板食堂 Perryでネイビーバーガーを堪能

最後はドブ板通りを少し散策して「どぶ板食堂 Perry」で夕食を食べることに。
ドブ板通りは正式には「本町商店会」という商店街で、第2次世界大戦後に横須賀に駐留した米軍の街として栄えた場所です。
今でもバラエティ豊かな業種が軒を連ねる特徴的な商店街です。

なんかアメリカな雰囲気のお店があったり、

スカジャンのお店があったりしました。
この日は月曜日で休みのお店も多かったのが残念でした。
シャッターが閉まっているお店も多く商店街も閑散としてた(苦笑)

夕飯を食べに行ったお店がこちら。
ネイビーバーガーが食べられるお店です。

店内はこんな感じで、アメリカンな雰囲気。

カウンター席も雰囲気ありますね〜。
招き猫があったり、テレビではNHKの独眼竜政宗が放映されているのは日本って感じだけど(笑)
注文したのはもちろんネイビーバーガー。

パティがすごく肉肉しい感じで食べ応えがあります。
海外ドラマを見ててデカいバーガー食べたいなぁって思う時があるけど、それが出てきた!って感じ(笑)
ポテトも盛り盛りで出てくるのが嬉しいですね。
この一皿でかなりお腹いっぱいになりました。
横須賀に行ったら、やっぱり海軍カレーかネイビーバーガーが食べたいよね!
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みさきまぐろきっぷデジタル版の使い方
みさきまぐろきっぷには磁気切符とデジタル版があります。
磁気切符は従来の紙の切符なので、使い方の説明は特に必要はないと思います。
デジタル版も難しいことはないのですが、どんな感じに使って行くのかざっと説明しておきます。
まずデジタル版の購入は下記のページから行います。
スマホ専用のページなので、PCではアクセス出来ないのでご注意ください。
初めて購入する方は、購入する前に「newcal」というサイトに会員登録する必要があります。
newcalに登録が済んでからチケット購入を行ってください。
みさきまぐろきっぷの購入を済ましたら、newcalのMyページに行くと購入したチケットが表示されます。
購入した切符を開くと以下のような画面になります。

そして利用するチケットをタップするとそのチケット画面表示されて使用することが出来ます。
電車に乗る場合だったら、「京急線乗車券」という項目をタップします。
すると次の画面が表示されます。

この画面を駅員さんに見せることで、改札を通してくれます。
ちなみに自動改札は通ることが出来ないので、駅員さんがいる窓口に行く必要あるのがちょっとだけ面倒かな。
たまに駅員さんがいない場合がありますが、その時はインターフォンを押すと対応してくれます。
バスに乗る時は、こちらの画面を表示させて運転手さんに見せればOK。

この手のチケットは、スマホの電波が届かないと使えないという心配がありますが、今回私が利用した場所ではそのような問題は起きませんでした。
まぐろまんぷく券の場合はこちらの画面を開きます。

まぐろまんぷく券が利用できる店舗がずらりと出てくるので、利用したい店舗をタップします。

チケットを表示をタップするとパスワードの入力を求められるので、店員さんが教えてくれるパスワード入力します。

これでチケットの利用が完了です。
おもひで券も同じ使い方で利用することが出来ます。
チケットがスマホで一括管理出来るし、何よりデジタル版の方がリーズナブルなので、デジタル版の利用をおすすめします。
みさきまぐろきっぷはお得か検証
今回みさきまぐろきっぷを使った結果、どれくらいお得になったかを検証してみます。
品川から乗る場合のみさきまぐろきっぷデジタル版の値段は3750円でした。
それに対してみさきまぐろきっぷを利用しなかった場合の金額は以下の通り。
みさきまぐろきっぷを使わなかった場合6520円で、3750を引くと2770円もお得だったことになります。
約4割引くらいで遊べた計算ですね。
食事券を使う店はいろいろあって、自分好みの店を選ぶことも出来るし、おもひで券が使えるお店もいろいろあるので、人によって遊び方も全然変わってくるとおもいます。
自由度が高いのもこの切符の魅力だと思います。
三浦・三崎方面に遊びに行く人には、かなりおすすめな切符です。
今回の撮影機材
今回の写真撮影にはこちらのカメラとレンズを使用しています。
撮影機材
- カメラ
OM-D E-M1 MarkⅡ - レンズ
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
私と嫁さんが使っているカメラ関連についてはこちらのページでまとめています。
みさきまぐろきっぷを使った感想
みさきまぐろきっぷを使ってみたレポートでした。
電車とバスの乗車券に、豪華な食事やアクティビティが楽しめる特典がついてて、かなりお得な切符です。
三崎港付近だけでもいろいろ楽しめますが、電車を途中下車したりバスを効果的に利用することで、周れる範囲も広くなり1日中遊ぶことが出来ます。
三崎のマグロが食べられるだけでも使う価値のある切符だと思います。
今回は帰りに横須賀周辺で途中下車して、軍港やドブ板通りを散策出来たのも満足度の高い旅となりました。
たまにはお得な切符を使って電車の旅を楽しんでみるのも良いものですね。
お得な情報
クーポンやタイムセールなどを利用しています!