2020年10月23日から2泊3日で行った白馬旅行の3日目の記事です。
この日は朝から八方尾根を登ってきました。
秋の山を楽しもうと思って行ったんだけど、山の上はすでに雪景色。
秋から一気に冬の登山を楽しんだ感じになりました。
図らずも紅葉と雪景色の両方を見ることが出来ちゃいました。
目標は標高2430mの丸山ケルンだったんだけど、天候により途中で断念。
山の天気の怖さを知ることにもなりました。
それでも山の上からの景色は最高に綺麗。
それを見れただけでも良かったかな。
あともう一つの目的は雷鳥ね。
事前にSNSとかで見ていたら、雷鳥を目撃している人もいたので、出会うのを楽しみにしていました。
雷鳥との遭遇がかなったかどうかは記事を読んでもらえればと思います。
うちの登山ギア
今回のコースの説明
今回のコースは以下のような感じになっています。
- 八方池山荘:9時18分スタート
- 石神井ケルン:9時50分着
- 第2ケルン:10時10分着
- 八方ケルン:10時36分着
- 第2ケルン:11時35分着
- 石神井ケルン:11時51分着
- 八方池山荘:12時17分着
詳しい山行記録はヤマレコの方にアップしているので、そちらをご覧ください。
そして今回のコースを私の独断と偏見で★で示すこうなります。
- 所要時間:2時間59分(休憩80分くらい)
- 山行時間:1時間39分
- 歩行距離:約3.1km
- 高低差:235m
- 累積標高(上り):232m
- 累積標高(下り):236m
- 体力消耗度:
- 足つりそう度:
- 斜面のきつさ:
- 道の険しさ:
- おすすめ度:
40代半ばの運動不足中年おっさんの感想なので、体力がある人は違う感想になると思うよ(笑)
本来、八方池までは道も木道で整備されている箇所もあり、登山初心者や観光で来ている人も歩けるようになっているようです。
ただこの日は前日降った雪が20cm以上積もっていて、木道は見えなくなっているし、滑る箇所も多々あったので、道の険しさは星3つにしてあります。
今回歩けた距離も標高差も少なく、体力的にはそれほどきつくはなかったものの、雪道を歩くのはそれなりに疲れます。
標高の高い山に行く場合、この時期はチェーンスパイクなどの雪用装備は念のため持って行きましょう。
何も付けずに歩いていた人は、登りは行けるけど下りにかなり苦戦していました。
ゴンドラとリフトで1820m付近まで行くことが出来て、誰でも気軽に絶景が楽しめるという意味では、おすすめ度は星5つなんですが、雪が降ると歩きづらくなるので今回は星4つにしておきました。
八方尾根ハイキングの内容
今回の八方尾根登山を写真を交えて紹介していきます。
ゴンドラとリフトで八方池山荘へ
まずはアルペンラインを使って、八方池山荘まで行きます。
アルペンラインは、ゴンドラリフト「アダム」とアルペンクワッドリフト、グラートクワッドリフトを乗り継いでいく方法。
片道約30分です。
この日のゴンドラリフトの営業時間は8時。
ゴンドラリフト八方駅に、7時半くらいに着いたら列の最初の方に並ぶことが出来た。
営業時間の8時には結構な列が出来ていたので、早めに並んでおくことをおすすめします。
ゴンドラリフトは4人乗りで小さめ。
標高770mから一気に1400mまで登ります。
山の中腹は紅葉真っ盛りで、紅葉のトンネルを行くような感じで、超絶景を楽しむことが出来ました。
ゴンドラから見る紅葉もかなり良いよ!
こんな景色を見て、わーきゃー言ってるうちに駅に到着。
ゴンドラの駅に着いたときには、すでに辺りは雪景色。
リフトに乗っていたら、スキーでもするんじゃないかっていう感覚になりました(笑)
この写真だけ見たら、もう真冬よね(笑)
十数分で秋から冬に変わっちゃった。
でも雪景色大好きなので、リフトの上でもわーきゃー言いながら景色を見ていたら、あっという間に八方池山荘に到着。
トイレがあるのでトイレを済まし、チェーンスパイクを装着したりと準備をします。
ここから登山開始です。
八方池山荘~八方池
青空も見えて、天気はなかなか良し。
青空と雪の白がとても美しいですね。
写真の真ん中らへんで、一生懸命登っているのは嫁さん。
斜面が結構あるように見えるよね!
所々これくらいの傾斜の箇所がありました。
長く続くわけじゃないので、そんなにきつくはないです。
周りを見た渡すとこの絶景。
見事に三段紅葉しています。
三段紅葉は、山の上の雪、中腹の紅葉、山麓の森林の三色が楽しめる景色。
見られる場所が少ない珍しい景色なんだとか。
三段紅葉も綺麗なんだけど、山々を見渡せるのがすごく良いよね!
こんな景色を楽しみながら上を目指します。
先に進めば進むほど、山の色が白くなっていく。
雪山が好きな人が多い理由がこの景色を見るとよくわかる。
こんな景色見たら、また登りたくなるもの(笑)
ちょいと風が強めだけど、そのおかげで雲が吹っ飛んで綺麗な景色になってた。
こういう景色って、雲の形もいい仕事するよね!
この尾根をずっと歩いてく感じ。
ちなみに写真に写ってる人は、知らない人です(笑)
リフトの降り場が小さくなってきた。
後ろを振り返ると、すごい場所歩いてるんだな~って改めて実感する。
山の上の空気は冷たくて、すごく寒かった。
10月だったけど、防寒対策はしっかりして行った方が良いね。
それにしても尾根が美しいなぁ。
この写真見ると雪がかなり積もっているのがわかると思う。
こんな降ると思ってなかった人も多かったようで、雪装備無しで登ってる人もいたなぁ。
10月後半に行く場合は、防寒対策と雪対策はして行った方が良さそうです。
途中にトイレもありました。
僕は使ってないんだけど、使った嫁さんによると結構綺麗だったそうです。
第2ケルンに到着。
ケルンは、円錐状に石を積み上げたものね。
道標的な役割をするものだそうです。
少しここで休憩して息を整えます。
木々が雪で埋もれ切ってないので、緑と白のカラフルな景色が楽しめる。
歩みを進めて行くと、大きなケルンに到着。
八方ケルンです。
遠くからでも見えるので、吹雪いたときなんかの目印になるんだろうな。
八方ケルンまで来ると、第一の目標である八方池まであと少し。
この日は八方尾根のグリーンシーズン最後の日。
前日、急に雪が降ったのにも関わらず、多くの登山客が訪れてました。
皆さん登山好きなのね~(笑)
歩き始めて1時間半程度で八方池付近までやってきました。
八方池の側に行ってみようと思ったんだけど、この辺から強風で身動きが取れない状態に。
その強風もちょっとしたものじゃなく、かなりの強風。
立って歩くことも困難なくらいです。
その場にしゃがんで耐風体勢を取るもなかなか止まない風。
上の八歩池の写真もやっと撮れた感じです(笑)
少し待ってれば風が収まるかなぁって思ったんだけど、20分くらい留まっても止む気配なし。
風にあおられて滑って転ぶ人もいるくらい。
尾根道だし、風にあおられてふらついて、滑落したら大変なことになっちゃうし。。。
池の側まで行って池を見ようとも思ったんだけど、それも困難だったので断念して下山することに。
八方池は穏やかな時に見ると、周りの山々の景色が綺麗にリフレクションするんだけど、その景色も見れんかった~。
本当は八方池から先の丸山ケルンとかその周辺で雷鳥の目撃情報が多かったから、そこまでは行きたかったんだけどね。
それどころじゃなかった。。。
ということ栂池のオコジョに続き、雷鳥も出会うこと叶わず。
天気には勝てないね(笑)
ということで、折り返して下山。
八方池~八方池山荘
白く靄がかかって見えるのは、強風で雪が舞い上がってるから。
これがね、顔に当たるとめちゃくちゃ痛い(笑)
ゴーグルが欲しいくらいだった。
下りると決まったら、急いで下山します。
強風でリフトやゴンドラ止まっても嫌だからね。
前を行く嫁さん。
そしてこうなる(笑)
雪が降ってるわけじゃないので、この舞っている雪は降り積もったものが強風で巻きあがったもの。
風の強さ伝わるかな~(笑)
ある程度の風だったら、キャッキャッ言って楽しめるんだけど、この日の風はちょっと怖かったな。
体ごと持って行かれそうな強風って初めて体験したかも。
おかげで写真的には普段撮れないようなものが撮れたので良かったけど(笑)
歩いた足あともすぐに消える(笑)
まだまだ吹き荒れ風。
八方尾根は度々このような強風が吹くようです。
下りてくると、徐々に風も弱くなってくる。
景色は最高です(笑)
この景色が見れただけでも登った甲斐はあったな。
雷鳥との遭遇は叶わなかったけど、それはまた次回のお楽しみということで(笑)
時間も距離も短かったけど、なかなかスリリングな登山でした~。
ゴンドラ駅へ
なんとか無事にリフトの乗り場まで到着。
リフト乗り場付近は、先ほどの強風が嘘のように穏やかでした(笑)
ゴンドラの乗り場に着いたときには、こんな景色も見れた。
とても綺麗な虹が出てた!
頑張ったご褒美かな(笑)
そして八方駅に戻ってから、すぐ側にあるももちゃんクレープで甘いもの補給。
写真はりんごのクレープなんだけど、おいしいリンゴジャムとクリームがたっぷりでとても美味しゅうございました!
登山後の疲れた体に甘いものが染みわたります。
強風というアクシデントはあったけど、綺麗な景色も見られたし楽しい登山でした!
次は穏やかな天気な日とか別の季節とかに行ってみたいな(笑)
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ゴンドラ乗り場までのアクセスや駐車場状況
八方尾根スキー場はとても大きなスキー場で、駐車場も点在しています。
一番おすすめなのはゴンドラ乗り場すぐ側の有料駐車場。
料金は1日600円。
止められる台数はそんなに多くないので、早めに行くことをおすすめします。
僕は7時前くらいに行ったんだけど、半分くらい埋まっていました。
シーズンによっては、もっと早い時間に埋まり始めると思うので、ネットで情報を調べておいた方が良いよ。
無料駐車場もあるんだけど、ゴンドラ乗り場まで結構歩くことになるので、有料駐車場に止めちゃった方が楽だよ。
電車やバスの場合は、白馬駅からアルピコ交通のバスに乗って、白馬八方バス停で下車です。
また長野新幹線を利用する人は、高速バス長野白馬線で栂池高原バス停まで行くことが出来ます。
ゴンドラとリフトのアルペンラインは往復で大人2980円、小人1820円。
ホテルで購入したら、割り引き価格で2700円で購入出来ました。
チケットを買う列に並ぶ必要もないし、宿泊先でゴンドラチケットが購入出来るようだったら買っておくと良いですよ!
またゴンドラやリフトを使わずに登りたい人は、黒菱駐車場に止めて登ることも出来ます。
僕が行った日は雪が降ってしまったため、道が閉鎖されて行くことが出来ませんでした。
本当は黒菱駐車場から登ろうかとも思ってたんだけどね。
でも黒菱駐車場の標高は1500m。
今回スタートした八方池山荘の標高が1820mなので、今回よりも300m分登らないといけないことになります。
それって結構大変だと思うので、ゴンドラを使ってよかったと思う(笑)
雲海が見たいから早朝に登りたいって場合は、黒菱駐車場から登ることになりますね。
なお、ゴンドラやリフトのグリーンシーズンの営業は10/25で終了しています。
今回の登山の持ち物
今回の登山に持って行った持ち物や服装はこちら。
- ウルトラライトダウン
- 長袖シャツ
- 長袖のインナー
- 暖パン
- レインウェア
- 登山用靴下
- トレッキングシューズ
- 手袋
- チェーンスパイク
- トレッキングポール
- ザック30L
- 飲み物(お茶500ml1本)
- タオル
- カイロ
- モバイルバッテリー
- スマホ
- カメラ
山の上はすごく寒く、防寒対策はしっかりして行った方がよいです。
秋とは言え山の上は0℃前後になることもあるので、ダウン等は持って行きましょう。
僕は長袖インナーに厚手の長袖シャツ、ウルトラライトダウンの上にレインウェアを着て行きました。
手もかなり冷たくなるので、手袋もあった方が良いです。
あとチェーンスパイクやアイゼンなどの雪道を歩く用の装備も準備をしておいた方が良いですね。
チェーンスパイクがあるのとないのとでは、下る時に全然違うのであった方が良いです。
山行記録をつけていると、アプリをずっと起動させておく必要があるので、スマホの充電がなくなりやすいです。
なので僕はいつもこれを持って行ってます。
10000mAhの大容量なのに、とても小さくて軽量。
どれくらい充電が残っているかが、ランプでわかるのも良い点。
とても高性能なモバイルバッテリーで重宝しています。
私と嫁さんが使っている登山ギアはこちらのページでまとめています。
まとめ
以上、八方尾根登山のレポートでした。
思った以上に雪が積もっていて、真冬の登山のようになってしまったけど、景色がとても綺麗で楽しかった。
紅葉や雪景色、虹まで楽しめたのはラッキーでした。
ただ動けないほどの強風にあってしまったのは運が悪かったですね。
楽しみにしていた雷鳥との遭遇も出来なかったし、八方池の美しいリフレクションの風景も見れなかったのは残念。
これは来年に持ち越しですね。
ゴンドラを使うことで北アルプスの雄大な山を気軽にハイキング出来るので、とてもおすすめの場所。
ただし秋冬は天候にいは要注意ですよ(笑)
私と嫁さんが使っているカメラ関連についてはこちらのページでまとめています。
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