我が家で使用しているカメラは、オリンパスのミラーレス一眼OM-Dシリーズです。
今まで、メインで使っていたレンズは高倍率ズームの「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6」でしたが、1ランク上のものをと思い初めてPROシリーズのレンズを購入しました。
そのレンズは、「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO」というレンズ。
このレンズを使っている方のブログ読んだり話を聞いたりすると、みんな高評価だったし実際に撮った写真も綺麗で前から気になっていたレンズ。
今年の2月にPROレンズが1割ほど一斉に値上げになるとのことだったので、値上げ前に購入しました。
実際に使ってみた、写真の質が上がったと思います。
この記事では、レンズの特徴や実際に撮った写真などを紹介していきます。
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PROシリーズとは
オリンパスのミラーレス一眼の交換レンズ「M.ZUIKO」。
その中でもプロ仕様に作られているのが、「M.ZUIKO PRO」のシリーズです。
フルサイズのカメラのレンズよりも小型で軽量。
そして防塵防滴・耐低温性能も兼ね備えていて、過酷な環境での撮影にも向いています。
画質も良く、プロの写真家も認める性能を持っています。
レンズ内に手振れ補正機構が内蔵されていて、オリンパスのミラーレス一眼のボディ内手振れを組み合わせて強力な手振れ補正を実現することが出来るのも特徴の一つです。
PROシリーズの特徴については、公式ページをご覧ください。
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PROの特徴
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PROの特徴を紹介していきます。
その特徴をざっと書いて行くとこんな感じ。
- 焦点距離が12-100mm(35mm換算24-200mm)で広角から望遠まで対応できる
- 小型で軽量
- 防塵防滴仕様
- 画質が綺麗
- 5軸シンクロ手ブレ補正に対応
- レンズ先端から1.5cmの近接撮影が可能
- F値が通しで4.0
これらの特徴について説明していきます。
12-100mmの高倍率ズーム
このレンズの焦点距離は、12-100mm(35mm換算で24-200mm)となっています。
なので、この1本の12mmの広角から100mmの望遠まで撮れちゃうってこと。
広角と望遠でいちいちレンズの交換をしなくて良いのですごく便利。
うちでは、登山した時に山頂からの景色を広角で撮ったり、テーブルフォトを撮ったり、動物園やリス園などで撮影する時など、あらゆる場面活躍しています。
うちのメインのレンズになっていますね。
高倍率ズームは1本持っていると重宝します。
小型で軽量
オリンパスのミラーレス一眼は、マイクロフォーサーズという規格のカメラで、センサーサイズが小さくカメラ本体やレンズを小さく出来るというメリットがあります。
そのため、このレンズも小型化されていて、重さは561gとズームレンズとしては軽量。
他社のフルサイズのカメラのレンズに比べたら軽くなっています。
と、公式ページにはそのようなことが書いてあるんですが、実際に持ってみると意外と重い。
うちもそうなんだけど、廉価版のズームレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6Ⅱ」使っている人が、このレンズに変えたら、大きく重く感じます(笑)
「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6」の重量は285gですからね。
それに比べちゃうと、だいぶ重い。
軽量というのは、フルサイズやAPS-Cの同等の倍率のレンズと比べてということね。
小型軽量重視で画質は多少劣っても良いという人には、「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6Ⅱ」をおすすめします。
本体を仮にE-M1 MarkⅡにした場合、本体と合わせた重さは約1kg。
女性だとこの重さをずっと持つのは辛い場合もあるかもしれません。
うちの嫁さんは登山にずっと首からぶら下げていたら、肩がめちゃくちゃ凝ったと言ってました。
また大きさに関してもう一つ言うと、マイクロフォーサーズのレンズとしては大き目なので、E-M5やE-M10などに装着するとバランスが悪くなります。
僕はそんなに気にならないんだけど、気になる人は結構いるのかもしれません。
でも登山時に広角レンズと望遠レンズを2本持って行くよりは軽いので、荷物の軽量化にはなると思います。
防塵防滴仕様
このレンズには防塵防滴仕様が施されています。
雨の中や雪の中での撮影でも壊れにくい設計になっています。
砂埃が舞う中ので撮影でも壊れづらいので、アウトドアの撮影には最適。
そういう意味でも登山などに持って行きやすいレンズです。
画質が綺麗
画質に関しては文句なしで、とてもハッキリとした写真が撮れます。
実際に撮影した写真は後程紹介しますが、野鳥やリスを撮影した際にトリミングをしてもハッキリと写っていました。
景色などもすごく綺麗に撮れるので、とても重宝するレンズです。
オリンパスのショールームに行った時にスタッフの方が、薄皮一枚剥がしたような写真が撮れますよって言ってたんだけど、それが実際に使用してみてわかった感じです。
5軸シンクロ手ブレ補正に対応
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PROは、レンズ内にも手振れ補正機能を持っていて、本体の手ブレ機能とシンクロさせて強力な手ブレ機能を持たせることが出来ます。
この機能を持っている本体は以下の機種で、補正の効果は以下の通りです。
本体内手振れ補正 | 5軸シンクロ手ブレ補正 | |
OM-D E-M1X | 7.0段 | 7.5段 |
OM-D E-M1 MarkⅢ | 7.0段 | 7.5段 |
OM-D E-M1 MarkⅡ | 5.5段 | 6.5段 |
OM-D E-M5 MarkⅢ | 5.5段 | 6.5段 |
OM-D E-M5 MarkⅡ | 5.0段 | 6.0段 |
本体のみでの手振れ補正効果が高いんだけど、シンクロ手ブレ補正機能を使うとそれがさらに強化されます。
手ブレを起こしやすい夜景の撮影などを、手持ち撮影で対応できちゃうくらいすごかったりするんです(笑)
カメラ初心者は、撮影時手ブレを起こしやすいから、手ブレに強いカメラってとてもありがたいよね。
ちなみにレンズ単独での手振れ補正効果は5.0段。
本体に手ブレ機能が備わってないカメラに装着してもその恩恵を受けられます。
レンズ先端から1.5cmの近接撮影が可能
広角時にはレンズ先端から被写体まで1.5cmの距離に近づいての撮影が可能。
小さな生き物や花などに接近して撮影したい時に便利です。
F値が通して4.0
焦点距離が12-100mmですが、どの焦点距離でも開放F値は4.0。
開放F値が4.0って、高級レンズの中では若干暗めではありますが、通常使っていて不便に感じることはありませんでした。
F値の低いレンズに比べるとボケが弱いのかもしれないけど、それでも綺麗にボケてくれるのうちでは満足しています。
価格は高め
オリンパスのPROシリーズのレンズはどれも価格は高め。
13万5千円~15万円程度します。
値段は高めでもその分性能は高いので、写真を趣味にしている人には価値のある1本です。
以上のような特徴を持っていて、とても高性能なレンズとなっています。
広角から望遠まで対応できるので、これ1本持っているといろんなシーンで活躍します。
何本もレンズを持たなくて良くなるので荷物の軽量化にもつながりますよね!
買ってよかったレンズの一つです。
実際に撮影した写真
では、このレンズで実際に撮影した写真を紹介していきます。
基本的にはE-M1 MarkⅡに装着して利用しているので、E-M1 MarkⅡで撮った写真を中心に掲載します。
E-M5 MarkⅡで撮った写真も多少あるので、そちらも下の方で掲載しておきます。
E-M1 MarkⅡで撮影した写真
まずは山梨県の大平山から撮った写真。
富士山の雄大な景色を収めた写真なんですが、とても綺麗に撮れてると思いませんか。
E-M1 MarkⅡで撮っているので解像度も高いのですが、遠くの富士山がはっきりと撮れています。
12mm(35mm換算で24mm)という広角なので、富士山全体が収まりました。
山の雄大な景色を撮る時にも良いレンズです。
こちらは雪が降った時の金時山で撮影した写真。
防塵防滴仕様なので、雪や雨の日にも安心して持ち歩けるのが良いですね。
この日、雪は止んでいたんですが、木に付いた雪が頻繁に降ってきていて、カメラが濡れるシーンもありました。
そんな時も心配なく使えます。
アウトドアに向いているレンズです。
木に付いた細かな雪の感じも表現出来ていて、美しい写真になりました。
12mm~100mmまでの焦点距離を網羅しているので、これ1本だけ持って行けば登山時は事足ります。
レンズを何本も持たなくて良いのは、荷物の軽量化につながって良いですね!
この写真は北海道のモエレ沼公園に行った時に撮影したもの。
この写真も12mmで撮っているんだけど、北海道の雄大な景色がおさめられたと思います。
広角で撮れるのは、景色を撮影する時にすごく便利ですね!
この写真は伊豆にドライブに行った時に撮ったもの。
風車の向こうには大島が見えます。
この日若干天気が不安定で、空には雲が多かったんだけど、逆にそれが綺麗な景色を作り出してくれていました。
その空の美しさも存分に表現出来てるよね!
こちらは新宿御苑で撮影した河津桜。
焦点距離は100mmで撮影しています。
望遠で撮影することにで、背景がボケてくれています。
こちらも新宿御苑で撮影した陽光という桜。
焦点距離は100mm。
木の上の方の花も望遠で追うことが出来るのが良いですね。
こちらも新宿御苑で撮影した枝垂れ桜。
焦点距離は100mm。
背景に緑色の玉ボケが出来て、淡いピンクの桜が引き立って見えます。
この写真は、近所の花屋で買って来た花を家の中で撮ったもの。
焦点距離は86mm。
花もすごく綺麗に撮れますね!
こちらは、さいたま市りすの家で撮影したシマリス。
焦点距離は100mm。
体毛の一本一本がわかるくらい解像した写真が撮れました。
シマリスの質感がよくわかる写真ですよね!
こちらは北海道の円山公園で撮影したエゾリス。
焦点距離は100mm。
エゾリスの毛の質感もわかるし、顔に付いた雪の粒もしっかり表現出来てる。
動物もリアルに撮れますね!
続いてテーブルフォト。
こちらは伊豆ドライブ時に食べた金目鯛丼。
焦点距離は34mm。
近くに寄って撮れるので、テーブルフォトもこなせます。
脂ののった金目鯛が美味しそう(笑)
こちらは北海道の回転寿司で撮影したいくらの軍艦。
焦点距離は29mm。
いくらが宝石みたいに輝いて見える~(笑)
こちらは北海道で食べたジンギスカン。
焦点距離は29mm。
立ち込める煙が食欲をそそりますよね。
この写真は、自宅でナポリタンを作った時のもの。
焦点距離は25mm。
こんな感じでテーブルフォトも綺麗に撮れますよ!!
E-M5 MarkⅡで撮影した写真
基本的にE-M5 MarkⅡにはあまり装着してないので、そんなに写真は無いのですが2枚ほど紹介します。
近所で撮影したカワセミの写真です。
カワセミから結構離れた位置で撮っているので、かなり小さく写っています。
シャッター速度を1/200秒にして連写して撮影した写真なんですが、トリミングしてみると結構綺麗に撮れていました。
トリミングしたものがこちら。
かなり拡大してるんですが、それでも耐えうる画像になっていると思います。
そしてもう一枚。
こちらも同じく1/2000秒で連写した写真です。
トリミングするとこんな感じ。
結構綺麗に撮れていますよね。
E-M5 MarkⅡは解像度が1605万画素と、今主流のカメラからすると画素数が少ないかもしれないけど、これくらいの写真は撮れました。
E-M5 MarkⅡに装着しても活躍出来るレンズです。
でも出来れば、E-M1 MarkⅡとかE-M1 MarkⅢに装着して使いたいかな(笑)
ここであると便利なバッグを紹介。
街歩きや登山の時にカメラを入れておくのに重宝するのがこのバッグ。
E-M1にM.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PROをつけてもすっぽり収まるし、防水仕様になっているので雨の日も安心です。
アウトドア向きのカメラバッグで、街歩きの時に肩から下げて歩けるのでとても便利。
登山時にもいちいちザックにカメラをしまう必要がないのであると重宝しますよ!
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まとめ
以上、「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO」の使用レポートでした。
オリンパスの交換レンズの中では高級品の部類ですが、その実力は本物。
このレンズを使った多くの人が高評価をしている製品だというのがよくわかりました。
多くのシーンでこのレンズ1本でまかなえちゃうので、これを持っているとすごく便利ですよ。
2017年のレンズ大賞を取ったというのも頷けます。
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