前の週に白馬に行って秋の山を楽しもうと思ったら、思いがけず雪山ハイクなってしまいました(笑)
それはそれで楽しかったけど、まだ秋の山を楽しみたかったので山梨県と埼玉県の県境にある笠取山を登ってきました。
行ったのは2020年10月31日ね。
落葉も進んできていたけど、まだまだ綺麗な紅葉を楽しむことが出来ました。
笠取山といったら、上の写真の急登が代名詞。
この急登をひーひー言いながら登ったあとに見た景色は絶景。
野生の鹿も高確率で遭遇出来るというので、それも期待して行きました。
綺麗な水が流れる沢もあり、いろんな楽しい要素が含まれた登山コースで面白かった。
この記事では笠取山登山について書いて行きたいと思います。
うちの登山ギア
今回のコースの説明
今回歩いたコースは以下のようになっています。
- 作場平口駐車場:6時42分スタート
- 一休坂分岐:7時19分着
- 笠取小屋:8時53分着
- 雁峠分岐:9時18分着
- 小さな分水嶺:9時28分着
- 笠取山西:9時36分着
- 笠取山展望地:10時13分着
- 笠取山山頂:10時53分着
- 水干尾根:11時19分着
- 水干:11時27分着
- 笠取山西:11時46分着
- 笠取小屋:12時06分着
- 一休坂分岐:13時45分着
- 作場平口駐車場:14時07分着ゴール
詳しい山行記録はヤマレコの方にアップしているので、そちらをご覧ください。
そして今回のコースを私の独断と偏見で★で示すこうなります。
- 所要時間:7時間25分(休憩113分くらい)
- 山行時間:5時間32分
- 歩行距離:約10.8km
- 高低差:625m
- 累積標高(上り):614m
- 累積標高(下り):608m
- 体力消耗度:
- 足つりそう度:
- 斜面のきつさ:
- 道の険しさ:
- おすすめ度:
40代半ばの運動不足中年おっさんの感想なので、体力がある人は違う感想になると思うよ(笑)
登山道は全般的に整備されていて歩きやすく、登山初心者でも登れる山だと思います。
高低差もそこそこだし、距離も10km程度なのでハイキングにちょうど良い感じ。
ただし、笠取山山頂直前にある急登はかなりきつめ(笑)
一気に100mくらい登って行くのでしんどいです。
でも途中休みながら行けば、問題なく登れるとは思いますが。
急登を登った後、山頂までは狭い尾根道を行くんだけど、そこが結構険しいです。
大きな岩をよじ登っていく箇所もあったりするので、そこだけは要注意。
歩ける自信がない場合は無理せず折り返すのも良いかもしれません。
笠取山展望地(西峰)と山頂からの景色はさほど変わらないし、展望地の方が広いのでランチ休憩もしやすいので。
笠取小屋までの登山道は見事に紅葉していて綺麗だったし、綺麗な沢なんかもあったりして楽しく歩けるコースです。
とってもおすすめの登山コースなんだけど、登山口までのアクセスがしづらいので、おすすめ度は星4つとしておきます。
笠取山登山の内容
作場平口駐車場に到着したのは朝6時くらい。
駐車場がめちゃくちゃ大きいわけじゃないので、止められないと困るなと思い早めに行きました。
ちょっと休憩したりトイレを済ましたり登山の準備をして、歩き始めたのは6時40分くらい。
まずは笠取小屋を目指します。
作場平口駐車場~笠取小屋
登山口を入ると、まずは樹林帯を歩いていきます。
紅葉も進んでいて緑の地面に、落葉している光景が綺麗。
綺麗な川も流れています。
気持ちの良い登山道。
少し歩いて行くと背の高い針葉樹の樹林帯を登っていきます。
この辺りは傾斜も緩やかなので、まだまだ楽に登って行ける。
野鳥の声もたくさんしてました。
目の前を何羽の小鳥が飛んでいるので、慌てて写真を撮る嫁さん。
撮れたのがこちら。
小鳥が2羽写っているのがわかりますか?
撮ってる時は何の鳥かわからなかったんだけど、後で調べたらずーっと見たかったルリビタキ(メス)でした!
ルリビタキはとっても綺麗な青い鳥で、メスの方はグレーっぽい色してるんです。
この時、嫁さんのカメラも僕のカメラも超望遠レンズを付けて無かったので、大きく撮れなかったのが残念。
横着せずレンズ付け替えればよかったな(笑)
ちなみに上の写真のどこにいるかの正解はこちら。
1羽はわかるでしょ(笑)
もう1羽は木と同化してるからわかり難い。
そして後で嫁さんが撮った写真を見てみたらオスも写ってました。
ピンボケしててわかりづらいし、かなりトリミングしてます。
オスに関しては僕は見てない。。。
嫁はレンズ越しに見て飛ぶと綺麗な青をしてたと言ってた。
僕も見てみたかったなぁ(笑)
ルリビタキの他にもエナガの群れを見たり、結構野鳥が多い場所でした。
エナガは動きが速すぎて撮れなかったけど。
山道歩いてて小鳥の声が聴こえると、なんだか嬉しい気分になりますね!
鳥の声を楽しみながら歩いて行くと、辺りは見事な紅葉に包まれてきます。
カエデかな。
何の木かよくわからんけど、オレンジがとても鮮やか。
ザ・秋の風景ですね~。
この景色が見たかった(笑)
道も平坦か緩やかな登りなので、周りの景色を楽しみながら歩けます。
赤に黄色にオレンジ、そして緑とカラフルな景色。
いろんな色の紅葉が楽しめるのも良いね~。
落ち葉も綺麗。
秋の色ですな~。
紅葉のトンネルのようになっている登山道。
気持ちよすぎるぞ(笑)
上を見上げると、紅葉が青空バックにとても映えています。
徐々に登って行くと、落葉も進んで地面がかなり落ち葉で覆われていました。
木の根っことかが隠れてて、つまずいたり滑ったりするので注意しながら歩いて行きます。
空に真っすぐ伸びて行く様子が良いね。
山道はただ歩くだけじゃなくて、360度いろんな方向を見てみると面白い景色が見れて楽しい!
しばらく歩いて行くと、小さな川が出てきます。
水がとても綺麗で、見ていて心地良い。
水の流れの側を歩けるのも良いね。
この辺りから少し傾斜がきつくなっていきます。
そして笠取小屋に到着。
ここでちょっとだけ休憩。
ここによく野生の鹿が現れるらしいんだけど、辺りを見渡してみると早速見つけた。
なんだか奈良公園のような光景(笑)
見る人が見たらすぐわかるんだけど、小屋の人にご飯もらってるのよね。
野生動物にご飯をあげることに関しては賛否あると思いますが。。。
ただ、奈良公園と違うのは、ここの鹿ちゃん達は近寄ると逃げる(笑)
奈良公園の鹿は向こうから寄ってきて、頭突きしてくるは噛むはでちょっと怖いからね。
ちょっとだけ鹿の写真を撮ってから、先に進みます。
笠取小屋~笠取山山頂
笠取小屋からは、木道で整備されていいたりと、歩きやすい道が続きます。
途中、少し小高い丘のような場所があるので登ってみる。
そこは小さな分水嶺という場所で、ここに降った水は多摩川、荒川、富士川となるそうです。
同じ丘に降った雨でも、東西南で別の川になっていくという面白場所。
この説明版を見るとわかりやすいかも。
山に降った雨が集まって行って川になっていくのよねぇ。
なんかスケールの大きな話だ。
小高い丘になっているから、景色も綺麗。
富士山も見えました!
天気が良かったので、綺麗な富士山を拝めた。
上の方が少し白くなってますね~。
これから富士山も綺麗に雪化粧していくんだな。
分水嶺からさらの先に進みます。
この辺りの標高は1830mくらい。
結構、気温も低くかなり冷え込んでました。
霜もめちゃくちゃ降りてた(笑)
そして少し進んで行くと、このコースのメインに到着します。
名物の急登(笑)
1830mから1950mくらいまで一気に登ります。
Uターンして帰りたくなった。。。
でも笠取山に来てこれを登らないわけにはいかないですからね。
覚悟を決めて登ります(笑)
嫁さんに言わせると大げさなって感じなんだけど、急登嫌いなのよぉ。
いざ登り始めてみると、意外ときつくな。。。。。
いや、きついっす(笑)
足はパンパンになるし、心臓も破れそうになります。
息も上がるし~。
だれや!
これの登ろうって言ったやつ(笑)
一気に登るのはきついので、途中で休憩。
振り返るとこんな景色が。
高い場所に来てるからね。
そりゃあ、絶景ですよ(笑)
急登を登り始めて40分くらいで、笠取山展望地(西峰)に到着。
ちなみにここが山頂じゃないって知らなかったので、ショックを受けた僕でした(笑)
こんな急登登ったら、ここが山頂だと思うじゃないの~。
笠取山展望地からの景色がこちら。
遠くに見える大きな山は富士山ね。
その他にもたくさんの山を見渡すことが出来ます。
眺望最高!
苦しい思いして登る価値はあるね。
とりあえず写真を撮りまくる。
すごく遠くの方に、雪をかぶった山も見えるんだけど南アルプスとかかなぁ。
iphoneのパノラマで撮った写真。
超パノラマビューでしょ(笑)
笠取山山頂はすごく狭いので、お弁当食べたり休憩するのはこの展望地にするのがおすすめです!
僕もここで絶景を見ながら、おにぎりモグモグしたけど、最高だったよ(笑)
この展望地でしばらく休憩してから、次は山頂を目指します。
山頂と標高差はないので、尾根を歩いて行くだけなんだけど、その道が険しかった。
道幅は狭いし、藪を抜けて行く感じだし、大きな岩をよじ登る箇所もあったりして。
無理して山頂まで行かなくていいんじゃね?って思っちゃうくらい(笑)
こんな感じでどこ歩けばいいのって感じの道。
ちょっと険しい道を10分程度歩いて行くと山頂に到着。
山頂からの景色も富士山が望めて綺麗でしたよ。
ただ展望地から見える景色とあまり変わらないかな。
山頂では写真を何枚か撮って、すぐに下山に向かいました。
続いて下山しつつ水干を目指します。
笠取山山頂~笠取小屋
山頂か水干の方に向かいながら下山して行きます。
水干は多摩川の源流になっている場所。
せっかくだから見ておきたいので、少し遠回りだけど見に行きます。
山頂から歩いて20分くらいで水干に到着。
本来だったら、この奥の岩からポタポタと水滴が滴ってるんだけど、この日は枯れてた(笑)
多摩川の最初の1滴見れんかった~。
こういう箇所がいくつもあって、それがその水が集まって川になって行くのね~。
すごいよね!
水干から20分程度歩いて、笠取小屋に戻ってきました。
笠取小屋にテーブルが設置してあったので、それを借りてお昼ご飯にします。
ちなみにテーブルや椅子などの設備は笠取小屋の方のものなので、使用する場合はご主人に一声かけてから使いましょう。
快く使わせてもらえますので。
この日の昼ご飯はカップ麺とみかん。
カップヌードルの鶏白湯を買ってみたんだけど、超コッテリと書いてあったけど物足りなかったよ(笑)
そんなにこってり感なかったな。
そして昼ご飯を食べたら、鹿を撮りに行きます。
白いオケツが可愛い(笑)
この子は子供かな。
まだ小さくてあどけない。
野生な感じで撮りたいんだけど、どうしてもなら公園感が出ちゃうね。
野生動物と遭遇した!って感動はないんだけど、やっぱり動物は可愛い(笑)
気軽に野生動物を観察できるという意味では良い場所かもね(笑)
ここ最近野生動物運がなかったから、とても癒されました~。
ちなみにこの笠取小屋、テント場もあって、1人1泊700円みたい。
笠取小屋のおじさんが話しているのが聞こえただけなので、料金に関しては定かじゃないけど高くはなかったです。
ここにテントを張って、笠取山に登りに行くのも良さそうね!
笠取小屋~作場平口駐車場
下山は行きと同じ道を下っていきます。
沢の景色や紅葉の景色を楽しみながら。
山を少し降りて行くだけで、見事な紅葉になります。
ここももう少ししたらあっという間に落葉するんでしょうね。
落ち葉の匂いも秋って感じがして良いですね。
枯葉が落ちる音などもして、五感で楽しめる感じ。
紅葉を楽しみながら無事下山。
帰りは鳥に出会えるかなって思って望遠レンズに付け替えてみたんだけど、そういう時に限って何にも出会えないのよねぇ。
笠取山の秋登山でした!
ちょいと疲れはしたけど、見どころ満載の楽しい登山でした。
登山道入り口までのアクセスと駐車場
笠取山登山口は、作場平口駐車場のすぐ側にあります。
車は20~30台くらい止められるスペースがあって、そこがいっぱいになると周辺の空いてる場所に止めている車もありました。
6時くらいに到着したら、そこそこ場所は埋まっていたけど、止めることが出来た感じです。
土日は少し早めに行って止めるのをおすすめします。
また、作場平口駐車場までは細い林道を通っていきます。
大菩薩ライン(411号線)から細い林道に入るんだけど、距離が10kmくらいあります。
そしてその林道は所々、アスファルトがえぐれてて、道路状況的にいはあまりよくない。
車高の低い車で行く際は要注意です。
また道幅が狭い箇所があって、車がすれ違えない場所もあります。
運転が苦手な人は、対向車が来ないかドキドキしながら運転することになるので、その点も頭に入れておきましょう。
笠取山はとてもおすすめな山なんですが、駐車場までのアクセスがし難いのが難点ですね。
なお駐車場は無料で利用することが出来ます。
【PR】
今回の登山の持ち物
今回の登山に持って行った持ち物や服装はこちら。
- ウルトラライトダウン
- 長袖シャツ
- 長袖のインナー
- 暖パン
- レインウェア
- 登山用靴下
- トレッキングシューズ
- トレッキングポール
- ザック30L
- 飲み物(スポーツドリンク500ml1本、麦茶500ml1本)
- タオル
- モバイルバッテリー
- スマホ
- カメラ
朝6時の気温はとても低く、下は暖パン、上は長袖シャツにウルトラライトダウン、レインウェアを重ね着しました。
その服装で寒さも感じることなくハイキング出来た感じかな。
レインウェアは、防風にもなるので雨の日じゃなくても役に立ちます。
ただ途中から暑くなって、ウルトラライトダウンは脱ぎました。
あと、暖パンは歩いててすごく暑くなったので、暖パンじゃなくても良かった気がします。
山行記録をつけていると、アプリをずっと起動させておく必要があるので、スマホの充電がなくなりやすいです。
なので僕はいつもこれを持って行ってます。
10000mAhの大容量なのに、とても小さくて軽量。
どれくらい充電が残っているかが、ランプでわかるのも良い点。
とても高性能なモバイルバッテリーで重宝しています。
私と嫁さんが使っている登山ギアはこちらのページでまとめています。
登山後のおすすめのカフェ「Katsunuma 縁側茶房」
登山後は勝沼ICに向かいがてらちょっと寄り道。
「Katsunuma 縁側茶房」で甘いもの補給をしようと思って。
Katsunuma 縁側茶房は古民家をカフェにしたお店で、文字通り縁側に座ってお茶が出来ます。
ぶどう畑に囲まれたお店で、ぶどう農園さんがやってるのかなぁって感じがする。
ここで食べたかったのが、季節のパフェ。
この時期はぶどうのパフェです。
そのパフェがこれね。
いろんな種類のぶどうがたくさん乗っていて、どのぶどうも美味しい!
ソフトクリームにぶどうのシャーベットにゼリーにいろいろ楽しめるのも嬉しい。
そして一番下の層は冷凍ぶどう。
食べ応えもあって、大満足のパフェでした!
登山で疲れた体に糖分補給が出来て体も喜んでた(笑)
このお店土日のみの営業のようなので、行く際は注意してくださいね。
まとめ
以上、笠取山登山のレポートでした。
紅葉がとても綺麗で、秋を超満喫できる登山コースでした。
急登はきつかったけど、それを乗り越えると絶景が待っています。
綺麗な沢もあるし、鹿にも遭遇出来るし、とても楽しい場所です。
今回は水は出てなかったけど、多摩川の源流を見ることが出来るというのもなかなかないので、その点も面白いと思うよ!
私と嫁さんが使っているカメラ関連についてはこちらのページでまとめています。
お得な情報
クーポンやタイムセールなどを利用しています!