2024年10月13日に伊豆大島の三原山でハイキングを楽しんできました。
三原山は1986年に噴火した山で、今もその時に流れ出た溶岩や火山灰などが広範囲に残り、火山らしい荒々しい景色が楽しめる場所です。
ハイキングコースはしっかりと整備されているので、登山初心者でも登れます。
大迫力の火口が見れたり、山の上から海や周辺の島々が見えたりと、伊豆大島ならでは景色が楽しめちゃいます。
今回は東海汽船の「三原山ハイキング&絶景温泉ツアー」という日帰りツアーに参加して、三原山をハイキングしてきました。
前日の夜に出港して、早朝に伊豆大島に着きその日のうちに竹芝桟橋に戻ってくるというお手軽プランで、夜行日帰りで船旅とハイキングが楽しめるという内容盛りだくさんなツアーです。
ツアーの行程等はこちらの記事で書いています。
どんな行程なのか気になる人はこの記事を読んでみてください。
この記事では三原山ハイキングを詳しく紹介していきます。
うちの登山ギア
三原山ハイキングコースの概要や難易度
今回のコースは以下のようになっています。
詳しい山行記録はヤマレコにアップしています。
そして今回のコースを私の独断と偏見で★で示すこうなります。
路線バスで三原山頂口まで行きそこからスタートし、三原山のお鉢をぐるりと周ってから大島温泉ホテルに戻ってくるというルートです。
三原山のお鉢までは、舗装された道を行くのでとても歩きやすいです。
ただ傾斜は意外とあるので、お鉢に行くまで少し息が上がるかもしれません。
全行程で距離は8km弱あるので、ハイキングとしてはちょうど良い感じです。
三原山頂口からお鉢までは、「山頂遊歩道コース」と「表砂漠コース」があります。
山頂遊歩道コースは、お鉢まで舗装された道を行くので、スニーカーでも行くことが出来ます。
表砂漠コースについては、今回歩いていないのでどんな感じのコースかわかりません。
お鉢をぐるりと周る際は、小石がゴロゴロしていたりするので、軽ハイキングシューズくらいは履いて行った方が良いかも。
下山はザレた道を下りて行く個所があるので、そこは滑らないように注意して歩く必要があります。
危険個所は無く、道も全般的にしっかりと整備されているので、難易度は低く登山初心者や観光客も問題なく歩けると思います。
ただ距離は8.0kmあるので、体力的にはそこそこ疲れます。
長い距離を歩いても疲れない歩きやすい靴で行くようにしましょうね。
なおヤマレコなどの登山アプリを使用しているとスマホの充電の減りが早いです。
念のためにモバイルバッテリーを持って行った方が良いです。
私はこのモバイルバッテリー使用しています。
軽量コンパクトで使いやすいし、日帰り登山くらいならこれで十分です。
三原山ハイキングの様子を写真で紹介
それではハイキング様子を写真多めで紹介していきます。
三原山頂口~三原神社
路線バスで三原山頂口に行き、そこからハイキングスタートです。
山頂口バス停付近には、お茶屋やトイレなどもあります。
海の方を眺めてみると、良い景色が広がっていました。
海の青と空の青が綺麗だ!
でも山の方を見るとどんよりしてる。。。
どんよりしているからと言って、肩を落としていても仕方ないので、歩き始めます。
少し歩くと展望台があるので、そこからまずは三原山の姿を楽しむ。
山頂付近は風が強いのか、雲の流れが速い。
登ってる最中に晴れるかもしれないと思いつつ歩いて行きます。
ポジティブ思考は大事なので(笑)
この写真の地図に描かれている、「山頂遊歩道コース」を歩いて行きます。
山頂遊歩道コースは、こんな感じでしっかりと整備されています。
三原山は火山なので、こんなシェルターなどもあります。
パホイホイ溶岩にちょっと寄り道。
パホイホイは、ハワイ語で滑らかな溶岩という意味だそうです。
ゴツゴツした岩みたいなのが、全部溶岩が冷え固まったもの。
その辺にもゴロゴロしてるので持ってみる。
これ持ってみると意外と軽いです。
黒い砂みたいなのは火山灰なのかな。
一面に広がる溶岩や火山灰のようなものに覆われる場所を歩くのはなんか新鮮です。
こちらの黒い部分が溶岩。
溶岩に覆われていても植物は生えてくるのね。
道が坂道になっていて、そこを登って行くと見晴らしが良くなります。
黒い地面に緑の草が生えている光景が、なんか自然が再生してるって感じで良いね。
勾配はやや急で、舗装はされてるけど、そこそこしんどいです(笑)
上がって行くとどんどん見晴らしが良くなっていく。
ちょいと雲が多めで、海がハッキリと見えないのが残念。
この辺りも溶岩多め。
草たちは、どうやって養分を吸収するのかなぁ。
景色を楽しみつつ急坂を登り終えると三原神社に到着します。
天気が良い時には遠くに富士山も見えるのだとか。
鳥居越しの富士山とか撮りたかったけど、この日は富士山を拝めませんでした。
少し坂を下りて行くと、小さな社もあります。
三原神社は御神火(ごじんか)を祀っている神社。
御神火は噴煙や火映を神聖視して呼んだ言葉だそうです。
昔から噴火と共に生きてきた島だというのがわかりますね。
神社から舗装された道を少し歩くと「火口展望台」があるので、展望台の上に上がってみる。
展望台からは見晴らしがすごく良く、360度見渡せます。
天気がよかったら隣の島なども見えますよ。
ちなみに展望台にはトイレも設置してるのがありがたいですね。
展望台で景色を楽しんだら、お鉢をぐるりと周ります。
三原山のお鉢を周る
お鉢周りの道は舗装はされてないけど、小石や砂で整備されています。
なので全般的に歩きやすくなっています。
時折大きな石などもありますが、つまずかないように気を付ける程度で大丈夫だと思います。
お鉢周りは、多少のアップダウンはあるけど、そんなにきつくはないです。
表砂漠コースとの分岐。
お鉢から表砂漠を撮った写真です。
一面に広がる黒い砂漠の中を歩けるコースなので、こちらを登ってくる方が面白かったかなぁ。
ただ距離が延びるので、体力と時間と相談して歩くかどうか決めたほうが良いと思います。
思った以上に時間がかかって、帰りの船に間に合わないってなると面倒なのでね。
雲が晴れてくると海も見えて絶景が楽しめます。
海が見えると島の山を登ってるなぁって実感する。
お鉢付近は風が強くて、雲の流れも速い。
なので時折青空が見えてくれます。
海の向こうに見えるのは、利島なのかな。
海と空の青が美しいな~。
風が強すぎて、帽子が飛ばされそうになる嫁さん。
この日は風がかなり強かった。
見る方向で空の色が全然違う(笑)
ちょっとした斜面を登っていきます。
これを登ると裏砂漠方面が見えてくる。
そして少し進むと火口が見える位置に到着。
写真で伝わるかわかりませんが、結構大きくて迫力があります。
切り立った崖のようになっていて、地面が吹っ飛んだ感じがよくわかりますね。
元々溶岩で埋まっていたのが爆発的噴火で陥没したんだそうな。
地球のパワー恐るべし。
噴火のたびに地形の形を変えているんですね~。
今は植物も生えて緑になっていますが、またいつかは噴火して景色が変わるんだろうな。
次に噴火が起こったら、こんな風に歩けるようになるかわからないしね。
見に行ける時に見に行くって大事だな。
荒涼とした荒々しい感じの風景は火山ならではですよね。
この景色を楽しみつつ山頂を目指します。
写真で見るとそれなりに勾配がありそうに見えますが、歩くとそんなにきつくはないです。
普段の登山では見ない景色で、テンションも上がる(笑)
山頂が見えてきました。
この写真は、裏砂漠方面を撮ったもの。
裏砂漠も歩いたら楽しそうだな~。
今回参加したツアーだとそちらを歩く時間は無いので、また別の機会だな。
そして標高758mの山頂に到着。
火口も見えます。
風も強いし山頂に長居は無用(笑)
すぐに下山します。
こちらは小さな火口。
地層がハッキリとわかるのが面白いですね。
火口はいくつも出来るみたいです。
下山するころにはお天気も良くなっていた。
火山灰や溶岩が草原に覆われていて、綺麗な色になってますね~。
自然の再生力ってほんとすごい。
お鉢をだいたい周り終えたら、御神火茶屋&三原山温泉方面分岐から下山します。
三原山温泉方面分岐~大島温泉ホテル
分岐周辺に大きめの岩があったので、そこで少し休憩。
クリアボトルに詰めたシャインマスカットで糖分補給。
山で食べるシャインマスカットって最高に美味いよ!
クリアボトルに入れると見た目も可愛いのでおすすめです。
ちなみにうちが使っているクリアボトルはキントーのものです。
飲み物を入れるのはもちろんのこと、お菓子やナッツなど入れて持って行くのにも便利です。
ちなみにうちのは大雪山のロゴが入っていますが、北海道の「大雪高原温泉ヒグマ情報センター」で購入したからです。
ヒグマとナキウサギのイラストが可愛いと、うちの嫁さんのお気に入り。
こういう限定品は見つけたら買いですな(笑)
シャインマスカットでエネルギー補給したら下山開始。
斜面が急な個所は、砂と石で滑りやすいので、その点は注意が必要。
下山で歩いてるコースは、「温泉ホテルコース」。
こちらもしっかりと整備されているので歩きやすかったです。
こんな感じの道をひたすら歩いて行きます。
とても気持ちよく歩ける道です。
ただ今回歩いた道はどこも日陰が無いので、日差しが強い日はきついのかもしれない。
帽子をかぶったり、日焼け止めを塗ったり、日差しへの対策はしたほうが良いです。
一面に広がる草原の中を歩いて行きます。
遠くに見えるのは海。
ほんと気持ちが良い!
後ろを振り返ると三原山。
壮大な景色ですね。
よく見ると草原の中に溶岩がボコボコ立っています。
こんなところにも草が生えてくるのがすごい。
植物の生命力の強さってすごいな。
この辺りの溶岩は大きめ。
三原山から離れてくると緑が多くなっていきます。
そしてホテルが近づいてくると、木も生い茂り始めます。
この辺りも昔は黒い大地だったんでしょうね。
それがここまで再生してるだな。
大地が再生していく様子も感じながら歩ける、すごく興味深いコースでした。
ちなみにここは木漏れ日トンネルと呼ばれている場所で、このトンネルまで来るとゴールのホテルが近いです。
大島温泉ホテルに到着。
ハイキング終了です。
ホテルで昼食を食べて温泉に入って疲れを癒します。
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登山道入口までのアクセス
登山道入口の「三原山頂口」まではバスで行くことが出来ます。
今回の私のようにツアーに参加いしている人は、大島温泉ホテルからバスで三原山頂口に向かいます。
三原山頂口へは、三原山ラインという路線で行くのですが、港からも乗ることが出来ます。
バスは結構混みあうので、早めに並んでおいた方が良いですよ。
詳しくは、大島バスの公式ページをご覧ください。
トイレや周辺施設について
トイレは、三原山頂口バス停の近くと火口展望台にあります。
また三原山頂口には、お茶屋やレストセンターなどの施設もあります。
登山の装備&服装
今回の登山は以下の装備で歩きました。
この日は気温は低くなかったけど、風が強かったのでウインドシェルを着て歩きました。
風が無かったらTシャツでも十分歩ける気候でした。
風が強いこともあるので、ウインドシェルなどの上着は持って歩いた方が良いです。
道は全般的に整備されているので、スニーカーでも歩けなくはないです。
ただ、お鉢周りの道や下山の道は、小石がゴロゴロしている道なので、持っているなら軽ハイキングシューズくらいは履いて行くと良いかも。
距離も長めなので、歩きやすい靴で行った方が良いです。
私と嫁さんが使っている登山ギアはこちらのページでまとめています。
今回の撮影機材
今回の写真撮影にはこちらのカメラとレンズを使用しています。
撮影機材
- カメラ
OM-D E-M1 MarkⅡ - レンズ
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
私と嫁さんが使っているカメラ関連についてはこちらのページでまとめています。
海や火口が見えるコースは面白かった
以上、伊豆大島三原山ハイキングのレポートでした。
火山から溶岩が流れ出た跡や火口の様子など、今まであまり見たことない風景を見ることが出来ました。
自然の驚異や再生力の強さなどを目の当たりに出来るので、とても興味深い場所。
山の上から見る海の景色も最高で、とても楽しいハイキングコースです。
今回参加した東海汽船のツアーでは、ホテルでの食事や温泉なども付いています。
そして夜行の船で来るので船旅も楽しめるので、内容盛りだくさんです。
ツアーに参加してハイキングを楽しんでみるのもおすすめです!
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