2023年9月末に7泊8日で北海道の旅に行ってきました。
その2日目は大雪高原温泉沼めぐりコースの登山へ。
大雪高原温泉は、北海道上川郡上川町にある温泉で、標高1260mの地点にあります。
周辺には高原沼と呼ばれる大小様々な沼が点在していて、この時期は紅葉と沼の美しい景色が楽しめることがから、とても人気のある登山コースとなっています。
なお、この周辺はヒグマの生息地になっているので、コースを歩く前にヒグマ情報センターでレクチャーを受ける必要があります。
例年だとこの時期は紅葉のピークになっているんだけど、今年は少し色づきが遅いようでまだピーク前って感じでした。
それでもすごく綺麗な景色が広がっていて感動しました。
この記事では大雪高原温泉沼めぐりコースについて紹介していきます。
うちの登山ギア
今回の登山コースの説明
今回のコースは以下のようになっています。
詳しい山行記録はヤマレコにアップしています。
そして今回のコースを僕の独断と偏見で★で示すこうなります。
今回はスタートした時間が遅かったため、ヒグマ情報センターをスタートして緑沼まで行って折り返してきました。
そのため、距離や累積標高はお手柔らかな内容となっています。
途中アップダウンは多少あるものの、それ程きつい個所はありません。
道も整備されていて歩きやすくなっています。
ただし、前日や当日の天気によっては、道がかなりぬかるむ可能性もあるので、ゲイターは念のため持って行った方が良いです。
沼周辺の美しい景色は必見ですよ。
あと、ヒグマの生息地なので、ヒグマ情報センターのレクチャーはしっかりと聞いて、熊鈴等の用意はしておきましょう。
トイレはヒグマ情報センターの外にあるので、登山前に済ましておきましょう。
コース内には携帯トイレブースのみなので、歩く際は携帯トイレも持って行った方が良いです。
また、ヒグマ情報センターには15時までに戻ってくる必要があるので、時間を気にしつつ歩くようにしましょう。
ヒグマ情報センターでレクチャーを受ける
大雪高原温泉に到着したら、まずはヒグマ情報センターでヒグマに関するレクチャーを受けます。
ヒグマに遭遇しないためにどうするかや、ヒグマと遭遇した場合の対処法などを詳しく説明してくれます。
この場所に限らず、北海道の山を登山していたらヒグマに出会う機会ってあるかもしれないので、こういうレクチャーを受けられるのはすごくありがたいですね。
ちなみに、9月はヒグマの目撃場がグッと減るんだそうです。
食べ物を求めて別の場所に移動するらしい。
逆に7~8月は毎日のように目撃情報があったみたい。
なので、今回は歩いててそんなに怖いということはなかったです。
でもヒグマに出会う可能性はゼロじゃないのでレクチャーは受ける必要がありますよ。
ヒグマ情報センターでは、グッズ販売も行わていて、その売上金は登山道の整備などに利用されるので、寄付の意味も込めて購入するもの良いかと思います。
うちの嫁さんはこのウォーターボトルのデザインが可愛いと気に入って購入していました。
可愛らしいステッカーや熊鈴なども販売していたよ。
レクチャーを受けたらヒグマの剥製に見送られて登山スタートです。
剥製だとすごく可愛いよね(笑)
大雪高原温泉沼めぐりコースの様子
大雪高原温泉沼めぐり登山の様子を紹介していきます。
ヒグマ情報センターの入口に紅葉の状況を書いてくれているのもありがたいね。
まずはこんな感じの樹林帯を歩いて行きます。
ヒグマには出会ってないけど、こんな痕跡はありました。
ヒグマ情報センターの人がわかりやすく印を置いてくれている(笑)
糞の他にも食痕などもありました。
ヒグマの生息地に足を踏み入れてるって感じがしますね~。
しばらく森の中を歩いて行くと、目の前にモクモクと煙が上がる場所に出ます。
シューシュー音を立てて上がる煙が迫力あった。
硫黄の香りも漂ってきます。
温泉が湧いてるんですね~。
綺麗な川も流れていて、見どころいっぱいのコースです。
こんな注意喚起も。
ヒグマに出会わないためには、あらかじめヒグマにこちらの存在を知らせてあげるのが有効なんだそう。
基本的に憶病な動物なので、わざわざヒグマの方から寄ってくることはあまりないそうです。
そのために熊鈴はあった方が良いよね。
コースを進んで行くと、徐々に辺りが色づいてきます。
例年なら、この辺りももっと紅葉していたのかな。
緑から黄色に変わるグラデーションも好きなので、そんな景色を楽しみながら歩いて行きます。
登山道は石がゴロゴロしていたり、木の根が出ている場所もあるけど、それ程歩きづらくはなかったです。
所々に木道が設置されているのがありがたかったですね。
景色的にも木道があると雰囲気が良くなって好きです。
木によっては、こんな感じに色づいているものありました。
北海道の山の中は秋ですなぁ。
ただ森の中を歩ているだけなのに、立ち止まっては写真を撮る(笑)
自然豊かな場所で辺りの景色が美しいからですね~。
こんな感じで止まることが多いから、うちはいつも標準タイムより遅くなるんだな(笑)
いろんな色が混ざっててすごく綺麗な景色。
お天気がどんより曇り空なのだけは残念ね。
でも雨が降る予報だったので、それを考ええると曇りでも満足。
ヒグマ情報センターのインスタにエゾライチョウの写真が出ていたので、エゾライチョウを探しながら歩きました。
結果、今回は縁がなかったようで出会えなかった~。
美しい景色だけでも満足だな(笑)
紅葉の中に流れる川の景色も美しい。
スタートして80分くらい歩くと、開けた場所に出ます。
ここがまた気持ち良い景色だったなぁ。
青空欲しいね(笑)
ここまで来ると沼はすぐそこです。
最初に出てくる沼は土俵沼。
相撲の土俵に似ているからその名が付けられたようです。
土俵っぽく見えるかなぁ(笑)
次の沼へ歩みを進めます。
この辺りは紅葉が進んでいてすごく綺麗だった。
左側に見えるのはバショウ沼。
バショウ沼周辺は、結構色づいてたな~。
草が緑から黄緑色に変っているのも良い感じよね~。
この日は風が少なくて水面が穏やかったのも良かったです。
続いてここが滝見沼。
ヒグマ情報センターの入口のホワイトボードで、一番いい感じに色づいてると書いてあった場所。
その情報通り、ここの場所の紅葉の色が一番きれいでした。
オレンジが濃くてすごく鮮やか!
リフレクションも美しいね。
そしてここが今回の折り返し地点の緑沼。
ここの景色もすごく美しかったです。
ちょっとした休憩スペースがあるので、ここで休憩しつつのんびり景色を眺めている人も多かったです。
本当はこの先も絶景が広がっているはずだったので進みたかったけど、15時までにヒグマ情報センターに戻らないといけないので今回はここで折り返しました。
私と嫁さんが使っているカメラ関連についてはこちらのページでまとめています。
これは携帯トイレブース。
携帯トイレを持っていればこの中で用がたせます。
帰りも同じ道を通ります。
行きとは見ている方向が違うから、帰りも景色を楽しみながら歩く。
滝見沼リターンズ(笑)
綺麗な景色は何度でも写真が撮りたくなるね。
湿地に設置されている木道って良いよね~。
歩くのが楽しい場所です。
ここも綺麗な紅葉のトンネルになるんだろうな~。
深い緑の苔の中に色とりどりの葉っぱが生えてきている光景も良きですね。
紅葉や景色を楽しみながら歩いていたら、ヒグマ情報センターに到着。
次に来ることがあったら1周してみたいですね。
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登山道までのアクセス
紅葉の時期はマイカー規制が行われているため、「大雪レイクサイト」の駐車場に車を駐めてシャトルバスで大雪高原温泉に向かいます。
シャトルバスの料金はシャトルバス代+マイカー規制協力金で往復1500円。
結構狭い砂利道を行く感じなので、シャトルバスで運んでくれるのは嬉しい。
マイカー規制の期間は2023年は9月23日~10月3日まででした。
その年の紅葉の状況によっても変わると思うので、ヒグマ情報センターや環境省のホームページなどを参考にしてください。
今回の登山の服装や持ち物
今回の登山は以下の装備で歩きました。
北海道の山なのでちょっと寒いのかなと思って行きましたが、意外と寒くなく長袖シャツとTシャツの組み合わせで快適に歩くことが出来ました。
パンツはオールシーズンのものでちょうど良かったです。
今年は気温が高めなんですかね。
それでも日によってはグッと気温が下がる日もあるし、朝晩は冷えるのでレイヤリングで調整できるようにして行った方が良いです。
事前の情報では道が結構悪路なのかなと思っていたので、ゲイターを装着して行きましたが緑沼までだったらゲイター無しでも問題なかったかなと言った感じです。
ただし、前日や当日の天気によっては道がドロドロになることもあると思うので、ゲイターはザックに入れて行った方が良いですよ。
私と嫁さんが使っている登山ギアはこちらのページでまとめています。
一足早い紅葉が楽しめた
以上、大雪高原温泉沼めぐりコースのレポートでした。
北海道の山では9月下旬になると紅葉が進み、とても美しい景色が楽しめます。
今年はちょっと色づきが遅かったみたいだけど、それでも美しい景色を存分に堪能することが出来ました。
今回は時間が無くてコースを1周することが出来なかったけど、それでもとても満足感のある山行でした。
北海道の大自然の中を歩くってすごく気持ちが良いのでおすすめですよ!
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