2022年4月23日、渡良瀬遊水地にドライブに行ってきました。
渡良瀬遊水地は栃木、群馬、埼玉、茨城の4県にまたがってある国内最大の遊水地です。
ラムサール条約に登録されている場所で、広大な湿地が広がっています。
コウノトリの人口巣塔が設置されていて、コウノトリが生息していることでも有名な場所です。
この記事では渡良瀬遊水地について紹介してきます。
渡良瀬遊水地とは
渡良瀬遊水地は4県の県境辺りにある大きな遊水地で広さは約33㎢。
国内最大の遊水地であり、湿地帯としては本州以南で最大です。
足尾銅山の鉱毒事件が発生した時に、鉱毒を沈殿させて無害化することを目的に造られた遊水地なんだそうです。
遊水地は第1~3調節池に分かれていて、第1調節池の中には人口湖の「谷中湖」があります。
常時水がある状態なのは谷中湖のみで、それ以外の調節池は河川が増水した時に貯水する仕組みになっています。
谷中湖周辺には広場や多目的ゾーンもあり、ピクニックやBBQなどが楽しめるエリアもあります。
谷中湖で釣りやウォータースポーツを楽しむことも出来るので、アウトドア全般を楽しめる場所です。
渡良瀬遊水地の湿地帯は2012年にラムサール条約湿地に登録されました。
ラムサール条約とは
正式名称は「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」で、たくさんの渡り鳥が利用する湖や沼など国際的に重要な湿地やそこに暮らすさまざまな生きものを守るための条約です。
イランの「ラムサール」という町で行われた会議で作られた条約なので「ラムサール条約」と呼ばれています。
それだけ野鳥や野生の生き物がたくさん生息しているということなんですね。
谷中湖を散策
谷中湖は湖面もコンクリートで覆われた貯水池です。
とても広く徒歩で全部周るのはかなり大変。
でも今回は探鳥が目的だったので、少し歩いてみました。
車は北エントランスから入って史跡保全ゾーンの駐車場に止め(地図を見てね)、中の島まで徒歩で行って駐車場に戻ってきました。
距離にして約3.0kmね。
歩き始めたころには晴れて、日差しも強くすごく暑かった。
散策をする前に「体験活動センターわたらせ」に立ち寄ります。
そこには今見られる鳥の情報がホワイトボードに掲載されているので、探鳥目的の人は寄った方が良いです。
スタッフの方に聞くとどの鳥がどの辺で見られるかも教えてくれます。
ちなみにここではダムカードをもらうことも出来るので、行った証にもらうと良いですよ!
天気がいい時の谷中湖の景色はとても良いです。
湖面はすごく穏やかで気持ちの良い景色。
谷中湖は3ブロックに分かれていて、ブロックによって釣りOKとかNGとか制約があるので、釣りやウォータースポーツをする際は注意してください。
道はアスファルトで舗装されているので歩きやすいけど、日差しの強い日は暑さが増して結構きつい(笑)
日陰がすくないもこの公園の難点の一つかな。
でも水辺を歩くのはすごく気持ちがいいですよ。
レンタサイクルもあるのでレンタサイクルを借りるのも良いかもね!
レンタサイクルについてはこちらの情報を見てみてください。
汗ダクダクになりながら歩いて、中の島に到着。
中の島には野鳥観察台があるので覗いてみます。
体験活動センターわたらせのスタッフさんが、浮島にセイタカシギが留まっていることがあるよって言ってたので、覗いてみる。
双眼鏡でよーく見てみたんだけど、セイタカシギは見つけられなかった。
飛んでるアオサギやオナガガモっぽい水鳥はいたけどね。
ちなみに浮島辺りに鳥がいても、遠すぎてうちのカメラじゃ綺麗な写真は撮れんな(笑)
そして谷中湖の景色を楽しみつつ、史跡保全ゾーンまで戻りました。
史跡保全ゾーンは草原が広がるとても気持ちの良い広場。
ピクニックにもなかなか良い場所です。
人もそれほどいないし、すごくのんびり出来る場所。
問題は日陰の少なさだけど、レジャー用のテントとか張ればいいのかな。
とても静かで鳥の声もたくさん聴こえるし、ぼーっと過ごすのに最高でした。
タンポポもたくさん咲いていて、可愛らしい綿毛もたくさん。
とっても雰囲気の良い場所でした。
歩いてると、キジのケーンケーンって言う声があちこちから聴こえてくるしね(笑)
ただ広いだけで何もない感じだけど、それがすごく気に入りました。
今度行くことがあったらお弁当を持って行きたいね(笑)
こんなシート敷いてピクニックがしたくなる場所だった。
渡瀬遊水地周辺をドライブ
渡良瀬遊水地はとても広いので車でドライブがてら周辺をまわります。
コウノトリの人口巣塔
渡良瀬遊水地と言ったら、やっぱりコウノトリですよね。
遊水地内にいくつか人口巣塔が設置されていて、そこに営巣しています。
上の写真は、北エントランス付近の人口巣塔。
子供は生まれて無いみたいだけど、夫婦で営巣していました。
そのうちコウノトリジュニアが出て来るんじゃないでしょうか。
こちらは「生井桜づつみ」。
生井桜づつみは、谷中湖からは少し離れた場所にあります。
車が無いとちと行くのが大変かな。
ここにはコウノトリの人口巣塔が設置してあって、コウノトリが営巣しているのを見ることが出来ます。
ただ、めちゃくちゃ遠くにあるので、双眼鏡や望遠レンズ必須だけどね。
ちなみに上の写真にも写ってるんだけど、巣塔らしきものはかろうじて見えるけど、コウノトリは見えないよね。
コウノトリの写真もちゃんと撮ってるんだけど、その写真はこちらの記事に載せています。
絶滅危惧種に指定されいてる貴重な鳥の姿を見られるのは嬉しいね。
渡良瀬遊水地周辺の景色
渡良瀬遊水地内には車が走れる道路があるので、景色を楽しみながらドライブをするもの気持ちが良いです。
上の写真は谷中橋付近から見た景色。
釣りをしているおじさんが絵になるわ~(笑)
朝撮った写真なんだけど、この時は曇っていたのが残念。
晴れてたら、もっと綺麗な写真になったんじゃないかな。
これも同じ場所の写真。
すごく長閑な風景。
こういう景色を見ると癒されるなぁ。
こちらは野渡橋から渡良瀬川を見た景色。
釣り人が結構いたんだけど、何が釣れるんだろうね。
こちらは野渡橋の近くから谷中湖方面を見た景色。
一面に広がる湿原が圧巻です。
思わず車を止めて写真を撮りました(笑)
青空だったら最高だったんだけどなぁ。
菜の花もたくさん咲いているし、春の景色を楽しみながらのドライブおすすめですよ!
周辺のお立ち寄りスポット
渡良瀬遊水地の近くのお立ち寄りスポットを2つ紹介します。
麵屋てつで佐野ラーメン
ランチにおすすめなのが「麵屋てつ」。
栃木名物の佐野ラーメンのお店です。
佐野ラーメンは青竹を使って打った平打ち麺が特徴のラーメンですね。
今回注文したのは「てつオリジナルラーメン」と「塩ラーメン」。
上の写真が「てつオリジナルラーメン」です。
チャーシュー3枚、味玉、極太メンマ、わかめ、なると、ねぎという内容。
スープは鶏ガラと鰹が効いたしょう油味です。
麺がかなり不揃いの平打ち麺で、太いのはモチモチ、細いのは柔らかめで、面白い食感でした。
スープも良く絡んで美味しかったです。
スープは見た目よりも濃いめの味付けでした。
チャーシューは脂身多めだけど、しっかりした味付けで美味しかった。
メンマが今まで食べたことないくらいの極太ですごく歯ごたえが良い。
結構好きなメンマだったなぁ。
こちらは塩ラーメン。
スープがあっさりした味付けで、こちらも美味しかったです。
栃木に行ったら佐野ラーメンが食べたくなるので、渡良瀬遊水地の近くにお店があって良かった。
店舗情報
- 所在地:栃木県栃木市藤岡町藤岡1038-2
- アクセス:藤岡駅徒歩20分、ふれあいバス【藤岡総合支所前】バス停から徒歩5分
- 定休日:火曜日の夜、水曜日
- 営業時間:平日 11:00~14:00、17:00~19:00 土日祝11:00~15:00、17:00~19:00
- 駐車場:有り(18台)
- URL:https://g3a35.crayonsite.net/
道の駅かぞわたらせ
渡良瀬遊水地の近くにある道の駅です。
農産物直売所などもあって、特産のイチゴなども売っていました。
食事処やパン屋も入っているので、休憩に立ち寄ってみるのも良いと思います。
基本情報
- 所在地:埼玉県加須市小野袋1745-1
- アクセス:柳生駅から徒歩約9分
- 定休日:無休
- 開園時間:8:00~17:00
- 駐車場:有り
- URL:https://www.kazo-watarase-michinoeki.com/
渡良瀬遊水地は探鳥もドライブも楽しい場所です
以上、渡良瀬遊水地のレポートでした。
自然がとても豊かで、気持ちの良い景色が広がる場所でした。
野鳥もたくさんいるし、湿原の景色を見ながらのドライブも最高。
お弁当を持ってピクニックなんかに行くも楽しい場所ですよ。
今の時期は特に園内が華やかなのでおすすめですよ!
私と嫁さんが使っているカメラ関連についてはこちらのページでまとめています。
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