
こんにちは、しむしむです。
2021年3月14日に東丹沢にある不動尻にハイキングに行ってきました。
不動尻は神奈川県でも屈指のミツマタの群生地で、今の時期はそのミツマタが見頃を迎えています。
ミツマタが辺り一面に咲き乱れ、黄色い世界に包まれていました。
甘い香りも漂ってきて、目と鼻で春を楽しめる場所になっていたね。
コースも舗装されて歩きやすいので、登山というよりはハイキングといった感じで楽しめます。
勾配はそこそこあって結構疲れますが、鳥の声もたくさんするし沢の流れを感じながら歩ける個所もあって気持ちが良い場所でした。
うちの登山ギア
今回の登山コースの説明
今回のコースは以下のようになっています。
- 広沢寺温泉入口バス停:7時59分ハイキング開始
- 広沢寺温泉駐車場:8時19分着
- 二の足林道ゲート:8時50分着
- 山の神沢広場:8時58分着
- 不動尻:9時47分着(3時間半ほど滞在)
- 山の神沢広場:13時42分着
- 二の足林道ゲート:13時47分着
- 広沢寺温泉駐車場:14時16分着
- 広沢寺温泉入口バス停:14時33分着ハイキング終了
詳しい山行記録はヤマレコの方にアップしているので、そちらをご覧ください。
そして今回のコースを僕の独断と偏見で★で示すこうなります。
- 所要時間6時間34分(休憩213分くらい)
- 山行時間:3時間1分
- 歩行距離:約13.2km
- 高低差:461m
- 累積標高(上り):734m
- 累積標高(下り):726m
- 体力消耗度:
- 足つりそう度:
- 斜面のきつさ:
- 道の険しさ:
- おすすめ度:
※ヤマレコで見ると歩くスピードは標準くらいで、登山が終わった後はヘロヘロになるくらいの体力の私の評価です。体力に自信がある人や健脚な人だと、評価や感想は変わると思うので、その点はご了承ください。
バス停から不動尻までは、アスファルトやコンクリートで舗装された道を歩きます。
なので、登山靴じゃなくても問題ない。
普通の歩きやすいスニーカーで十分歩けるコースです。
ただ広沢寺温泉を過ぎたあたりから、道の勾配は急になってくるので、体力的にはそこそこ疲れます。
広沢寺温泉から山の神沢までの40分間くらいは、坂道を登って行く感じなのでそのつもりで行きしょう!
また帰りは同じ道を下って行くんだけど、舗装された急な坂道を下るのは膝と腰に結構きます(笑)
危険な個所や迷いそうな個所は無いので、その点は安心して歩けるコースです。
トイレは山の神沢広場や谷太郎分岐などに簡易的なものが置いてあります。
綺麗に清掃してくれているのがとてもありがたかったです。
不動尻まで行くとトイレはないので、その前に済ましておきましょう。
今回僕は不動尻でミツマタを見るというのが目的だったので山には登ってないですが、三峰山や大山を登りに行く人もいました。
ミツマタ群生地を経由して登山をしに行くのも良いかもしれませんね。
不動尻ミツマタ群生地ハイキングの様子
それではハイキングコースの様子を写真を交えて紹介していきます。
広沢寺温泉入り口バス停~広沢寺温泉

ハイキングのスタートは広沢寺温泉入口バス停。
バスを降りる七沢温泉郷の大きな看板が見えます。
まずはここから広沢寺温泉方面に歩いて行く。

朝の空気は冷たく、この時点では薄めのダウンは着てました。
歩いてるとすぐに体は温まるんだけどね。
ごく普通のアスファルト道を20分くらい歩くと広沢寺温泉に着きます。

ここまで来るバスもあるんだけど、小さいし本数は少ないので広沢寺温泉入り口から歩いた方が良いかな。
ここには8時からオープンしている無料駐車場があるので、車で来る人はここに車が止められます。
広沢寺温泉~不動尻

広沢寺温泉を過ぎたあたりから、道路が坂道になって行きます。

これがなかなか急だったりする(笑)
事前に聞いてた話だと、山には登らないとの話だったんだが。。。
でも舗装されてて歩きやすいので、ひたすら歩いて行きます(笑)

道幅も狭くなって、林道っぽくなってきます。
ウグイスの囀りがたくさん聴こえた。
もう春って感じがしたなぁ(笑)

針葉樹の林の中を歩いて行く。
写真では伝わりづらいけど、結構急な坂道です。
僕は息が上がりました(笑)
広沢寺温泉から40分くらい歩いて行くと、山の神沢広場に到着します。

ここには仮設トイレが設置してあります。
比較的綺麗なので、山の中のトイレとしては快適に利用できる感じなので、とてもありがたい。
真っ暗なトンネルを通っていきます。

中の方に行くと真っ暗なので、結構怖いです(笑)
電灯とかはついてないので、暗いのが怖い人はスマホのライトを点灯するかヘッドライトを持っていきましょう。

ちなみにうちの奥さんはかなり怖がっていました(笑)
トンネルから15分くらい歩いて行くと谷太郎川分岐があります。

ここにも綺麗な仮設トイレが置いてあります。
不動尻まで行っちゃうとトイレが無いので、ここで済ましておいた方が良いです。
すぐそばには谷太郎川が流れていて、とても綺麗。

この辺りを歩いていたら、とても綺麗な声の囀りが聴こえます。
川の方を見てみたら、こげ茶の小さな鳥がせわしなく動いてる。
渓流の歌姫と言われているミソサザイです。

川沿いの岩をピョンピョン飛び回ってて、カメラで撮るのが難しかった(笑)

これは木の上で囀っていたミソサザイ。
小さな体だけど、声はとても大きい(笑)
そして美声です。
色は地味だけど、見た目は可愛いので声が聴こえたら探してみしょう。
声はこちらのサイトに載ってます。
不動尻付近を歩いていたら、ミソサザイの囀りが結構聴けたので、たくさん生息しているようです。

谷太郎川分岐を過ぎたあたりから道幅が狭くなるんだけど、舗装はしてあるので歩きやすかったです。
スタートしてから2時間弱くらいで不動尻に到着。
不動尻に到着したら、そこはミツマタパラダイスになってた(笑)
不動尻のミツマタ群生地

不動尻には山の斜面に杉林が広がっていて、その隙間を埋めるようにミツマタが群生しています。
もともとキャンプ場があって、そこにあった数本のミツマタが繁殖してこのような大群落になったそうです。

ミツマタは枝の先が3つに分かれることからその名が付いた植物。
黄色いポンポン状の花を咲かせて、それが群生するとそれは見事。

花がちょっと下向きなので、下の方から見上げると綺麗な黄色に見えます。

知らなかったんだけど、ミツマタは紙幣や高級和紙の原料になるんだそうです。

この群生地を歩いていると、甘い良い香りもしてくるので、是非匂いも嗅いでみてほしい。
マスクしてても分かるくらいです。

神奈川県内には西丹沢権現岳周辺、札掛、蓑毛、大山などにもミツマタが生育してるみたいなんだけど、不動尻の群生地がその中でも最大級だそうです。
山の斜面には登山道も整備されていて、そこを進むとミツマタの森を歩いてるような感覚になります。

山の斜面自体は急なんだけど、ジグザクに緩やかになるように造ってくれているので、それほどきつくないです。

一番上までは行かなくても途中くらいまでは歩いてみることをおすすめします。

1ヵ所だけ倒木があって通りづらい個所があったので、そこだけは注意してくださいね。

空に向かって真っすぐ伸びていく杉の景色も見ていて気持ちが良い。

そこに黄色い絨毯が敷き詰められた、今だけの楽しめる景色です。
不動尻はもともとキャンプ場だったので、シートを敷いてピクニックが出来る広場もあります。
登山に行くのも良いけど、おにぎりやお弁当を持って行って不動尻でランチをしつつのんびりするのもおすすめ。
僕はミツマタ見たりランチをしたりしながら、不動尻に3時間半くらい滞在しました(笑)
側には谷太郎川が流れていて、そこは苔むしていて、また違う景色も楽しめます。

苔もよく見ると花みたいなのを咲かせてる。

辺りを見渡して見るとミツマタ以外の美しいものもあります。
不動尻、とても楽しい場所でした!
3時間半ほど楽しんだあと、広沢寺温泉入り口まで戻りハイキング終了。
不動尻でミツマタを見学するので、あちこち歩いたから結局全部で13km程度歩いちゃいました。
最後の方はさすがに足が疲れたね(笑)
でもいい運動になったからよかったかな!
私と嫁さんが使っているカメラ関連についてはこちらのページでまとめています。
ハイキングコースまでのアクセス
今回ハイキングコースまでは、バスで行きました。
小田急線本厚木駅の「厚木バスセンター」から神奈中バスで「広沢寺温泉入口」下車。
所要時間は約30分。
バスの乗り場は9番です。
ちなみに広沢寺温泉まで行くバスもあるんだけど、本数がとても少ないです。
広沢寺温泉入口バス停から広沢寺温泉までは徒歩20分くらいんだんだけど、バスの本数とか考えると歩いた方が無難かな。
帰りは「広沢寺温泉入口」からバスに乗って「本厚木駅」で下車。
広沢寺温泉からバスに乗れるんだったらその方が楽ですが、とても混雑するようなので混み具合と時間を見て判断したほうが良いです。
今回は「広沢寺温泉入口」からバスに乗りましたが、バスは七沢が始発なので広沢寺温泉から七沢まで歩いて乗った方が座れる可能性が高いかもしれないです。
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ハイキングの装備
今回の登山に持って行った装備や服装はこちら。
simsimの持ち物
- アウターレイヤー
1000 Ease Down Jacket(マーモット) - ミドルレイヤー
ウイックロン ZEOサーマル ロングスリーブジップシャツ(モンベル) - ベースレイヤー
ジオライン M.W. ラウンドネックシャツ(モンベル) - パンツ
ストライダーパンツ(モンベル) - 靴下
WIC.トレッキングソックス - 靴
テレックストレイルメーカー(アディダス) - ザック
ロールトップパック(エディバウアー) - レインウェア
クライムライトジャケット(ノースフェイス)
クライムライトジップパンツ(ノースフェイス) - 飲み物(タンブラーに入れたお茶350ml)
- おにぎり、パンなどの軽食
- タオル
- モバイルバッテリー(anker)
- スマホ
- カメラ
- ヘッドライト
朝方はちょっと冷えていたので、マーモットの薄手のダウンは着て行きました。
歩いて30分くらいで汗をかいてきたので脱ぎましたがね。
歩いてる最中は、インナーとミドルレイヤーくらいで十分。
帰りに肌寒くなった時にレインウェアを羽織った感じです。
レイヤリングで上手く調整しながら歩いてください。
今回登山って感じではなかったので、ザックは普段街歩きに使っているものを使いました。
靴もいつも履いている登山靴ではなく、公園散策等に履いているアディダスの軽トレッキングシューズ。
軽くて履きやすいし、ゴアテックスで防水性もあるので、軽いハイキングや公園散策にぴったりのシューズ。
これアウトレットで5000円強で買ったんだけど、いいお買い物でした(笑)
とっても重宝しているシューズです。
今回のルートは、ほとんど舗装されている道なので、普通のスニーカーでも十分行けます。
冬の低山の服装については、こちらの記事にまとめましたので、参考まで見てみてください。
私と嫁さんが使っている登山ギアはこちらのページでまとめています。
万が一の時のために上の地図も持っておくと良いです。
登山道はわかりやすいので迷うことは無いとは思いますが、備えあれば憂いなしです!
不動尻のミツマタの群生は圧巻の景色だった!
以上、不動尻のミツマタ群生地ハイキングのレポートでした。
今の時期の不動尻は、ミツマタが咲き乱れて、とても美しい景色になっています。
日中は気温も暖かくなってきてポカポカ陽気の日も多くなりました。
お弁当を持ってハイキングに行くのにぴったりの場所だと思います。
今回は帰りに温泉は立ち寄らなかったんだけど、七沢温泉には日帰りで入れる温泉もあるので温泉で疲れを癒してから帰るのも良いかも。
鳥の声も多く、囀りを聴きながら歩くのも心地よいです。
歩いていて気持ちが良いコースなのでおすすめ!
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