
2025年10月12日に横浜市のみなとみらいで開催されている「ミステリー・オブ・ツタンカーメン(体験型古代エジプト展)」を見に行ってきました。
ミステリー・オブ・ツタンカーメンは3000年以上も前に栄えた古代エジプト時代の遺物展示している展示会です。
高精細3Dスキャンデータなどの最新技術を駆使して精巧に再現したスーパーレプリカを約130年も展示してあり、古代エジプトにタイムスリップしたかのような感覚になれる体験型展示が楽しめます。
この記事ではミステリー・オブ・ツタンカーメンでどんなものが展示されているのか、見て周る所要時間、混雑状況などを紹介していきます。
興味ある人は参考にしてみてください。
古代エジプトに没入できるミステリー・オブ・ツタンカーメン

チケットを購入し館内に入ってまず見るのが説明映像。
その映像を見てからエレベーターに乗り展示場に着くと、そこにはレプリカと言われなきゃ本物と見間違える精巧な展示物がずらりと並びます。

一番最初に見るのがこの「アヌビス神像付き厨子」です。
厨子(ずし)は収納具の一種で仏像や経典などを収めておくもの。
この歴史を感じる質感とかレプリカとは思えないよね。

こちらは木製のシャブティ。
シャブティは死者と共に埋葬される小像です。
このシャブティはツタンカーメン王の墓から発見されたもののレプリカ。
死後の世界での労働を代行し来世での負担を軽減するための役割があります。

これはカノプスと言われるもので、ツタンカーメン王のミイラを作る際に内臓を保護していた入れ物です。
象眼が施された人型の容器に内臓を入れ、それをエジプシャン・アラバスター製のカノポスに入れ、さらに金箔を施されたカノポスに収められていました。

カノポスに施されている装飾が細かくて美しい。

金箔のカノポスも豪華絢爛です。

手を広げてカノプスを守護している女神。
イシス、ネフティス、セルケト、ネイトの4人の女神に四方から守られていました。

これはツタンカーメンの娘のミイラが納められていてミニチュアの棺。

こちらはツタンカーメンの娘のミイラにかぶされていたマスク。

この絵はツタンカーメン王墓を発見したハワード・カーターが残した素描のコピーです。
ツタンカーメンの遺体が発見された時の状態を知るための貴重な資料になっているそうです。

ヒエログリフの説明もありました。

ヒエログリフは古代エジプトの象形文字のことで、棺やカノプスなど至るところに描かれていました。
これが読めると見学がさらに楽しくなりそうですね。

これは戦車です。
ハヤブサの姿をした神様ゲメヘス神があしらわれているのがかっこいいですね。

これは黄金の玉座。
王様の椅子はやっぱりゴージャスですね。

これは高脚付きの櫃(ひつ)です。
よく見るとヒエログリフが描かれているのがわかります。
デザインがオシャレでかっこいい感じがしますね。

このずらりと並んだ像は神様です。
牛やハヤブサなど人以外の姿をした神様もいくつかありました。

ツタンカーメンの父であるアクエンアテンの彫像。
かなり大きくて迫力のある彫像でした。

これは棺が納められていた厨子。
大きさの違ういくつかの厨子がマトリョーシカ状に重ねて造られていたそうです。

この厨子にもヒエログリフで装飾してあって、すごく美しかった。

そしてこちらが人型の柩。
この棺もマトリョーシカ状に大きさの違うものが3つ重ねてあったそうです。

昔の人はこんなのどうやって作ったんでしょうね。

これは第三の柩でもちろんレプリカなのですが、実物は純金で重さが110㎏もあったんだそうな。
金をこのように加工する技術もあったんですね~。

棺が置かれている部屋ではツタンカーメンの生涯をまとめた映像も写しだされます。
この映像もすごく見ごたえがありましたよ。

そしてこれが有名な黄金のマスク。

黄金のマスクも実物は金で作られていまいたが、純金ではなく23金の板を貼り合わせて作られていたそうです。
マスクの美しさもさることながら、金属の板を作る技術やそれを滑らかに加工する技術もあったことに驚きました。

最後はこの部屋。
ツタンカーメンの王墓を実物大で再現した部屋です。
壁画も正確に再現しているそう。
カビの具合なども再現されているのがすごいです。
現地でも入れない部屋を体感出来るというのは嬉しいですよね。
古代エジプトの世界に没入出来るとても面白い展示でした。
ミステリー・オブ・ツタンカーメンの所要時間は
公式ページにも書かれていますが、目安は1時間程度です。
展示スペースはそれほど広くはないですが、展示品は結構多く興味深い説明もいろいろ書いてあるので、それらをじっくり見ていたら1時間以上はかかると思います。
ちなみに私は80分くらい滞在しました。
ミステリー・オブ・ツタンカーメンの混雑状況は
私は日曜日の16時くらいに入館しましたが、思ったほど混雑はしていませんでした。
18時閉館だったので閉館時間に近かったから空いていたのかもしれないですね。
土日祝の日中は混雑しているかもしれないので、閉館2時間前くらいに行くのはおすすめなのかも。
ミステリー・オブ・ツタンカーメンへのアクセスや料金
こちらのサイトからWEBチケットの購入をすることも出来ます。
横浜周辺を散策
周辺の散策スポットをいくつか紹介します。
横浜中華街や山下公園などは電車で3駅程度で行けるので、合わせて観光してみるのも面白いと思います。
中華街の台湾菜館でランチコース

この日のランチは横浜中華街に行きました。
休日の横浜中華街はかなり混雑していて、テレビで紹介されたりSNSなどで話題のお店は行列が出来ています。
でも中華街の中にはお店がたくさんあるので、散策しながらお店を探してみると意外と空いてる店もたくさんあります。

今回私が行ったお店は「台湾菜館」。
前もってここって決めて行ったわけではなく、雰囲気やメニューを見て決めました。
ちなみにお店を決める際は、入店する前に念のためGoogleマップの点数も見ます(笑)
メニューを見ると美味しそうな料理がいろいろあったんだけど、「台湾菜館満足コース」って言うのがコスパが良さそうなのでそれにしました。
葱油鶏、麻婆豆腐、エビチリ、エビ餃子、小籠包、チャーハン、ワンタンスープ、杏仁豆腐というセットで1人2200円。
一つ一つの料理は少量だけど、いろいろ楽しめるのが良いですよね。

どの料理も美味しかったし、店内のも混んでなくてゆっくり食事が楽しめたのも良かったです。

今回コースを注文しましたが、定食であればもっとリーズナブルなメニューもいろいろありました。
定食を注文してそれで足りなかったら、小籠包などの点心を追加で注文なんてのも良いかと思います。
中華街の中をプラプラ散策しながら雰囲気良さげなお店にふらりと入ってみるのも面白いよ!
山下公園をぶらぶら

中華街でランチをした後、山下公園を少しお散歩。
花壇には花が咲いていて、とても華やかになっていました。

日曜日の昼過ぎくらいでしたが、園内は結構人で賑わっていました。
さすが横浜でも屈指のデートスポットですね。
海の景色も見ることが出来るし、プラット歩いてみるのもおすすめです。
公園情報
- 所在地
神奈川県横浜市中区山下町279 - アクセス
JR京浜東北・根岸線/横浜市営地下鉄ブルーライン「関内」駅から徒歩20分
みなとみらい線「元町・中華街」駅から徒歩3分 - 開園時間
常時開園 - 駐車場
有料(普通車222台) - URL
https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/midori-koen/koen/koen/daihyoteki/kouen008.html
象の鼻パークから見る豪華客船がすごかった

この日は横浜港大さん橋国際客船ターミナルに大型客船が入港していました。
入港していた大型客船はウェステルダム。
オランダの船で乗客数1964人だそうな。
全長285.24mもあるんだって。
でっかいホテルがそのまま動いてる感じよね(笑)
象の鼻パークの方からよく見えそうだったので、象の鼻パークまで歩いてみました。

芝生の広場があったり赤レンガ倉庫が見えたりと、ここもデートスポットには良さそうでしたよ。

大型客船が入港している時は、大型客船の全容も見やすいのでおすすめです。
豪華客船が見たい人は、入港情報を確認してから行ったほうが良いかもです。
こちらのサイトで、入港予定がわかります。
いつかこんな船に乗ってクルーズ旅行に行ってみたいですね~。
公園情報
- 所在地
横浜市中区海岸通1丁目 - アクセス
みなとみらい線「日本大通り駅」から徒歩6分 - 開園時間
常時開園 - 駐車場
無し - URL
https://www.city.yokohama.lg.jp/kanko-bunka/minato/yokohamako/gaiyo/zonohana/zounohana.html
レトロな建物が点在する街

駅に向かう途中に見た横浜市開港記念会館の建物。
1917年に建てられた赤レンガの建物です。
みなとみらい線の日本大通り駅のすぐそばにあります。
周辺にはこのような歴史ある建築物がいろいろあるので、建物を見ながら散策してみるのもおすすめです。
【PR】おすすめ情報
今回の撮影機材
今回の写真撮影にはこちらのカメラとレンズを使用しています。
撮影機材
- カメラ
OM-D E-M1 MarkⅡ - レンズ
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
私と嫁さんが使っているカメラ関連についてはこちらのページでまとめています。
ミステリー・オブ・ツタンカーメンの感想
ミステリー・オブ・ツタンカーメンのレポートでした。
展示されているものがすべてレプリカなのですが、テレビなどの映像で見るよりもよりリアルに見えて、古代エジプトやツタンカーメンの世界を肌で感じられる展示でした。
歴史が好きな人はもちろんのこと、テレビなどでツタンカーメンや古代エジプトにちょっと興味がわいた人にもおすすめのミュージアムです。
レプリカとはいえ実物大で再現されているのはやっぱり迫力があります。
好評につき常設展示に変わったみたいなので、機会があったら是非立ち寄ってみてください。
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