このところ毎週のように登山をしているsimsimです。
この週末は、奥多摩三山の一つである御前山を登ってきました。
今まで大岳山、三頭山と奥多摩三山の2つは登ったことがあったので、奥多摩三山制覇を狙って行ってきた(笑)
奥多摩三山はどの山もコースがきつく、その中でも御前山が一番きつそうな印象があったから今まで避けてたんですよねぇ。
でもそろそろ登ってみようと意を決して行ってきました。
で、いざ登ってみた率直な感想は、めちゃくちゃきつかった。。。
大岳山とか三頭山を登ったのって結構前のことだったから、奥多摩三山の厳しさをすっかり忘れてた(笑)
僕と嫁さんの登山歴は4年程度と短く、レベルも初級者程度。
体力もないので、ゆるハイクを中心に行ってる感じ。
そんなレベルの人が今回のコースを行こうと思ったら、心してかかったほうが良いですよ!
途中で泣きたくなるので(笑)
ということで、久しぶりに心身ともに堪えた御前山登山をレポートしていきます!
うちの登山ギア
御前山登山コースの説明
登山の行程
- 奥多摩湖バス停:8時28分スタート
- 小河内ダム展望塔:8時37分着
- サス沢山:9時57分着
- 惣岳山:11時32分着
- 御前山:12時00分着(43分ランチ休憩)
- 御前山避難小屋:12時46分着
- クロノ尾山:13時30分着
- 鞘口山:13時53分着
- 大ダワ:14時25分着
- 鋸山:14時38分着
- 天地山分岐:14時52分着
- 澤入:14時56分着
- 天聖神社奥宮:16時02分着
- 愛宕山:16時38分着
- 奥多摩湖駅:17時02分着ゴール
詳しい山行記録はヤマレコの方にアップしているので、そちらをご覧ください。
そして今回のコースを私の独断と偏見で★で示すこうなります。
コース概要
- 所要時間:8時間34分(休憩89分くらい)
- 山行時間:7時間5分
- 歩行距離:約12.6km
- 高低差:1078m
- 累積標高(上り):1108m
- 累積標高(下り):1289m
- 体力消耗度:
- 足つりそう度:
- 斜面のきつさ:
- 道の険しさ:
- おすすめ度:
※ヤマレコで見ると歩くスピードは標準くらいで、登山が終わった後はヘロヘロになるくらいの体力の私の評価です。体力に自信がある人や健脚な人だと、評価や感想は変わると思うので、その点はご了承ください。
40代半ばの運動不足中年おっさんの感想なので、体力がある人は違う感想になると思うよ(笑)
今回のコースは、奥多摩湖バス停から御前山を目指し、下山は鋸山(鋸尾根)経由というもの。
御前山山頂まではしょっぱなから急登が続き、体力をものすごく奪われます。
太ももやふくらはぎも、パンパンになってつりそうになるくらい登りで疲労がたまる(笑)
難易度的にはそんなに難しいわけじゃないけど、ただただ登るのがきついというコース。
そして下山は鋸山(鋸尾根)を経由して奥多摩駅に戻るというコースなんだけど、大ダワ~鋸山(鋸尾根)~奥多摩駅の部分がめちゃくちゃ大変だった。
傾斜がきつめで、岩や木の根が張り出して歩きづらい。
登りで体力も奪われ、足にも疲労が蓄積している状態で険しい山道を下りて行くんだけど、膝がガクガクになるし歩くスピードも落ちてきます。
すると日も落ちてきてだんだんと暗くなってきちゃうから、精神的にも焦るしほんと辛い下山でした(笑)
鋸山(鋸尾根)経由で下山すると、奥多摩駅まで歩いて行けるという理由でこのコースにしたんだけど失敗だったね。
もう当分いかないけど、もし御前山にまた登ることがあったら、下山は鋸山(鋸尾根)には行かないです。
奥多摩湖バス停~御前山ピストンがいいかなぁ。
良い点は、サス沢山から奥多摩湖の眺望が絶景と言うことと、この季節は紅葉が綺麗ってことですね。
それを踏まえてのおすすめ度★3.5個。
今回のコースは距離もそこそこ長めで、かなりハードな登山道だと思います。
御前山登山の内容
今回は奥多摩駅からバスで奥多摩湖バス停に行ってそこから登山道を目指します。
奥多摩湖バス停に到着したのは8時くらい。
奥多摩湖を眺めながらおにぎりを食べてエネルギー補給をしたり準備体操したりします。
トイレもあるので、トイレを済ましてから登山開始!
奥多摩湖バス停~サス沢山
まずは奥多摩湖を眺めながら登山道入り口へ向かいます。
山には雲がかかっていたけど、少しずつ晴れてきて青空も見えた。
奥多摩湖は多摩川を小河内ダムで堰き止めて造った人造湖で、渇水時の東京都の水瓶として重要な役割をしている湖。
景色を楽しみつつ5分程度歩いて登山道入り口へ。
少し登って行くと展望スポットがあったのでちょっと立ち寄ってみる。
山の間に雲がかかって、ちょっと不思議な景色になっていた。
展望スポットのわりにそんなに景色は開けてなかったな(笑)
まずはサス沢山を目指すんだけど、いきなり登り。
それも急登。。。
噂には聞いていたが、こんなに早々と急登が来るとは。
さすが奥多摩三山(笑)
ここからひたすらこの急登を登って行くことになります。
まだ序盤なので、周りの景色を見る余裕はあった。
辺りは紅葉真っただ中でとても綺麗。
紅葉の中を落ち葉を踏みしめながら歩けるのは、秋の登山の醍醐味ですな。
たまーに平坦な道も出てくるんだけど、それはほんの僅か(笑)
大半は急登です!
木の根っこは張り出してるものの、この辺りの登山道は歩きやすい。
ただ傾斜がきついだけ(笑)
これくらいの傾斜ね。
これカメラ斜めにして撮ってるわけじゃないよ(笑)
地面が斜めになってるのよ。
かなり斜めってるけど、紅葉はめちゃくちゃ美しいね!
斜面に対して直角に登って行くと、超疲れるのでジグザクに歩いてゆっくり登ってく。
登山開始から1時間半くらいでサス沢山(標高940m)に到着。
スタート地点の標高が525mだったので、約400m登ってきたことになるね。
ここには展望台があって、奥多摩を望む絶景が楽しめます。
奥多摩湖の色がすごく綺麗!
こちらは広角レンズで撮った写真。
周辺の山も紅葉で色づいてるし、美しい秋の景色が広がってますね~。
奥多摩が自然豊かな場所って一目でわかるよね!
ここまで急登をかなり登ったし、景色も綺麗だからここで回れ右して帰りたかった(笑)
でも今回の目標は御前山登頂だから、頑張って先に進みます。
サス沢山~惣岳山
ちょっと下ってる。。。
せっかく登ったのに下り出てくるんじゃないよ!
そして下った後に待っているのは、、、、
い~やーーーーー!!!!
こんなん登りとうない(笑)
地獄ですよ地獄。
でもね、これはまだ序章に過ぎないのよねぇ。。。
斜面は地獄級なんですが、周りの景色は紅葉して綺麗。
時々立ち止まって、景色に癒されつつ、一歩一歩進んでいきます。
たまに出てくる緩やかな斜面。
こういう場所では景色を見たり写真を撮ったりする余裕があります。
紅葉のトンネルを歩くのはちょーきもちいい!
黄色やオレンジの葉っぱが陽の光を浴びて、光って綺麗!
先週も紅葉を楽しんだけど、この景色は1シーズンに何度でも観たい景色だね。
青空にも秋色の葉っぱがすごく映えます。
美しい秋の景色で目の保養をして、気力を充電しながら歩いて行きます。
平坦な道が来たと思ったら、すぐにやって来る急登。
もう急登はお腹いっぱいなんですけどぉ。
と、そんなこと言っても、御前山は手加減してくれません。
もうこの急登で最後にしてくれませんか?と心の中で何度もお願いしながら歩く(笑)
この急登を登り切って惣岳山到着かと思いきや、、、
まだ登りが有った。。。
もう心がバキバキに折られまくっております。
そして何とか惣岳山(標高1348.5m)に到着。
サス沢山から1時間半くらいかかったかな。
その大半が急登っていうきつい区間だった(笑)
他の人のレポートで、ここまで来ると後は急登がないって書いてあったので、苦しい場所は超えたと思ったんだけど。。。
惣岳山~御前山山頂
御前山に向かって進むと、いきなり下り。
下った分、登らないといけないじゃないか!!!
もう登りは嫌だよ。。。
そしてこの登り。
傾斜はきついんだけど、大きく蛇行して登って行く感じなので、今までの急登よりは優しめ。
でも、ここまでで私のHPは100から1に減ってるわけよ。
この斜面は苦行でしかないよね(笑)
気力だけで登りました。
そして惣岳山から30分くらいでやっと御前山山頂に到着。
これで大岳山(標高1266.5m)、三頭山(標高1531m)、御前山(標高1405m)の3つを登ったので、奥多摩三山制覇だ!
この時、お天気はあまりよくなく山頂からの景色もイマイチ。
サス沢山から綺麗な奥多摩湖の景色が見れたから、まぁいいや(笑)
山頂でランチ休憩。
カップラーメンやどら焼きなんかを食べてエネルギー補給。
あとは、下山するだけです。
下るだけだから、そんなに苦労せず帰れると思ったんだけどねぇ。。。。。
下山はカメラ出す気力もなくなっていたので、ほとんどスマホで撮った写真となります(笑)
御前山山頂~大ダワ
まずは階段状になっている道を下りて行きます。
これが段差が大きくて、足に負担がかかって、地味に堪えます(笑)
少し降りたところに、御前山避難小屋があるので、そこにちょっと寄り道。
ここでトイレを済まして、元の道に戻って下山を続ける。
こんな尾根道もあったりして、やっぱり登りよりは楽に歩けます。
そして下山し始めてから30分強でクロノ尾山(標高1170m)に到着。
樹木に囲まれているので眺望は無し。
こんな狭い登山道を歩く箇所もあった。
左側は崖になってるので、落ちないように要注意。
そしてクロノ尾山から約20分で鞘口山(標高1142m)に到着。
ここも樹木に囲まれてて眺望無し。
ちょっと休憩して、息を整えてから下山を続けます。
順調に下りてたのに、ここに来て登りが!
心に与えるダメージがデカい(笑)
そしてまた登りが出てくる。
ここまでかなりヘロヘロになったんだけど、何とか大ダワまで到着。
大ダワにはトイレあり。
ここから鋸山を経由して奥多摩駅を目指します。
この先が大試練だったなぁ。
大ダワ~鋸山(鋸尾根)
ぎゃーーーーー、いきなり急登やんけー!
マジか、結構登るじゃん。
下りたのに登るじゃん。
そして道がかなり険しい。
何年か前に鋸山登ってるんだけど、すっかり忘れてた。。。。
鋸山、恐るべしってことを(笑)
階段も急ですよねぇ。
で、この辺りになると、HPはほぼ0に近かったので、2人とも無言で歩いてました(笑)
そして少しずつ時間がヤバいと思い始める。
鋸山(鋸尾根)~奥多摩駅
時間がないし、もう登りたくないので鋸山の頂上へは行かず、奥多摩駅を目指します。
鋸山に着いたのが14時40分くらいで、遅くともあと1時間半くらいで山を出ないと暗くなってきちゃうので急ぎます。
でも急ごうと思っても、HPは0だし足の疲労もMAXだし、歩くスピードは気持ちとは裏腹に落ちて行く。
ということで、鋸山からの道はスマホですら写真撮ってない(笑)
大きな岩がゴツゴツしてたり、木の根っこが張り出しり、結構険しい登山道です。
傾斜もあるので、登るのも下りるのも大変。
体力がある時だったら、登り下り出来るけど、疲れている時にはかなり苦しかったね。
いつもバテるのは僕の方が早いんだけど、この日は嫁さんもバテバテだった。
鋸山(鋸尾根)ルートで撮った数少ない写真。
天聖神社奥宮の写真なんだけど、この時にすでに16時を過ぎてた。
今は陽が短くなっているので、16時を過ぎると森の中は結構暗くなってきます。
一応ヘッドライトは持っているけど、暗い山道は怖いからねぇ。
奥多摩は熊も出るしねぇ。
そして何とか愛宕神社まで到着。
ここまで来たらあと少しで道路に出られる。
薄暗くなった山道を歩くこと20分で何とか道路に出られた。
そして無事下山。
ふ~、よかった。
ここまで焦ったのは久しぶりです(笑)
今回の誤算は、鋸山(鋸尾根)ルートの長さと険しさを忘れていたこと。
自分の体力や歩くスピードをしっかり考えてコース選択はしないとダメですね。
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登山道までのアクセス
今回の登山のスタートは奥多摩湖からでした。
奥多摩駅から西東京バスに乗って「奥多摩湖バス停」下車です。
ちなみに僕は7時45分発の峰谷行きのバスに乗りました。
所要時間は15分程度です。
朝早いバスだったんだけど、満員で座ることが出来なかった(笑)
満員でも臨時便は出してくれるので乗れないという心配はあまりないかな。
トイレ&周辺施設について
トイレは、奥多摩湖バス停の近くにあるので、まずはそこで済ましておきましょう。
山頂にトイレは無く、「御前山避難小屋」と「大ダワ」にあります。
登山ルートの途中にトイレがあるのはありがたいですね。
周辺施設しては、奥多摩湖バス停付近に「奥多摩 水と緑のふれあい館」があって、そこでは小河内ダムカレーを食べることが出来ます。
また奥多摩湖駅周辺には飲食店等があります。
今回の登山の装備と服装
今回の登山に持って行った持ち物や服装はこちら。
登山装備と服装
- ライトダウン
- 長袖シャツ
- 長袖のインナー
- トレッキングパンツ
- レインウェア
- 登山用靴下
- トレッキングシューズ
- トレッキングポール
- ザック30L
- 飲み物(緑茶1本、温かいお茶500ml1本)
- 塩分チャージタブレット
- ヘッドライト
- 熊鈴
- タオル
- モバイルバッテリー
- スマホ
- カメラ
この日は、気温はそれほど低くなかったので、長袖シャツにウインドシェルやレインウェア(上)などを羽織る程度で大丈夫でした。
急登が続くので、登ってる最中は汗をすごくかくくらい暑かった(笑)
インナーやシャツは汗が乾きやすい素材のものが良いです。
山頂で昼ご飯を食べている時は、かいた汗のせいで体が冷えてくるので、羽織るものは持っていった方が良いです。
陽が短く暗くなるのも早いので万が一のために、ヘッドライトやモバイルバッテリーなどを持って行きましょう。
陽が落ちると気温も下がるので、カイロやライトダウンなどの防寒対策も忘れずに。
山行記録をつけていると、アプリをずっと起動させておく必要があるので、スマホの充電がなくなりやすいです。
なので私はいつもこれを持って行ってます。
10000mAhの大容量なのに、とても小さくて軽量。
どれくらい充電が残っているかが、ランプでわかるのも良い点。
とても高性能なモバイルバッテリーで重宝しています。
私と嫁さんが使っている登山ギアはこちらのページでまとめています。
今回の撮影機材
今回の写真撮影にはこちらのカメラとレンズを使用しています。
撮影機材
- カメラ
OM-D E-M1 MarkⅡ - レンズ
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO
私と嫁さんが使っているカメラ関連についてはこちらのページでまとめています。
御前山は想像以上にきついコースだった
以上、御前山登山のレポートでした。
奥多摩三山制覇のために行きましたが、予想以上にきつかったです。
特に下山のコースが辛かったなぁ。
鋸山(鋸尾根)から下山するコースは、ほんとおすすめしません(笑)
奥多摩三山の中で一番きつかった印象です。
奥多摩三山を登るぞ!とか、険しい山に登るためのトレーニングとかの目的がある人にはおすすめだけど、それ以外の人にはおすすめはしません(笑)
眺望も少ないし、僕的にはワクワクポイントも少なかったしね。
修行としか思えない登山道だったな(笑)
あ、急登大好きな人にはおすすめです!
ちなみに紅葉はすごく綺麗だったので、その点はとても良かったですけどね~。
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