10月に入ってどんどん秋めいてきまいたね。
気温も適度に下がってきて、登山をするのも気持ちの良い季節になりました。
山の上の方では、紅葉も進んでいるので、歩いてて楽しい季節です。
ということで、2018年10月21日(日)に大菩薩嶺に登山に行ってきました。
この日は、天気が快晴で気温もちょうどよく、登山日和でした。
富士山もはっきりと見えたし、紅葉も綺麗でした。
今回初めて大菩薩嶺にいきましたが、人気の登山コースの理由がよくわかりました。
今回歩いたルートや見えた景色など、写真多めで紹介していきます。
うちの登山ギア
大菩薩嶺について
大菩薩嶺は山梨県甲州市にある2057mの山で、日本百名山の一つでもあります。
大菩薩嶺の山頂は、林に囲まれていて眺望が望めないのですが、大菩薩嶺から大菩薩峠までの稜線を歩くと、富士山を望む絶景が楽しめることもあり、多くの登山客で賑わうスポットです。
傾斜も比較的緩やかで初心者でも歩きやすいのが、人気の理由の一つともいえると思います。
大菩薩嶺には、上日川峠方面から行くコースと大菩薩峠登山口から行くコースがあります。
登山初心者や体力に自信がない人は、上日川峠方面から行くのがおすすめ。
今回僕たちもこちらから行きました。
大菩薩峠登山口からだと、距離も長く急登が続くため、それなりの覚悟が必要です。
帰りにこちらのコースを歩いてみましたが、下るのが結構大変でした。
最後はかなりヘロヘロに(笑)
気軽に絶景を楽しんで帰ってきたい場合は、上日川峠から大菩薩嶺に行って、上日川峠に帰ってきた方が良いかと思います。
大菩薩嶺丸川峠コースについて
今回歩いたコースは以下となります。
地図にコースを落とし込むとこんな感じです。
ヤマレコの山行記録はこちらから見ることが出来ます。
そして今回のコースを僕の独断と偏見で★で示すこうなります。
上日川峠から大菩薩峠までは、道も整備されてとても歩きやすいです。
紅葉も楽しめるし、気持ちよく歩けるコースでした。
大菩薩峠から雷岩までは、稜線を歩くコースで天気が良ければ富士山を望むことが出来ます。
気軽に美しい稜線を歩くことが出来るので、とても人気があり混雑することもあります。
雷岩から大菩薩嶺までは、林の中を歩くコースです。
大菩薩嶺から丸川峠~大菩薩峠登山口までは、苔むす森を歩いたり、紅葉が見れたりと気持ちが良いのですが、結構道が険しいので、体力に自信がない人や初心者にはおすすめは出来ません。
行くのであればそれなりの覚悟をしていきましょう(笑)
体力に自信のない人は、大菩薩嶺から雷岩に戻って唐松尾根経由で上日川峠に戻るのがおすすめです。
山行記録をつけていると、アプリをずっと起動させておく必要があるので、スマホの充電がなくなりやすいです。
なので僕はいつもこれを持って行ってます。
10000mAhの大容量なのに、とても小さくて軽量です。
どれくらい充電が残っているかが、ランプでわかるのも良いです。
とても高性能なモバイルバッテリーで重宝しています。
大菩薩嶺紅葉登山の様子
前置きの説明が長くなりましたが、ここからは写真多めで登山道の様子を紹介していきます。
この日は天気も良く、山の上からはとても美しい景色が楽しめました。
バスの運転手さん曰く、ここ何日かでは一番の天気とのこと。
行くまでの数日間、嫁さんが天気予報とにらめっこして、日曜にするって決めたんだけど、嫁さんの読みが的中しました(笑)
グッジョブですね!
上日川峠~大菩薩峠
バスを降りて、上日川峠の大菩薩嶺登山道の入り口からスタートです。
ここには公衆トイレもあるので、おトイレを済ましてから歩き始めます。
まずは熊笹の生い茂る登山道を歩いていきます。
緑の香りがして、とても清々しい気持ちで歩けます。
そしてしばらく歩いていると、辺りの木々が紅葉してきます。
見事に色づいています。
青空とすごくマッチしていますよね~。
秋の登山は紅葉を見るのが醍醐味ですよね!
歩いては立ち止まり、写真を撮るの繰り返し。
思わず写真が撮りたくなるような景色がたくさんです(笑)
こんな紅葉の景色を楽しみつつ歩いていくと、福ちゃん荘に到着。
ここには休憩や飲食が出来るスペースがあります。
ここが分岐になっていて、左に行くと大菩薩嶺方面へ、右へ行くと大菩薩峠方面に行きます。
僕たちは、大菩薩峠方面に行きたかったので、右の方に向かいました。
ちなみにここにもトイレが設置してあった。
トイレがあるのは嬉しいですよね。
ここから大菩薩峠までは、道が整備されていてとても歩きやすい。
勾配的には全体的に緩やかで、時々きつい勾配が出てくる程度なので、初心者やお子様でも十分登れるコースです。
引き続き綺麗な紅葉を楽しみながら歩いていきます。
見事な黄葉ですよね。
赤や黄色で染まっています。
秋の登山を超満喫って感じですね(笑)
上日川峠から1時間10分程度で、大菩薩峠に到着です。
大菩薩峠~雷岩
標高1897mの大菩薩峠です。
ここにはトイレや休憩所もあります。
そしてお店もあるので、この付近でランチ休憩をする人もたくさんいました。
僕たちも、見晴らしの良い場所でちょっと早めのランチにすることに。
今回はジェットボイルを持って行ったので、カップラーメンをいただきました。
絶景を見ながらのカップラーメンは最高です。
ちなみに僕たちがお昼を食べた位置からの景色はこちら。
見晴らしは最高ですが、富士山はまだ見えてない。
富士山は、もう少し先に歩いていくと見えてきます。
富士山を見ながらランチ休憩したい人は、大菩薩峠から少し先に進んで行ってからの方が良いですね。
これで大菩薩峠から見える山々がわかります。
見えてる山が何山なのかわかるので、面白いですね。
大菩薩峠からは稜線を歩くコースで、すごく良い景色が望めます。
少し歩いていくと富士山が見えてきます。
富士山を見ながら稜線を歩くのがとても気持ちがよいです。
所々に岩があって、それを利用して写真を撮る人もたくさんいました。
ということで、僕もマネをして(笑)
超絶景を楽しむ私(笑)
ぼーっと眺めるだけでも楽しい場所です。
そして、一心不乱に美しい富士山を撮る嫁さん。
こちらの写真はスマホで撮ったからか、色があせてみえるね(笑)
この日は快晴だったので、富士山がはっきりくっきり見えました。
これを見れただけでも登った甲斐はありましたね♪
この大パノラマを動画にも撮ってみました。
こんな感じの美しい稜線を歩いていきます。
すごくきれいな景色ですよね~~。
何しろ歩いていて、すごく気持ちの良い登山道です。
時々こんな険しい箇所も。
登山道は岩や石がゴロゴロしているので、歩きにくい箇所も多々あります。
急こう配も時々出てくるけど、距離は長くないので特にきつくはないです。
ゆっくり歩けば、初心者やお子さんでも十分歩けるコースです。
途中、開けてる箇所が所々にあり、そこでは富士山を見ながらお弁当を楽しむ人がたくさんいました。
トイレのある大菩薩峠付近でランチをするのも良いし、富士山が望める場所でランチをするのも良いと思います。
良い景色を眺めながら稜線を歩いていくと、雷岩に到着します。
雷岩~大菩薩嶺
雷岩から大菩薩嶺までは、森の中を行く登山道となります。
道がぬかるんでいる箇所がある程度で、ここも特に危ない箇所やきつい箇所はないです。
雷岩から10分強くらいで、大菩薩嶺山頂に到着。
大菩薩嶺は木々に囲まれているため、眺望は望めません。
2057mまで来た達成感だけね(笑)
なので景色を楽しむのは、大菩薩峠から雷岩までと言った感じです。
そしてこの山頂付近で、念願のこの子に遭遇!
わかります??
そう、シカ~~!!!
今まで何度か登山していますが、山の上で野生のシカと遭遇したの初めて!
やっとご対面出来ました。
すぐ逃げちゃったので、一瞬しか撮れなかったけど動画もあります。
山頂付近で人がごちゃごちゃいるのに、出てきてびっくりしました。
気分を良くした我々は、またシカに会えるんじゃないかって思って、人があまり行っていない丸川峠方面へ下山することにしました。
それが地獄の始まり(笑)
【大菩薩嶺から大菩薩峠登山口】
大菩薩嶺から丸川峠までは、苔むした森をひたすら下っていくコースです。
こちらのコースに行く人は、あまりいなくとても静か。
最初は気持ちよく歩いていました。
こんな苔苔の世界を楽しみながら。
そして辺りを見回して、シカいないかなぁなんてね(笑)
でもね、これ最初だけです。
こちらのコース、歩いて行けばいくほど傾斜はきつくなるし、岩や木の根っこで歩きづらい。
きつめの傾斜をひたすら下って行くので、膝にかなり来ます。
丸川峠に近づくと、こんな急こう配を降りていきます。
写真じゃわかりづらいかもしれないけど、これ結構な急斜面です。
ここで僕の膝は悲鳴を上げていました(笑)
でもね、まだここ中間地点。。。
なんとか下りると、まるかわ荘という山荘があって、休憩できるスペースがありました。
休みたいのは山々なのですが、暗くなる前に山を下りなきゃってことで、休まず下山します。
この丸川峠付近の景色もすごく良かったです。
富士山も見えました。
ここからまたひたすら下るコースが続きます。
傾斜はきついし、折れた木の枝や木の根っこなどで、地面は滑りやすいから何しろ足にきます。
距離も長いので、結構きつかった~(笑)
山を下りてくると、辺りがまた紅葉してきます。
景色は綺麗なんですけどね。
道が険しかった。
良かったのは、歩く人があまりいなくて混んでないこと。
静かな森の中を歩けるのは、気持ちが良いです。
大菩薩嶺から約3時間かかって下山終了。
なんとかバス停にたどり着きました。
バスの時間にも間に合ってよかった。
こっちのコース、舐めてかかったら痛い目にあいました(笑)
登る箇所はたいしてなく、ひたすら下って行くので、膝にかなりきます。
距離も長いので、軽い気持ちで行くのはおすすめしません。
また逆にこちらから登っている人もいましたが、登るのもかなりきつそう。
初心者や運動不足の人向きのコースではないと思います。
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登山口へのアクセス
今回は電車とバスで登山道入り口まで行きました。
参考までに乗った時間と所要時間を書いておきます。
大月での電車の待ち時間が20分、甲斐大和でのバスの待ち時間が約40分と、乗り継ぎでの待ちが多く登山道入り口まで行くのに時間がかかるのが難点ですね。
甲斐大和から上日川峠までのバスについて
甲斐大和のバスは出発予定は9時20分発でしたが、バス停にはたくさんの人が並んでいて混雑していました。
そのため、バスが10分早く来て乗せてくれました。
1台のバスでは並んでいる人全員は乗り切れなかったですが、バスは次から次へと4台来ると言っていたので、列の後ろの方でもおそらく乗れていると思います。
バスの料金は、甲斐大和から終点の上日川峠までで1000円です。
ICカードは使えないので、現金を用意しておきましょう。
バスの時刻表はこちらです。
大菩薩峠登山口から塩山までのバスについて
帰りは大菩薩嶺から丸川峠を経て、大菩薩峠登山口バス停まで歩いてバスに乗りました。
バスは山梨交通の普通の路線バスで、ICカードも使えます。
こちらのコースはあまり人がいなかったので、バスはさほど混んではいませんでしたが、最後に乗った僕だけ座れなかった(笑)
料金は300円です。
バス停の前に食堂があるので、バスまでの時間に余裕があったら食堂内でほうとうとかを食べて休んで待てるのが良いです。
時刻表はこちら。
なお、大菩薩峠登山口の方から大菩薩嶺を目指す人は、塩山からこの山市交通のバスに乗ります。
時刻表はこちらです。
駐車場について
今回は車で行ってないので、詳しいことは書けませんが、上日川峠にも大菩薩峠登山口の方にも駐車場はありました。
上日川峠の方は、とても人気があり駐車場が混雑しているようです。
また駐車場までの道が結構狭い箇所があり、バスとすれ違ったりすることもあるので、運転には十分注意が必要です。
大菩薩峠登山口の方の駐車場は丸川分岐駐車場というのがありました。
こちらから登る人は少なめなので、上日川峠の方に比べて駐車場も空いているのかもしれません。
ただ、登るのは大変だと思います(笑)
登山の服装&装備
今回の登山に持って行った装備や服装はこちら。
行く前は寒いと思っていたので、念のためユニクロのウルトラライトダウンも持って行きました。
いざ歩いてみたら意外と暖かく、Tシャツに長袖シャツで汗ばむくらいでした。
なのでダウンは使いませんでした。
ただ、汗かいた後休憩していると、それが肌寒く感じるときもあります。
なので、薄手のウインドブレーカーは1枚あると良いかも。
私と嫁さんが使っている登山ギアはこちらのページでまとめています。
山でカップ麺を食べるなら、ジェットボイルが便利
ジェットボイルです。
お湯が早く沸くクッカーとバーナーがセットになったものです。
カップ麺のお湯やお茶やコーヒーなどを飲むときにとても便利です。
で、こちらにはガス缶は附属してないので、別途買う必要があります。
あと水を入れていくのには、このソフトボトルも便利。
2人分のカップラーメン用のお水なら1.0Lの容量で十分でした。
山頂で食べるカップ麺は、最高のごちそうですよ!
今回の撮影機材
今回の写真撮影にはこちらのカメラとレンズを使用しています。
撮影機材
- カメラ
OM-D E-M10 MarkⅡ - レンズ
M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6
私と嫁さんが使っているカメラ関連についてはこちらのページでまとめています。
大菩薩嶺は紅葉も綺麗だった
天気も良く、富士山の最高の景色が見れたのでとても良かったです。
紅葉もとても綺麗でした。
紅葉から富士山、苔むす世界と、いろんな山の表情を見ることが出来るのが魅力ですね。
そしてお気軽に美しい山の稜線を歩けるのが、この山の醍醐味です。
帰りのコースをちょっと軽く見て行って痛い目にあいましたが、まぁちゃんと帰ってこれたから良ししましょう。
かなり疲れて、翌日はひどい筋肉痛に襲われましたがね(笑)
念願のシカにもあえたし、全体的に大満足の登山でした!
大菩薩嶺、とーっても魅力的な山でした!!
※この記事は2018年10月に行った時の情報をもとに書いたものです。料金やサービス等の情報は現在と変わっている可能性があるのでご了承ください。
お得な情報
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