
奈良公園は、奈良県奈良市にある奈良でもトップクラスの人気を誇る観光スポットです。
東大寺や手向山八幡宮などの神社仏閣があり、歴史を感じられる場所でもあります。
広い園内には野生の鹿もたくさん生息していて、鹿せんべいをあげることで触れ合うことも可能。
歴史ある風景と野生の鹿を撮るなど、写真撮影がとても楽しいスポットです。
最近では外国人観光客にも人気が有り、たくさんの外国人が鹿にお辞儀をして写真撮影を楽しんでいたりもします。
そんな奈良公園に2025年5月4日に行ってきたので、見どころや混雑状況などを紹介していきます。
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奈良公園で鹿撮影を楽しむ

駅から奈良公園に向かって歩いて行くと最初に出てくるのがこの広場。
ここにはすでにたくさんの鹿が群れていて、観光客に鹿せんべいのおねだりをしていました。
鹿せんべいはあちこちで販売していて、外国人観光客の皆さんがこぞって買って行ってた(笑)
鹿もインバウンドに一役買っているようですね。
ちなみにこの辺りで売っている鹿せんべいは、昼頃になると売り切れちゃうので、欲しい人は早めに買った方が良いです。
入口付近で売り切れていても、若草山の麓や手向山八幡宮の方に行くと、売り切れてなかったりするので、そちらの方に足を延ばしてみるのも良いと思います。
東大寺の方に進んで行くと、綺麗な芝生の広場につきます。

春日野園地と呼ばれている場所で、ゴールデンウィーク真っ只中でも朝10時半くらいに行くとまだ空いていました。
ここにももちろん鹿はいて、緑の中でのんびりと過ごしている鹿の姿を見ることができます。

何か持ってませんかね?って感じで近づいてくる鹿(笑)
野生の鹿だけど、完全に人慣れしています。
春日野園地を抜けて奈良公園の奥の方に行くと手向山八幡宮という神社があります。
そこにもチラホラと鹿の姿がありました。

表情が優しくてすごく可愛いですよね。

こちらは親子か兄弟なのか、すごく仲良さそうにしていました。
いたるところに鹿がいるので、思わず写真が撮りたくなっちゃいます。

人と戯れる鹿の姿も良いんだけど、私はやっぱり自然に溶け込む姿が好きかな。
この時期は新緑が背景になって写真も綺麗な色味なりますね。

もちろん、歴史ある建物を背景に撮ることも可能。
これが奈良公園で鹿撮影をする醍醐味の一つですね。

こちらの鹿も親子なのかな。
左が子供で右がお母さんに見えます。

奈良公園はとても広く、それぞれの場所でいろんな鹿の姿を撮ることができます。
良い雰囲気の鹿を探しながら散策するだけでも楽しい公園です。
奥の方に行けば行くほど混雑も緩和されるので、手向山八幡宮や二月堂付近まで散策してみるのもおすすめです。

こちらは若草山の麓で撮影した鹿。
若草山の麓にもシカはたくさんいました。
鹿たちは人間が鹿せんべいを買うのをよく見ていて、買った人を見つけるとすぐさま近寄って行くのが面白かった(笑)

春日野園地に戻って来て、ベンチでちょっと休憩。
奈良の焼き印があるホイップあんぱんの写真を撮ってみる。
そしてそれを見ていた鹿が寄ってくる(笑)

食べ物なら何でも欲しいみたいね。
でも鹿せんべい以外はあげちゃダメなのであげてません。

何度も隠したりしていたら諦めてくれた(笑)
このホイップアあんぱんは、近鉄奈良駅のデイリーヤマザキで売っていました。
デイリーヤマザキのホイップあんぱんって美味しいのね。
奈良の焼き印も入っているし、見つけたら買いですよ!

昼頃になって陽射しが強くなってくると、日陰でまったりする鹿たち。
やや眠そうな顔が可愛いですね。
ランチを食べに奈良町まで移動。
その途中にも鹿たちはたくさんいました。

こちらは浅茅ヶ原園地付近にいた鹿の群れ。
芝生の広場とは違った雰囲気の鹿の写真が撮れます。
ランチ後に寄ったのが飛火野というエリア。
飛火野は芝生の丘になっていて、そこにもたくさんの鹿たちがいます。

ここがなかなか雰囲気がよくて楽しかったです。

草をムシャムシャする鹿たち。
食事中はなかなか顔を上げてくれないから困る~。

望遠レンズで狙うとこんな感じの写真も撮れます。
遠くから狙う方が自然な感じで撮れて良いかも。

戯れる鹿たち。

森の方にみんなで移動する鹿たち。
鹿の白いお尻が可愛いですね(笑)
あらかじめ買っておいた鹿せんべいを出すと、わらわらと鹿たちが寄ってきます。

鹿にとっては草よりも美味しいんだろうか。
めちゃくちゃ食いつきが良いです(笑)
鹿の性格も様々で、せんべいくれよって頭突きしてくるのとか、服を噛んでくるのとかいろいろいます。
その性格の違いなどを見ていると面白いです。
私の気持ち的には、後ろで控えめに待っている鹿にあげたくなるんだけど、それを阻むように大きな鹿が遮るんですよね(笑)
その攻防も面白かったりします。
外国人観光客の人が、鹿せんべいをあげる前に鹿にお辞儀をしているのをよく見かけたんだけど、どうも鹿がお辞儀を返してくれるみたいですね。
鹿もお辞儀をすると鹿せんべいをくれるってわかっているのかな(笑)
ちなみに私は鹿せんべいを出したとたんに、一気に囲まれたのでお辞儀なんてする暇なかったよ。

この日最後に撮った鹿の写真はこちら。
古い建物をバックに佇む鹿。
奈良公園ならでは光景かな。
奈良公園は鹿を探して写真を撮っているだけでも1日楽しめちゃう場所でした。
鹿に近づく際の注意点

鹿に近づく際の注意点がこんな看板で書かれていました。
食べ物や鹿せんべいを持っていなかったら、あまりこんなことはされないと思うけど、食べ物を持っていると噛んだり頭突いたりはしてきます。
鹿は結構力が強いので、お子様が鹿せんべいを与える際には、親御さんがしっかり見てあげるようにした方が良いです。
また子鹿に近づくと親鹿に攻撃されることもあるようなので、その点は注意しましょう。
なお、鹿に与えて良い食べ物は鹿せんべいのみです。
材料は小麦粉と米ぬかのみで作られていて、鹿の健康にも配慮されたものなので、安心して与えることができるものです。
売り上げの一部は鹿の保護費用に充てられるので、食べ物を上げたい場合は鹿せんべいを買ってあげるようにしましょう。
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鳩絵馬が可愛い手向山八幡宮

手向山八幡宮は、東大寺に東側に位置する神社です。
749年に東大寺と大仏を建立する際に、宇佐八幡宮から東大寺の鎮守神として勧請された歴史ある神社。

現在の本殿は1691年に再建されたものだそうです。
創建から東大寺に属し鎮守社とされてきましたが、1871年の神仏分離の際に東大寺から独立して県社となりました。

奈良公園の奥の方にあるためか、ゴールデンウィークに行っても、それほど混んでなく、とても静かな場所でした。
境内は荘厳な雰囲気に包まれていて、その場にいるだけで心が落ち着く、そんな空気間がありました。

年季の入った灯籠が並んでいて、そこには可愛らしい鳩のイラストが入っていました。

鳩は八幡神の使いとされています。
その鳩が向かい合わせになっている紋が可愛らしいですよね。

こちらは鳩の絵馬です。
裏に願い事を書くことができます。(200円)
ということで200円の御賽銭を入れて、裏に願い事を書いてぶら下げてきました。
手向山は紅葉の名所としても知られている場所なので、秋には美しい紅葉も見られます。
奈良公園に行ったら、少し奥まで足を運んでお参りしてみるのもおすすめです。
奈良公園の絶景スポット「二月堂」

二月堂は東大寺の東側にある奈良時代に創建された仏堂です。
現在の建物は1669年に再建されたもので、日本の国宝にも指定されています。
斜面に建てられた木造の建物は、かなり立派で存在感がありました。

この階段を登っていくと中に入ること出来ます。

二月堂は、お水取りの行事(修二会)が行われる場所で、早春の風物詩にもなっています。
お水取りは、3月21日深夜に閼加井屋(あかいや)にお水を汲みに行く行事で、仏の前で罪過を懺悔することが目的なんだそうです。

手水舎もかなり歴史を感じますね。

ここから二月堂の中に入ることができます。
斜面に建てられているので、眺めもすごく良いです。

奈良市を見渡す絶景が楽しめます。

奈良時代の建物は1667年の修二会での火事により焼失。
その後、1669年に徳川家綱の援助によって再建されました。
現存の建物は、江戸時代に建てられたものですが、当時の形式を踏襲しているので、当時の雰囲気を感じることも出来るようになっています。

とても見ごたえのある仏堂でした。

こちらは登廊と呼ばれる階段。
練行衆が参籠宿舎から二月堂へ上堂する際に通る場所です。
ここも厳かな雰囲気があって、歩いているだけで心が引き締まる感じしました。
ゴールデンウィークなどのハイシーズンの東大寺は、ものすごく混雑しますが、この二月堂はそんなに混んでいなかったので、こちらまで足を延ばすものおすすめです。
六角形のお堂が美しい「浮見堂」

浮見堂は奈良公園の南側にある鷺池に浮かぶ六角形のお堂です。
檜皮葺(ひわだぶき)の美しいお堂で、風が穏やかな日は池にリフレクションする光景も綺麗です。

鶯池ではボート遊びをすることも出来るので、暑い日なんかは涼を求めてボートに乗ってみるのも良いかもしれません。
浮見堂は1916年に建てられたものですが、1994年に老朽化を理由に建て替えられました。
この辺りもそれほど混雑してないので、のんびりと散策できるエリアでした。
菩薩咖喱でランチ

この日のランチは、奈良町にある一軒家レストラン「菩薩咖喱」に行きました。

住宅街にひっそりと佇むカレー専門店で、美味しいダルバートを食べることができます。
ゴールデンウィークだったので、何組か待っている人がいました。
人気のお店のようで休日などは混みあうようです。

店内にはスパイスをフラスコに入れて並べたり、少しオシャレな感じにしてありました。

この日のメニューはこちら。
カレーがチキンとポークの2種に、後は豆のスープに野菜いろいろ。

そしてこちらが今回注文したダルバートです。
ダルバートは、カレーやスープ、惣菜を混ぜながらいろんな味を楽しむ料理。
惣菜の種類が多いと嬉しいんですよね。
日本人が作るダルバートだからか、カレーは和風の味がしました。
カレー単体でも美味しいのですが、これをそれぞれ混ぜて食べると、とても美味しいです。
辛さも控えめで食べやすいダルバートでしたね。
お料理の提供スピードが、ややのんびりなので、混雑している時は時間に余裕を持って行くのがおすすめです。
奈良町には、こんな感じの隠れ家的レストランがあちこちにあるみたいなので、美味しいお店を求めて散策して見るのも楽しいと思います。
mo.のソフトクリームで一休み

ランチをしてから奈良公園に戻る際に立ち寄ったのが「softcream mo.」です。
文字通りソフトクリーム屋なんですが、Googleマップの評価がめちゃくちゃ高かったので寄ってみました。
ソフトクリーム以外にも季節のフルーツを使ったメニューもいろいろあり、何を食べようか迷っちゃうお店でした。

今回は、リッチバニラとイチゴのソフトクリーム。
イチゴはミニサイズにしています。
牧場で食べるような濃厚なお味のバニラソフトですごく美味しかった。
そしてイチゴソフトの方は、イチゴの味がしっかりしていて、イチゴ果汁をたっぷり入れてると言うのが一口でわかる美味しさ。
行列ができてるわけでもなく、すぐ食べることができたし、立ち寄って良かったお店です。
散策してちょっと甘いものが食べたいなって時におすすめですよ!
奈良公園へのアクセス
公園情報
- 所在地
東京都立川市緑町 3173 - アクセス
近鉄奈良駅から徒歩6分
JR奈良駅から徒歩22分 - 開園時間
常時開園 - 入園料
無料 - 駐車場
有料 - URL
https://www3.pref.nara.jp/park/
今回の撮影機材
今回の写真撮影にはこちらのカメラとレンズを使用しています。
撮影機材
- カメラ
OM-D E-M1 MarkⅡ - レンズ
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
私と嫁さんが使っているカメラ関連についてはこちらのページでまとめています。
奈良公園は鹿以外の見どころもたくさんあるよ
以上、奈良公園散策のレポートでした。
園内のいたるところに鹿がいて、写真撮影がとても楽しい場所でした。
そしてその鹿以外にも見どころがたくさんあり、ついついたくさん歩いてしまった(笑)
歩いた距離は、知らず知らずのうちに14kmくらいになっていました。
奈良町や駅周辺を歩いたらグルメももっと楽しめそうだし、散策しがいのある場所です。
ゴールデンウィークというハイシーンに行きましたが、駅から離れて奥の方に行くとそんなに人混みは気になりません。
また機会があったら行ってみたい場所です。
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