長野県の霧ヶ峰にある鷲ヶ峰で雪山登山を楽しんできました。
雪のない時期の鷲ヶ峰は、山頂まで1時間程度で行ける初心者でも気軽に登れる山の一つ。
雪が積もっても比較的楽に登れると思い、今回登ってみることにしました。
稜線に出ると360度見渡せる絶景が広がり、真っ白な美しい雪景色を楽しむことが出来ました。
雪山登山の装備は必要だけど、雪山初心者が初めに登る山としてはピッタリだと思います!
ちなみに、我々夫婦は時間と体力がなくて、山頂まではたどり着けませんでしたが、絶景が楽しめたので満足です(笑)
うちの登山ギア
今回のハイキングコースの説明
今回歩いたコースは以下となります。
- 鷲ヶ峰ひゅって:11時43分登山開始
- 八島ヶ池分岐:12時07分着
- 折り返し地点:13時20分
- 八島ヶ池分岐:14時13分着
- 鷲ヶ峰ひゅって:15時00分着登山終了
詳しい山行記録はヤマレコの方にアップしているので、そちらをご覧ください。
そして今回のコースを僕の独断と偏見で★で示すこうなります。
- 所要時間3時間17分(休憩12分くらい)
- 山行時間:3時間5分
- 歩行距離:約3.2km
- 高低差:150m
- 累積標高(上り):148m
- 累積標高(下り):160m
- 体力消耗度:
- 足つりそう度:
- 斜面のきつさ:
- 道の険しさ:
- おすすめ度:
※ヤマレコで見ると歩くスピードは標準くらいで、登山が終わった後はヘロヘロになるくらいの体力の私の評価です。体力に自信がある人や健脚な人だと、評価や感想は変わると思うので、その点はご了承ください。
今回は鷲ヶ峰ひゅってに宿泊する予定だったので、鷲ヶ峰ひゅってからスタートしています。
最初は鷲ヶ峰ひゅっての私有地を歩いて行くんだけど、そこは宿泊者のみ通れます。
通常は八島湿原駐車場からスタートです。
最初きつめの斜面を登って、標高を100mくらいあげます。
勾配がそこそこあるので、結構疲れるかも。
今年は雪が多く、全体的に道が深い雪に覆われていました。
トレースがある場所を歩いても雪を踏み抜く箇所が多々あって、そこから抜け出すのに結構体力を使ったりしました。
通常の道を歩くよりも3倍以上体力を奪われた気がします(笑)
コース的には危険な個所は特になかったですが、雪との闘いが結構大変。
なので、軽アイゼンやスノーシューなどを装着して登った方が良いです。
僕は軽アイゼンで登ったんだけど、結構踏み抜いたのでスノーシューの方が良かったのかなっていうのが感想です。
自分が思っていた以上に体力も時間もかかってしまったので、山頂まで行くのは断念しましたがコースは難しくないと思います。
ハイキングの様子
終始美しい景色で写真を撮りまくったので、写真の枚数が多くなってます。
雪山の美しい景色の写真だけでもパーッと見てもらえったらと思います(笑)
スタートは鷲ヶ峰ひゅって
この日は鷲ヶ峰ひゅってに宿泊予定。
鷲が峰ひゅってについてはこちらの記事で詳しく書いています。
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チェックインには早い時間だったので、大きな荷物だけ置かせてもらい、必要なものだけ小さなザックに詰めていざ登山スタートです。
まずは鷲ヶ峰ひゅってから、八島湿原駐車場の側にある広場に向かいます。
上の写真の道は私有地なので、鷲ヶ峰ひゅってに泊まった人しか歩けません。
鷲ヶ峰ひゅってに泊まらない人は、八島湿原駐車場から広場に行くことが出来ます。
今年はかなり雪が多いそうで、全体的にめちゃくちゃ積もってました。
東京に降る雪と違って、ふかふかの雪なのでテンション上がる(笑)
10分程度歩くと広場に到着。
目の前には八島湿原が広がっていて、雪が積もって真っ白になっていた。
夏とは全然違う景色になってた(笑)
ちなみに夏はこんな感じね。
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広場には大きな看板があるのですぐわかると思う。
広場~鷲ヶ峰稜線
この広場から鷲ヶ峰行ったり、八島湿原を周回したりすることが出来ます。
この標識から鷲ヶ峰を目指します。
上の写真の奥に見えるのが鷲ヶ峰。
雪が無い時なら片道1時間程度で行けるような山なんだそうな。
トレースは出来ているので、その上を歩いて行きます。
登り始めてみると意外と斜面がきつい(笑)
暑くなってハードシェルは脱いじゃいました。
最初曇っていたけど、次第に晴れてきて青空に!
後ろを振り返ると八島湿原も見渡せました。
真っ白な湿原が美しいなぁ。
八島湿原を見つめる嫁さん。
なんか雪山制覇した感が出てる。
でも山頂はまだまだ先(笑)
きつめの斜面を抜けると稜線に出ます。
稜線に出るとめちゃくちゃ綺麗な景色が広がってた!
当たりの山々が見渡せる。
この景色見ると、雪山にはまる人たちの気持ちが少しわかるね。
こんな景色や、
こんな景色を見つつ歩くのは最高。
時々動物の痕跡もあったりもします。
上の写真はウサギの足跡かな。
稜線歩き
稜線に出ると傾斜緩やかになって歩きやすくなる。
でもね、ちょいちょい雪を踏み抜いてハマるのよね(笑)
抜け出すのに体力を使うので大変。
それでもこんな景色を見ながら歩くので、疲れも吹っ飛ぶくらい楽しい。
稜線を突き進んでいく嫁さん。
雪山は歩いてるだけで絵になりますなぁ。
景色が綺麗なので、ちょこちょこ立ち止まって写真を撮りまくる。
そんなことしてるから時間が無くなるのよね(笑)
この壮大な感じたまりませんな~。
稜線に出ると風が強くて、急に寒くなります。
なのでハードシェルを再び着る(笑)
今回のために急遽冬装備をいろいろ買ったんだけど、ハードシェル買って良かった(笑)
これかなり寒さ防げます。
八島湿原方面の景色。
諏訪湖方面の景色。
360度絶景が楽しめる。
と、こんな感じで景色と楽しみ、写真を撮りまくっていたら、気づいたら14時を回ってました。
嫁さんが前々から気になっていた鷲ヶ峰ひゅってを運よく予約出来たので、お宿でもゆっくりしたかったのよね。
なので山頂はあきらめてUターン。
雪を何度も踏み抜いて体力的にも疲れたしね(笑)
景色も十分堪能したので、まぁ良いでしょう。
下山
来た道を戻って下山します。
下山すると、結構急な斜面登ってきたことに気づく(笑)
軽アイゼンを付けていたので滑ることはなかった。
冬装備は装着して登った方が良いですよ。
青空に雪景色を見ながら歩くのはほんと気持ちが良い!
急いで下山しているんだけど、ちょこちょこ写真が撮りたくなって立ち止まってしまう。
ただ転がっていただけの雪玉も綺麗に見える(笑)
これも前日急遽買ったアイテム。
雪ってかなりまぶしいので、サングラスもあった方が良いです。
4000円くらいの安いものだけど、あって良かったです。
ということで広場に戻ってきた。
雲が晴れてて、八島湿原もすごく綺麗に見える。
お宿に戻ろうと思って歩いていると、なんか来た道と違うような気がすると嫁さんが言い出す。
そんなわけないだろうと思ってスマホのマップを見てみたら思いきりずれてた(笑)
トレースを頼りに歩くのも善し悪しですなぁ。
でもそのずれたおかげで、素敵な写真も撮れた。
車山方面の景色とか。
この肌理の細かい雪の風景とか。
写真見ただけで、雪のサラサラ感が伝わる感じじゃありませんか~。
まさしくパウダースノーって感じです(笑)
道を間違えたけど、こんな感じで楽しみつつ宿に戻りました。
その戻る道が、僕にとって一番大変だったけどね(笑)
陽が高くなって雪が少し緩んだのか、踏み抜く踏み抜く。
もうね、心が折れるくらいね。
踏み抜くとこれくらいの穴が出来ます。
浅くても膝まで、深いと股まで埋まります。
抜けようと思って、そばにあった切り株を支えにしたら、腐ってて体ごと埋まるし。。。
もう、コントかってくらいの仕打ちを受けました(笑)
その間、嫁さんはひょいひょい歩いて宿に到着してたけど。
何なのこの差は。
体重の問題???
痩せようかな。。。
そんなこんなで、最後の最後で全体力を使い果たしましたが楽しい雪中ハイクでした!
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登山道までのアクセス
今回は鷲ヶ峰ひゅってを拠点しましたが、通常は八島ヶ原湿原駐車場がスタート地点になると思います。
鷲ヶ峰ひゅってから駐車場は徒歩5分くらいかな。
鷲ヶ峰ひゅってまでは、冬季はバスが無いので、上諏訪駅からタクシーを利用しました。
タクシー代は片道7000~8000円と言ったところです。
車で行く場合は、八島ヶ原湿原駐車場に車を止めるんですが、雪の影響で止められるスペースが通常より少なくなっていました。
車を止める際は注意が必要です。
今回のハイキングの装備
今回の登山に持って行った装備や服装はこちら。
simsimの服装&ザック
嫁さんの服装&ザック
今回は初めてハードシェルとフリース、メリノウールインナーという服装で登ってみましたが、十分暖かったです。
念の為、ダウンもザックに入れておきましたが使わずじまいだった。
斜面を登っている最中は、暑くなってハードシェルは脱ぐくらいで、モンベルのフリースの優秀さがよくわかりました。
さすがに稜線に出ると風も強くなってとても寒かったので、ハードシェルを再び着ましたけど(笑)
ハードシェルは結構いい値段がしますが、2000mくらいの標高の冬登山をする時にはあった方が良いですね。
パンツはワークマンのウォームクライミングパンツを履きましたが、撥水加工もされているし3時間程度の雪中ハイクなら特に問題なかったです。
暖かさも十分にありました。
嫁さんはノースフェイスのバーブパンツにモンベルのタイツを履いて歩いたんだけど、特に問題はなかったようです。
ゲイターも付けましたが、靴に雪が入ることがなかったので安心感がありました。
今回のためにまとめて冬装備を購入しましたが、快適に登ることが出来たので揃えてよかった(笑)
雪山装備は揃えて登った方が良いですね!
私と嫁さんが使っている登山ギアはこちらのページでまとめています。
今回の山が載っている地図はこちら。
鷲ヶ峰は雪山登山の中ではお手柔らか
以上、鷲ヶ峰雪山登山のレポートでした。
コース自体は距離も短く初心者向けですが、通常1時間で行けるコースが雪道になると時間がもっとかかるのでそのつもりで行った方が良いです。
雪道歩くのも体力使うので、時間は余裕を持っていた方がいいですね。
今年は雪も多く、すごく綺麗な景色が楽しめたので登った甲斐がありました。
稜線からの景色はすごく良かったので、冬以外も楽しい山だと思います。
今度は山頂までたどり着きたいな(笑)
私と嫁さんが使っているカメラ関連についてはこちらのページでまとめています。
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