
2025年3月22日に栃木県の奥日光にある戦場ヶ原でハイキングを楽しんできました。
3月も下旬になると雪も解け始める時期ですが、数日前に大雪が降った影響もあり、戦場ヶ原はまだ銀世界。
少し季節がずれているけど、がっつりとスノーハイクを楽しめました。
ハイキングコース上にも雪が積っていたけど、チェーンスパイクとゲーターを装着することで快適に歩くことが出来ました。
今回歩いたルートは、赤沼バス停をスタートして湯滝まで歩くコース。
平坦な個所が多いので、スノーハイク初心者にもおすすめのコースです。
スノーハイク時に着ていた服装や装備、コースの状況などを詳しく紹介していきます。
うちの登山ギア
戦場ヶ原ハイキングコース概要や難易度
今回歩いたコースは以下のような内容になっています。
詳しい山行記録はヤマレコにアップしています。
そして今回のコースを僕の独断と偏見で★で示すこうなります。
赤沼バス停から戦場ヶ原を抜けて湯滝まで行くコースです。
戦場ヶ原は木道が設置してあるけど、雪で木道は埋まっていました。
他の人が付けたトレースが残っていたので、道はわかりやすかったです。
ただ木道から外れると、雪を思いきり踏み抜く恐れがあるので、その点は注意が必要。
道は歩いた人がそこそこいたようで、雪がしっかりと踏み固められていたので歩きやすかったです。
青木橋を過ぎて木道が終わると、雪がやや深くなり道もややわかりづらくなります。
それでも他の人が付けたトレースがあったので、それに従って歩けば問題なかったです。
またピンクのリボンで印がつけてあるので、もしトレースが無い場合はそれを頼りに歩くと良いです。
トレースが無い場所は道がわからなくなるので、登山アプリなどはしっかりと利用しましょう。
特に雪が降った次の日などは道が全然わからなくなると思います。
今回のコースで危険な個所は特にありませんが、小滝と湯滝の周辺は階段が雪に埋もれて雪の坂道になっていました。
かなり滑るのでチェーンスパイクは携行して行った方が良いです。
今回は探鳥をしながらのスノーハイクだったので、時間的にはすごくのんびり歩いています。
探鳥などせずにただ歩くだけだったら、もうちょっと短い時間で歩けるコースです。
ヤマレコなどの登山アプリを使用しているとスマホの充電の減りが早いです。
念のためにモバイルバッテリーを持って行った方が良いです。
私はこのモバイルバッテリー使用しています。
軽量コンパクトで使いやすいし、日帰り登山くらいならこれで十分です。
戦場ヶ原スノーハイクの様子を写真で紹介

では、戦場ヶ原のスノーハイクの様子を写真で紹介していきます。
雪の戦場ヶ原の状況等の参考にしてみてください。
赤沼バス停~戦場ヶ原

スタートは赤沼バス停。
ここからハイキングコース入口はすぐそばにあります。

入口には大きなトイレもあります。
冬は暖房も付いてる、とてもありがたいトイレ。
東屋もあるので、そこでチェーンスパイクやゲーターなどの準備をしてハイキングスタート。

この標識が入口の目印です。

ハイキングコースに入るとこんな感じです。
一見、道がわかりづらいように見えますが、実際に歩いてみるとしっかりとトレースが付いていてわかりやすかったです。
この数日前に大雪が降ったのですが、それから何日か立っているので、歩いた人が結構いたって事かな。
雪が降った翌日などは、道がわかりづらくなっていると思います。

本来3月下旬には、あまり雪が降らなくて雪は溶けていく状態なんですが、大雪の影響で辺りは雪が残っていました。
この日宿泊いた宿の女将さん曰く、一晩で50cmも積もったんだそう。
この時期にこんなに降られても困るって言ってた(笑)
私的には、今季はまだスノーハイク出来てなかったので、嬉しかったんですけどね~。

戦場ヶ原には木道が設置してあるんだけど、その木道も雪で埋もれていました。
でも杭は見えるし、トレースも付いているので、歩きやすかった。

ハイキングコース入口から歩いて数分で、写真撮影スポットに付きます。
ここには撮影用の台なども設置してあるので、多くの人が写真を撮影する場所かな。
湿原内に雪が積もってて気持ちの良い風景が広がっていました。

湯川沿いの木道を歩いて行きます。
湯川は、湯の湯滝を経て、中禅寺湖まで流れている川。
ゆったりとした静かな流れで、とても癒される雰囲気ですね。

戦場ヶ原の景色。
周辺の山々が見渡せて美しい。

こちらは男体山。
日光のシンボル的な山ですね。
山の手前に広がるのは広大な湿原。
冬で雪が積もっていても植生保護の観点から、湿原内は立ち入り禁止になっている場所です。
人の足跡は付いていないはずなんだが。。。。。
湿原内に入っちゃった人がいたみたいね。
ふかふかの新雪が踏みたいからってルールを守らないのは良くないねぇ。

この景色を見ながら歩くのはほんと気持ちが良いね。

戦場ヶ原周辺は、ほとんど傾斜は無く、平坦な道を歩いて行きます。
なのでスノーハイク初心者でも歩きやすい場所です。
平坦とは言え、ちょっとした斜面でも滑るし、時には雪を踏み抜くこともあるので、雪の状況を見てチェーンスパイクは装着したほうが良いです。

戦場ヶ原にはこの雪の状態でも野鳥がいろいろいるので、探鳥も楽しみながら歩きます。
コガラ、ヒガラ、キバシリ、ゴジュウカラなどにはちょこちょこ出会いました。

この鳥はコガラ。
ベレー帽をかぶっているような頭の色が可愛い鳥です。
鳥を探しつつのんびり雪の中を歩くのも良いですね。

この日気温はやや高めだったけど、風がちょっと強かったので、風が吹くと肌寒かったです。
それでも私は途中からダウンを脱ぎましたけどね(笑)

これだけ雪が積もっていると、すごく眩しいので目の保護のためにもサングラスも持っていた方が良いです。
私は鳥が見つけづらくという理由で、サングラスせずに我慢したけど、嫁さんは装着してました。

この日は土曜日だったんだけど、歩いている人は少なめ。
とても快適にスノーハイクを楽しむことが出来ました。
雪のせいで道の幅が狭くなっていますからね。
混んでるとすれ違うのも大変なので、その点はすごく良かったです。

ベンチがいくつか置いてある場所に到着。
一面に広がる雪原がすごく綺麗。
ちなみに私の足元にあるのはベンチね。

雪で埋もれてこんな感じになっていました。
ちょっと座りづらかった(笑)
でも座面が出てるだけマシかな。
真冬だったら、座面も雪に埋まってそうですよね(笑)

ぼーっと眺めていたくなる景色。

雪景色ってやっぱりいいなぁ。

ここからもドーンとそびえる男体山を見ることが出来ます。
とても雄大な景色ですね。
戦場ヶ原~泉門池

戦場ヶ原を抜けると、青木橋という橋があり、そこを渡って湯川を超えます。

青木橋を渡った後からは樹林帯に入っていきます。
この辺りになると雪がちょっと深くなり、道もややわかりづらくなってきます。
ただ、私が歩いた時はトレースがしっかりと付いていたので、迷うことはありませんでした。

木道がある場所はわかりやすい。
でも木道を外れると、ずぼっと踏み抜くので要注意。
雪野積もり方によっては、足が埋まる可能性もある。

ここは泉門池。
ベンチやテーブルが設置してあるので、休憩ポイントにピッタリの場所です。
ここ春や夏に来てもすごく綺麗な景色になっていそうだなぁ。
別の季節にも立ち寄りたい場所です。
泉門池~湯滝入口バス停

泉門池で少し休憩をした後は、樹林帯を歩いて湯滝方面を目指します。
この辺りは戦場ヶ原に比べると歩いている人が少ないのか、踏み均されてなくて道がややボコボコしていました。
そのボコボコに足を取られるので、意外と疲労がたまります。
雪道を歩くって、普通の道を歩くよりも、だいぶ体力使いますね。

常緑針葉樹の森を抜けていきます。
この辺りまで来ると湯滝も近い。

ここは湯滝のちょっと手前にある小滝。
ここに下りるのに階段があるんだけど、その階段は雪で埋まってました。

階段が埋まるとただの雪の急斜面です。
登り下り時はかなり滑るので、チェーンスパイクは装着したほうが良いですよ。

木造の橋を渡ると今度は登りの階段。

見るからに滑りそうですよね。
そして湯滝が近くなると、猿もたくさん出てきます。
やっぱり日光と言ったら猿ですよね(笑)

猿軍団の写真を撮りつつ進むと湯滝に到着。

湯滝は湯の湖から流れ落ちる滝で、華厳の滝、竜頭の滝と並んで、日光三名瀑の一つに数えられています。
高さ70mもある滝で、すごく美しいので見逃さないように!

湯滝を見終わったら、このつづら折りの階段を登って道路へ。

この階段も雪が積もっているので要注意ね。
ちなみに後から気づいたんですが、湯滝入口バス停に行く際はこの階段を登らずにも行けます。(地図で確認してね)
でもその場合は湯の湖の景色が見れなくなっちゃうので、私的には頑張ってこの階段を登って良かったと思っています。

その湯の湖の景色がこちら。
水面が結氷しているのか白くなっていました。
ちなみにこのすぐそばにいは駐車場があるので、車で行く人は簡単にこの景色は見られます(笑)
後はバス停まで歩いてハイキング終了。
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ハイキングコースまでのアクセス
スタートした赤沼バス停までは、日光駅から東武バスで行くことが出来ます。
バスは1時間に2本くらいのペースで運行しています。
日光駅から赤沼バス停までは約1時間です。
乗客が多い時は臨時便も出してくれるようです。
今回の旅では、東武の「NIKKO MaaS」というフリーパスを利用しました。
浅草~下今市区間の往復乗車券と日光周辺の電車、バスのフリーパス、いろんな店で使える特典などがセットなったお得なフリーパスです。
公共交通機関で日光に行く人には、すごくお得なフリーパスなのでおすすめです。
トイレと周辺施設について
赤沼バス停の近くにあるトイレは利用可能でした。
とても綺麗で暖房も付いているので、冬のハイキングにとても助かるトイレです。
湯滝の近くのトイレは冬季は利用不可となっていました。
トイレや道の状況などは、「日光湯元ビジターセンター」の公式ページに掲載されているので、行く前にそちらを確認してみてください。
スノーシューレンタルについて
今回は利用しなかったですが、スノーシューをレンタルすることも出来ます。
レンタルを行っているのは、赤沼バス停の隣の三本松バス停のそばにある三本松茶屋。
1日1セット1000円とリーズナブルな値段でレンタルすることが出来ます。
真冬などはここでスノーシューをレンタルして、スノーハイクを楽しむのも面白いと思います。
ちなみに戦場ヶ原の入口は赤沼なので、戦場ヶ原を歩く場合はレンタルした後に赤沼まで徒歩や車で移動する必要はあります。
バスやハイキングコースの混雑状況
今回は土日に行ったのですが、ハイキングコースもバスも空いていました。
スノーシーズンも終盤で花の季節はまだなので、混雑の谷間の期間なのかもしれないですね。
この時期は意外と穴場なのかな。
ハイキングの装備&服装
今回の登山は以下の装備で歩きました。
数日前に大雪が降ったものの、この日は比較的暖かかったです。
私は長袖インナー、長袖のミドル、アウターにダウンという服装で特に問題はなかったです。
歩いている途中は、体が温まって暑くなったのでダウンは脱ぎました。
嫁さんは寒がりなので、アウターにハードシェルを着て歩いていました。
服装は調整が出来るように、レインウェアやフリースもザックに入れていきました。
パンツは撥水性の高いものを履き、足元にはゲーターを装着。
雪が深い場所や雪を踏み抜くこともあるので、ゲーターは装着したほうが安心です。
チェーンスパイクも携行して行った方が良いです。
ちなみに真冬で雪が深く、雪質もフカフカしている場合は、スノーシューの方が良い場合もあります。
今回は必要ないと判断し、スノーシューは無しで歩きました。
靴は防水のいつも履いている登山靴で特に問題はなかったです。
雪道はとても眩しく、目がショボショボしてくるので、サングラスもあった方が良いですね。
私と嫁さんが使っている登山ギアはこちらのページでまとめています。
今回の撮影機材
今回の写真撮影にはこちらのカメラとレンズを使用しています。
撮影機材
- カメラ
OM-D E-M1 MarkⅡ - レンズ
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
私と嫁さんが使っているカメラ関連についてはこちらのページでまとめています。
戦場ヶ原はスノーハイク初心者にもおすすめ
以上、戦場ヶ原のスノーハイクのレポートでした。
戦場ヶ原付近はほぼ平坦で歩きやすいし、歩く人も比較的多いのでトレースもできやすいので、スノーハイク初心者にもおすすめのコースです。
バスも1時間に2本程度のペースで運行しているので、公共交通機関で行きやすいのも良い点。
野鳥も多く鳥を探しながらスノーハイクをするのは、とても楽しいですよ!
冬の戦場ヶ原のハイキングもすごく楽しいので、是非スノーハイクに挑戦してみてください。
お得な情報
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