まだまだ残暑が厳しい日が続いています。
そんな暑い日でも天気が良かったら、ハイキングや登山がしたくなりますね。
暑い日に山歩きに最適なのが、渓谷や沢歩きです。
都内で気軽に山歩きが出来る場所としては高尾山が一番有名ですが、他にも気軽に綺麗な沢沿いを歩ける場所があります。
それは御岳山のロックガーデン(岩石園)。
御岳山はケーブルカーで登れるので、登山初心者でも気軽に山歩きが出来る場所。
ロックガーデンの苔むす世界は、東京とは思えない神秘的な光景が広がります。
真夏の暑い時でも、綺麗な川の流れを見て涼しさを感じながら歩けるのも良い点。
今回はそのロックガーデンに、登山を始めたいと言っている友人夫婦と4人で行ってきました。
ロックガーデンの涼やかな写真と共にレポートしていきます!
うちの登山ギア
御岳山登山のコース説明
今回のコースは以下の順番で歩きました。
地図にルートを落としこむとこんな感じになります。
詳しい山行記録はヤマレコの方にアップしているので、そちらをご覧ください。
山行記録をつけていると、アプリをずっと起動させておく必要があるので、スマホの充電がなくなりやすいです。
なので僕はいつもこれを持って行ってます。
10000mAhの大容量なのに、とても小さくて軽量です。
どれくらい充電が残っているかが、ランプでわかるのも良いです。
とても高性能なモバイルバッテリーで重宝しています。
そして今回のコースを私の独断と偏見で★で示すこうなります。
今回は御岳山駅から七代の滝を見に行き、ロックガーデンを通って綾広の滝を見てから御岳山駅に戻るというコース。
距離は10km弱とそこそこあり、歩いた~って満足感が得られます。
七代の滝に行く道は勾配がきつめで、石がゴロゴロしていたり木の根が張り出しているので、歩く時に転ばないように注意が必要。
七代の滝からは急な登りが続くので、結構息が上がるかもしれません。
ロックガーデンのみ楽しむ場合は、七代の滝を見ずに行くと体力的にも楽になります。
滝付近の道は、濡れている箇所があり、滑りやすいので注意して歩きましょう。
ロックガーデンは岩場の道が1kmほど続きますが、勾配は緩やかなので体力的にはそれほどきつくはありません。
ちなみに今回所要時間がかなり長くなってるけど、これはロックガーデンで写真を撮る時間が長かったから(笑)
実際はもっと速く歩けるコースです。
御岳山~ロックガーデン登山の内容
ではさっそく、御岳山登山の内容を紹介していきます。
JR青梅線御岳駅からバスに乗って、ケーブルカーの滝本駅に行きます。
そこからケーブルカーに乗り御岳山駅へ。
御岳山駅から登山開始です。
御岳山駅~富士峰園地
この時期、レンゲショウマが咲いているということだったので、まずは御岳山駅の近くにある富士峰園地へ。
富士峰園地は日本最大級のレンゲショウマの群生地だそうで、この時期見頃を迎えています。
レンゲショウマの数は約5万株。
富士峰園地の斜面にたくさんレンゲショウマが咲いていました。
レンゲショウマは小さな花で、上の写真にもいっぱい写ってるんだけどわかりづらいね(笑)
ということでアップで撮影。
薄紫の可愛らしいお花です。
このレンゲショウマを目当てに、立派なカメラを持ってきていた人も何人かいました。
花の写真を撮るのが好きな人のは良い場所だね。
御岳山駅から徒歩3分くらいで行けるので、まずはここに立ち寄ってみると良いと思います。
御岳山駅~長尾平分岐
レンゲショウマを見てから、御岳山駅に戻り長尾平分岐を目指します。
御岳山駅から長尾平分岐までは、道も舗装されていて歩きやすい。
登山してる感は全然感じられないんだけど、勾配がややきつい場所もあるので、歩いてて意外と疲れる(笑)
途中、お茶屋や蕎麦屋などもあるので、登山後にそこで休憩するのも有りだね。
宿がある集落を抜けていくと御嶽神社の鳥居があって、そこをくぐって階段を登っていきます。
この時点で、結構坂道を登ってきてるので、少し疲れるかも(笑)
御岳山駅から20分程度で長尾平分岐に到着。
ここから登山道に入っていきます。
長尾平分岐~七代の滝
長尾平分岐からは、一気に下っていきます。
登山道の勾配はややきつめで、石は転がってるし木の根っこも出ているので、歩く時はつまづかないように気を付ける必要があります。
この登山道に入ると、辺りの景色が山っぽくなります。
針葉樹が立ち並らんで、木漏れ日が差しこんで気持ちよい。
所々階段状になっていて、段差も高めなので、気を付けて歩いて行きます。
写真で斜面のきつさがわかるかな(笑)
こんな感じの道を20分強歩いて行くと、水の流れの音が聞こえてきます。
そして、地面も水で濡れてきます。
辺りには、こんな綺麗な苔も出てくる。
水が近くなって、湿気が多くなっているから、岩に苔もびっしり生えています。
嫁さんが後ろ姿を撮りたいから先に行って言うので、先に登って撮ってもらった写真。
深い森の中を歩てる感が出て良い感じよね!
で、この写真を撮った直後に事件発生。。。
岩が濡れてるのがわかります?
ここね、すごく滑るの。
写真を撮るのに夢中だった嫁さん、滑って転んだのねぇ。
幸いちょっとした打ち身程度で、怪我はなかったんだけど、問題はカメラ。。。
カメラを守ろうと、必死の抵抗を見せるもあえなく撃沈。
何回かもがいたらしいんだけど、ツルッツルッって滑ってビターンと前に転んだそうな。
そしてこの岩に大事なカメラをぶつけちゃったの(涙)
このカメラ、今年の1月に買ったばかりだし、安いものではないのでショックを受ける嫁さん。
後ろを歩いてた友人夫婦もびっくりしただろうなぁ。
でもその友人夫婦がいたから楽しかったということもあり、嫁さんもすぐに気を取り直して登山を楽しんでたから良かった。
カメラの方は、レンズのズームリングや保護フィルターに傷がいったものの、普通に撮影は出来てました。
ただ、精密機械なので、何か不具合が起きてても嫌なので、後日オリンパスのカスタマーサポートに持って行きました。
検査の結果、本体、レンズともに問題なしでした。
レンズの保護フィルターが使い物にならなくなったけど、それは大した金額じゃないからその程度で済んでよかった。
こういうことがあるから、登山する時は携行品も保証される山岳保険に入ったほうが良いのねぇ。
今度からちゃんと考えよう。
そんなわけで、すごく滑るので歩く時は気をつけましょう(笑)
とそんな事件もありつつ、何とか七代の滝に到着。
七代の滝~ロックガーデン
七代の滝は大小8つの滝の集まりで、全体の落差は50mあります。
写真に写ってる部分は4段目なんだそう。
全体像を見るのは無理だったな。
水の量も豊富で、マイナスイオンがたくさん出てそうな感じが良いね!
とうことで、マイナスイオンを浴びてみる(笑)
なんだかリフレッシュした気がする!
滝は緑に囲まれていて、夏場でもとても涼しく感じるのも良いね。
七代の滝までは、道のりがちょっとだけ険しいけど、行ってみる価値はあると思うよ!
滝を見た後は、今度は急激に登っていきます(笑)
とても急な階段や木の根がこれでもかってくらい張り出してる斜面とか。
ヒーヒー言いながら登っていきます。
この長尾平分岐~七代の滝~天狗岩までが今回のコースで一番きつい部分なので、七代の滝を見に行かなければ、もっと楽ちんにロックガーデンまで行くことが出来ます。
でもこういうちょっとワイルドな道を歩いた方が登山してる感があるので、僕的には七代の滝も見に行くのをおすすめします。
七代の滝から20分くらい登って行くと、天狗岩に到着。
ここまで来たら後はそんなにきつくないです。
天狗の鼻みたいな形してるから、天狗岩なのかな。
岩には登ることが出来るんだけど、鎖場になっていたので、僕たちは登りませんでした。
登ってないので、岩のどの辺まで行けるのかは不明(笑)
天狗岩を過ぎるとすぐにロックガーデンに到着します。
ロックガーデン(岩石園)~綾広の滝
ロックガーデン(岩石園)は岩の間を清流が流れている場所で、1kmくらい写真のような感じの道を歩くことが出来ます。
岩には深い緑の苔がびっしりと生えていて、ここ東京なのって目を疑いたくなるような光景が広がっています。
まずここで、適当なスペースを見つけて、昼ご飯にすることに。
今回は、登山を始めようとしている友人に山の醍醐味のカップ麺を楽しんでもらおうと思って、ジェットボイルを持って行きました。
カップ麺は各自持参ね(笑)
木陰だし、川がすぐそばを流れていて涼しかったから、カップ麺も美味しく感じます。
ここまで来るのに、めちゃくちゃ汗かいてるからね。
カップ麺の塩っ気が、超ご馳走に感じる瞬間(笑)
山で食べるカップ麺は、5割増しくらいで美味しく感じるよ!
美味しいカップ麺で腹ごしらえをしたら、今回のメインであるロックガーデン散策。
苔の緑と木々の緑に辺り一帯を包まれている感じ。
屋久島の光景を見ているようです。
写真映えする箇所も多くて、なかなか前に進まない。
うちの嫁さんも友人も写真撮るのが大好きだから、何枚も写真撮ってた(笑)
水も冷たくて、手を付けると登山で暑くなった体が冷えて気持ちが良い。
どうよ、この清涼感(笑)
何枚も写真撮りたくなる気持ちがわかるよね~。
実際にここを歩くと、すごく気持ちがよいので超おすすめのスポットです。
ロックガーデンの道は、写真のような感じで、石や岩がゴツゴツしているものの歩きづらくはないです。
勾配はあるけど緩やかなので、この景色を見ながら歩いているので、疲れはほんと忘れちゃう。
どこを切り取ってもキレイな景色(笑)
モフモフの苔がたまらんね~。
何度も何度も立ち止まって、写真撮りまくる一行(笑)
1時間半くらいかけて、綾広の滝に到着。
綾広の滝は落差は10mで、それほど大きくはないです。
ここで滝行する人もいるので、そんな光景を見ることが出来るときもあります。
この日は滝行してる人はいませんでした。
ロックガーデンはここで終了。
十分堪能したので、御岳山駅の方に戻ります。
この写真は、一緒に行った友人が撮ってくれた写真。
僕と嫁さん2人が写ってる登山の写真って少ないから、こういうの撮ってくれるとすごく嬉しい!
いろいろ話しながら歩けるし、友人と行く登山も楽しくて良いな(笑)
私と嫁さんが使っているカメラ関連についてはこちらのページでまとめています。
ロックガーデン~御岳山駅
ロックガーデンから御岳山駅に向かう登山道は整備されていてとても歩きやすくなっています。
七代の滝に行かなければ、この道を歩いてロックガーデンに行くことが出来るので、お手軽にロックガーデンに行きたい場合はこちらの道を行くと良いです。
綾広の滝から30分弱歩くと、長尾平分岐に到着。
展望台があるので、ちょっと立ち寄ってみます。
ヘリポートがあって、そこからの景色はこんな感じ。
なかなか良い景色。
そしてさらに奥に進んで行くと、長尾平展望台があります。
遠くの方に、ビル群が見えるので、もしかしたら都内のビルが見えてるのかも!
なかなか見晴らしが良いので、立ち寄ってみると良いですよ。
展望台付近にはテーブルや椅子が設置してあるので、ちょっと休憩してからケーブルカーの駅の方に戻りました。
結構時間がかかったけど、とても楽しい登山だったな(笑)
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登山道までのアクセス
ケーブルカーの駅までは、JR御嶽駅からバスで行くこと出来ます。
バスは「御10、御11系統」で、ケーブル下バス停下車です。
運賃は片道290円ね。
ケーブルカーは、所要時間6分程度で料金は以下の通り。
suicaやPASMOが使えますが、往復券が欲しい場合は券売機で買う必要があります。
券売機でもsuicaやPASMOは使えます。
ちなみに、御嶽駅からケーブルカーの駅まで歩こうと思えば歩いて行けますが、途中で結構な登りがあるので、バスで行くことをおすすめします。
やる気満々だった友人夫婦は、御嶽駅から歩いてケーブルカーまで行ってましたが、待ち合わせ場所のケーブルカー御岳山駅であった時に、すでに山登って降りてきたの?ってくらい疲れてたから(笑)
今回の登山の持ち物
今回の登山に持って行った持ち物や服装はこちら。
都心よりは涼しく感じたけど、それでも歩いていると暑いのでめちゃくちゃ汗をかきます。
ドリンク類はしっかり持って行って、こまめな給水と塩分補給はしましょう。
またタンブラーに氷を入れて麦茶などを入れていくと、冷たい状態で飲めるのでおすすめ。
うちではこのタンブラーを愛用しています。
中身が無くなっても、買ったドリンクを入れておけば長い時間冷たい状態を保てるので便利です。
私と嫁さんが使っている登山ギアはこちらのページでまとめています。
まとめ
以上、御岳山ロックガーデンのレポートでした。
いつも夫婦2人で登山するんだけど、今回は友人夫婦もいて、いつも以上に楽しく登山が出来ました!
カメラをぶつけるというハプニングもあったけど、嫁さんの根っからの明るさで終始笑顔で終えられたのも良かった。
これも友人のおかげですな(笑)
ロックガーデンは、相変わらず東京とは思えない神秘的な景色が広がっていて、心身ともに癒されました。
登山道も難しい箇所はないし、初心者でも十分歩けるコース。
東京にもこんなに素敵な場所があるので、是非行ってほしいです。
初めて行った友人たちもすごく気にいってたと思う。
次に登山するときも一緒に行きたいと言ってくれているので、またみんなで違う山に行けたら良いね!
※この記事は2020年8月に行った時の情報をもとに書いたものです。料金等の情報は現在と変わっている可能性があるのでご了承ください。
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