秋も深まってきて、平地部でも紅葉が見頃を迎えています。
2018年11月23日の3連休に嫁さんの実家(大阪)に帰省したので、ついでに京都観光をしてきました。
京都に行ったのは11月25日26日の1泊2日です。
主な目的は紅葉狩りですが、それ以外にもいろいろ楽しんできたので、詳しくレポートしていきたいと思います。
この記事では、三千院と圓光寺の紅葉、そしてランチを食べたサルシッチャデリ、お茶を楽しんだ一保堂茶舗本店のことを中心に書いています。
京都に行く人の参考になればと思います。
京都を巡るなら地下鉄・バス一日券が便利!
まず京都巡りをする前に、とても便利なカードを紹介します。
それは、上の写真に写っている「地下鉄・バス一日券」。
京都に行くと、観光する場所って一か所ではないですよね。
いろんなお寺やお店などに行くと思います。
その時の移動手段って何を使いますか?
主に電車やバスですよね。
自分の車で移動する人もいるかと思うけど、それだと道路が渋滞したり車を止めるための駐車場の問題もあります。
住宅街の中にあるお寺だと、駐車場がなかったり小さかったりして、車を止めるのも一苦労だったりするのでね。
仮に自家用車で京都まで行ったとしても、宿泊先に止めておいて京都内はバスや地下鉄で移動した方が観光しやすいこともあります。
それで、その地下鉄やバスを乗るときに、その都度料金を支払っていると結構値段が行っちゃうこともありますよね。
そこで、「地下鉄・バス一日券」などが便利なんです。
二日券やバスだけの券などもあります。
券によって値段も乗ることが出来る範囲も違うので、自分たちが行く場所に合わせて選んでください。
この券だと、三千院がある大原まで行けたので、とても便利でした。
乗ることが出来る路線は以下の通り。
- 地下鉄・烏丸線
- 地下鉄・東西線
- 市バス全線
- 京都バス(一部路線除く)
- 京阪バス(一部路線除く)
地下鉄は渋滞知らずで移動できるし、市バスなんかは本数が結構多いので、待っていると意外とすぐにバスが来ます。
京都市内は結構広い範囲に観光スポットが点在しているので、いろいろ周りたい人にはおすすめのカードです。
カードは、以下の場所で購入できます。
- 市バス・地下鉄案内所,定期券発売所,市バス営業所,市バス車内,地下鉄駅窓口(大人券のみ) など
- 京都バス営業所,京都バス案内所,京都バス車内 など
※バス車内での販売は数に限りがあるので,場合によっては売り切れていることもあるようです。なので乗車前にバス車内以外の発売箇所で購入することをおすすめします。
ちなみに僕は、地下鉄烏丸駅の切符売り場に発券機があったので、そこで購入しました。
三千院の境内は、苔と落葉の景色が美しい
京都の旅で最初に向かったのが三千院です。
三千院は、洛北エリアに位置していて、京都の中心地からちょっと離れています。
そのため、混雑必至の紅葉シーズンでも他のスポットに比べて人が比較的少なく、落ち着いて観光が出来るという情報を得て行くことにしました。(情報元:義父母)
おすすめされた通り、行き帰りのバス内は混雑していたけど、三千院の境内はそんなに人が密集しておらず、ゆっくりと観賞することが出来ました。
京都に行ったら、洛北エリアに足を延ばすのも有りですね!
三千院って聞くと、「京都~ 大原 三千院、恋に疲れた女がひとり~♪」の歌で聴いて名前だけは知っているってくらいの場所でした。
ということで、どんな場所なのか公式ページを見てみると、三千院は延歴年間(782~806)に伝教大師最澄が比叡山東塔南谷の梨の大木の下に一宇を構えたのが始まりだそうです。
そして何度も移転して、明治4年(1871年)に大原の地に移転しました。
寺名も何度も変わっています。
移転を繰り返しているけど、三千院は約1200年の歴史がある由緒あるお寺ということですね。
三千院へのアクセス
三千院までは、バスだけでも行くことが出来るし、地下鉄で国際会館まで行って、そこからバスという行き方も出来ます。
僕は後者の国際会館駅から京都バスに乗って三千院まで行くという方法を取りました。
京都中心地は道路も混んでそうだし、出来るだけ地下鉄で行けるところまで行った方がスムーズに行けると思ったので。
国際会館駅を降りてバスターミナルに行ってみると、すでに多くの人が並んでる(汗)
それでも臨時便も出してくれていたので、それほど待たずにバスに乗ることは出来ました。
国際会館から琉璃光院がある辺りまでは道路が混雑していたけど、それ以降は渋滞もせずスムーズに三千院まで行くことが出来たので良かった!
地下鉄とバスの組み合わせで行く方法がおすすめです。
バス停からは、緩やかな道を登っていきます。
お土産屋さんなどが軒を連ね、千枚漬けやお団子などが売られていました。
思わず止まって食べたくなっちゃいますね(笑)
そんな誘惑いっぱいの道を10分くらい歩いていくと、三千院の入り口に到着します。
三千院の中の様子
受付で拝観料700円を支払って中に入ります。
靴を脱いで、お寺内を歩いて行くと客殿に出ます。
客殿からは、「聚碧園(しゅうへきえん)」を見ることが出来ます。
綺麗に剪定された植木に池、そして苔むしている感じが趣があります。
客殿では500円でお抹茶と和菓子のサービスがあるので、聚碧園を眺めながら抹茶を楽しむという贅沢な時間の過ごし方出来るのが良いですね。
美しい日本庭園を堪能した後は、宸殿(しんでん)の方に行き、そこから外に出ます。
外に出てみると、これまた美しい景色が広がっています。
紅葉のピークは過ぎつつあったけど、まだまだオレンジに染まるモミジが綺麗でした。
一面苔むした世界にモミジの葉が落葉しているのも、とても絵になります。
そしてこちらが「往生極楽院(おうじょうごくらくいん)」
僕たちは中には入らなかったけど、中に入ることも出来ます。
ひっそりとたたずむ感じが、なんかわびさびを感じる。
往生極楽院は12世紀に建てられていて、三千院が移転してきてからその境内に取り込まれたそうです。
建てられたのは800年以上も前だから、すごく歴史のある建物ですね。
この苔むした世界をよく見ると、小さなお地蔵様が。
わらべ地蔵です。
このような小さなお地蔵さま、境内のあちこちに点在しています。
二人寄り添っていて、なんか可愛らしいですよね(笑)
奥に進んで行くと紫陽花苑があり、その奥にも可愛いお地蔵さまが佇んでいます。
頭に小鳥が乗っかっているお地蔵さま。
お顔が穏やかです。
帽子をかぶったお地蔵さま。
モミジの落ち葉に埋もれているのが、秋っぽいですよね。
このような可愛らしいお地蔵さま探しも、三千院の楽しみの一つかもしれません。
秋の三千院。
大混雑というわけでもないので、ちょっと時間はかかるけど行ってみる価値はあると思います。
境内も広いので、見どころもたくさんありますよ!
「モシュ印&コケ寺リウム」キャンペーン
三千院に行って知ったのですが、秋の京都では「モシュ印/コケ寺リウム」キャンペーンなるものが開かれていました。
何かと言うと、対象の5つのお寺にあるモシュ印、またはコケ寺リウムの写真を撮影して、「#モシュ印 #コケ寺リウム」を付けてインスタにアップすると、当選したらアマゾンのギフト券がもらえちゃうというものです。
対象のお寺はこちら。
- 三千院
- 圓光寺
- 建仁寺
- 東福寺
- 常寂光寺
モシュ印を求めていたわけじゃないけど、結果的にこの旅で3箇所行きました(笑)
この対象のお寺には、期間中モシュ印とコケ寺リウムが展示されています。
御朱印の文字が苔になってる(笑)
そして各お寺の象徴的な建物や庭園を苔で表現したコケ寺リウムがこちら。
往生極楽院ですね。
これは聚碧園かな。
説明書いてあったけど、写真撮り忘れた。
これはわらべ地蔵ですね。
どれもかなりのクオリティの高さ。
これを見て周るのも面白いかもしれません。
でもね、このキャンペーン2018年11月30日で終了なんです。
この記事をアップするころには終了(残念)
また来年やってくれることに期待しましょう。
圓光寺のお堂から見る紅葉はまさに絵画
三千院の後に向かったのが、圓光寺(えんこうじ)です。
圓光寺は京都市左京区一乗寺にあるお寺です。
1601年に徳川家康さんが、国内教学発展のために伏見に建立したのが始まり。
1667年に現在の地に移転してきたそうです。
圓光寺も紅葉の名所として知られていて、秋になると多くの観光客がやってきます。
この日も境内はかなりの人で賑わっていました。
御堂の中から見る庭園の風景は、息をのむくらい見事でした。
圓光寺へのアクセス
圓光寺への行き方は、以下の通り。
- 市バス5系統:一乗寺清水町バス停か一乗寺下り松バス停下車 徒歩10分
- 叡山電鉄叡山線:一乗寺駅下車 徒歩15分
バスで行くのが一番行きやすいと思います。
車の場合、公式ページをみると駐車場はあるようなのですが、現地で駐車場の位置がわからずお寺周辺をぐるぐる彷徨っている車を何台か見かけました。
それにお寺周辺は住宅街で道幅も狭いので、車は走りずらいと思います。
そういう意味でも、バスで行った方がスムーズに行けるんじゃないでしょうか。
バスの場合、車内が混んでいるという難点はありますが。。。
圓光寺の中の様子
門のすぐそばにある受付で拝観料500円を支払って中に入ります。
すると最初にあるのが、奔龍庭(ほんりゅうてい)です。
白砂で雲海を表現していて、石で龍を表しています。
写真の中段左側の石が龍の頭に見えますよね!
京都のお寺の庭園って、この白砂を綺麗均して、まるで芸術作品のように仕上げますよね。
いつも感心させられちゃいます。
小さな門をくぐり、中に入ると十牛之庭(じゅうぎゅうのにわ)があります。
木々も多く、苔むしていて、とても美しい庭園です。
紅葉も見ごろで、モミジも鮮やかに色づいていました。
庭園内を歩くだけでも癒されるけど、御堂の中から見る景色が圧巻です。
部屋の奥の畳から見ると、柱や床、天井が額縁のようになって、絵画や写真の世界のように見えます。
縁側でのんびり、ぼーっと美しい庭園を眺めるのも良いものです。
日本の秋の美しさが満喫できる場所ですね。
モミジの落ち葉で覆われていますが、一面苔むしています。
この苔がまたいい味出しているんですよね~。
そして圓光寺にも、苔に埋もれたお地蔵さまがいます。
とても可愛い表情のお地蔵さま。
なんか見てるだけで幸せな気分になれるお顔です(笑)
あまりの可愛さに、この周りには人だかりが出来ていました。
こちらは水琴窟(すいきんくつ)です。
水琴窟は、手水鉢の近くの地中に空洞を作り、そこに水滴を落として出来る音を反響させる仕組みになっているものです。
手水鉢の排水を処理する機能をもっているそうな。
その音を楽しむために、地中から竹筒が出ています。
そこに耳を傾けると、水の流れる音がします。
見ても聞いても趣のあるものですね。
庭園内を奥に進んで行くと、少し高台になっています。
そしてその高台には、圓光寺を建立した徳川家康さんのお墓があります。
このお墓には、徳川家康さんの歯が埋葬されているそうです。
ここから京都の町を見守っているんですね。
高台からの眺めはこんな感じです。
上から圓光寺の紅葉や京都の街並みを眺められます。
なかなかの景色ですよね!
庭園内には青々と茂る竹林もあって見どころも結構あります。
美しい庭園を見るだけでも行く価値のあるお寺だと思います。
秋の京都に行ったら、圓光寺も見て起きたい観光スポットですね!
「モシュ印&コケ寺リウム」キャンペーン
圓光寺もキャンペーンの対象に入っていました。
なので、モシュ印とコケ寺リウムも展示してあった(笑)
これは奔龍庭ですね。
しっかりと表現してる(笑)
すごいなぁ。
これは十牛之庭ですね。
これは~。
なんだろ?
竹林なのかな。
表題ちゃんと見てくればよかった(苦笑)
どれも苔をうまく使って表現していますよね!
絶品サルシッチャの店「サルシッチャ!デリ」
この日のランチはここでしました。
お店の名前は「サルシッチャ!デリ」。
元々サルシッチャを通販していたお店なんですが、実店舗もオープンしたので行ってみました。
通販でサルシッチャを注文したことはあって、その時食べたサルシッチャがとても美味しかったから、お店にも行ってみたいと思ったんですよね。
お店の場所は、京都市左京区の荒神橋の近くです。
店主一人でやっているお店で、店内も広くありません。
店頭には自家製のサルシッチャがつるしてあります。
自家製サルシッチャのお味は抜群で、すごくおすすめ出来るお店です。
こちらはお店イチオシのメニュー。
パニーノ(850円)です。
モッチモチのパンに、大きなサルシッチャが挟みこんであります。
ルッコラがたっぷり入っていて、焼いたトマトがまたいい味を出している一品。
サルシッチャが肉汁溢れる感じで、とっても美味しいです。
こちらは、「サルシッチャと野菜いっぱい(1200円)」というメニュー。
サルシッチャに焼きトマト、ルッコラ、白菜がたっぷりとついてきます。
パンは別売りで150円で付けられます。
こちらも言うまでもなく、絶品のお味。
京都に行ったら、是非立ち寄ってみてほしいお店です。
店主がとっても気さくな方で、誰とでも仲良くなっちゃいそうなタイプ(笑)
お店に行かなくても通販でサルシッチャが購入出来るので、気になった方は一度注文してみてください。
ちなみにサルシッチャはイタリアのソーセージです。
お取り寄せしてみた
後日、お取り寄せもしてみました。
お取り寄せをすると、上の写真のようなパック状態で送られてきます。
サルシッチャって、意外と焼き方が難しいんですよね。
普通のソーセージと同じように焼くと、皮が破けて中の大事な肉汁が焼いてる最中に全部出ちゃう(笑)
焼き方については、サルシッチャ!デリのホームページに出ているので、それに倣って焼いた方が良いです。
焼く前に、ビニールに入れて45度くらいのお湯で湯煎します。
お肉が柔らかくなったところで、温めたフライパンの上に置いて、弱火でじっくり焼くって感じですね。
するといい感じに焼けます。
お家で、美味しい本格サルシッチャが楽しめるのは、とても嬉しい!!
家で食べてもとても美味しかったですよ!!
一保堂茶舗本店で本当のお茶を楽しむ
せっかく京都に行ったんだから、日本茶と和菓子も楽しみたいと思い、こちらのお店に行ってみました。
一保堂茶舗京都本店です。
有名なお店なので、知っている人も多いかと思います。
ここでお茶を買うことも出来るし、カフェも併設されているので、そこでお茶を楽しむことも出来ます。
人気があるお店なので、結構並ぶのかなと思ったけど、1組待ちで入ることが出来ました。
日曜日だったけど、ラストオーダー(17時半)のちょっと前に入ったからそんなに並ばずに入れたのかもしれません。
店内はお茶の良い薫りが漂っています。
そして注文したのはこちら。
極上ほうじ茶です。
価格は648円(税込み)。
茶葉をたっぷり使っているので、とても濃いお茶でした。
お茶が濃いので、練りきりの甘さをスッキリさせてくれて、美味しかったです。
こちらは、特選煎茶です。
価格は972円(税込み)。
品評会に出すために作られたお茶だそうです。
お茶は自分で入れるんだけど、入れ方はスタッフさんが丁寧に教えてくれます。
ちなみに煎茶の入れ方はこんな感じ。
- 湯飲みにお湯を8分目まで注ぎ入れる。
- 少し冷めて(湯飲みが触れるくらい)から、もう一つの湯飲みにそのお湯を入れ替える。
- 茶葉御入れた急須に、その湯冷まししたお湯を注ぎ入れる。
- 40秒ほど蒸らす
- 二煎目以降は蒸らしは要らない
茶葉は10g程度入っているそうです。
10gって結構な量なんだけど、そのせいかお茶の味が濃い!
見た目はさほど濃そうには見えないんだけど、飲むとかなりバチーンとくるお茶でした。
本来のお茶の味ってこんな感じなのかな。
いつも飲んでるお茶がいかに薄いかがわかる(笑)
飲みやすさで言うと、ニ煎目、三煎目の方が飲みやすくなります。
練りきりとの相性は抜群で、とても美味しかったです。
美味しいお茶と和菓子が楽しめるし、お茶の飲み方も教えてもらえるので、京都に行ったらおすすめのお店です。
エリッツイン四条烏丸に宿泊
今回の宿泊は、寝泊まりできれば良いと思い、リーズナブルな値段のお宿にしました。
選んだのは、「エリッツイン四条烏丸」というホテル。
地下鉄烏丸駅から徒歩2~3分のところにあるホテルです。
ウィークリーマンションのような部屋で、キッチンもついていて意外と広い。
すごく快適に宿泊出来たので、なかなかおすすめです。
宿泊は旅館などの風情あるところじゃなくても良いという人には良いホテルだと思います。
駅近でロケーションも良いのでね。
まとめ
ということで、三千院と圓光寺の紅葉を満喫してきました。
秋の京都はすごく見ごたえがありますね。
紅葉自体も綺麗だし、それに仏閣などが合わさると、すごく日本的な風情のある風景なります。
どちらのお寺も苔むした感じがすごく良かったのが印象です。
三千院は京都中心地からは離れているけど、その分人も少なめなのでおすすめです。
サルシッチャのお店は、まだまだ知られていないので、穴場的なお店なので気になった人は是非行ってみてください。
あと京都に行ったら、お茶を楽しむのもおすすめします!!
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