2018年の紅葉シーズンも到来しました。
秋と言ったら、やっぱり一面を赤や黄色、オレンジで染める紅葉の景色を見たいものですよね。
SNSで他の人がアップしている紅葉の写真を見て、いてもたってもいられなくなった嫁さんに引っ張られ、急遽那須岳の方に紅葉登山に行ってきました(笑)
この時期の那須岳は、紅葉を楽しみに来る人達で大変賑わいます。
その影響で、峠の茶屋駐車場は例年大混雑する模様。
この日も、その混雑を避けるために、前日の夜23時には家を出たのですが、向かう途中ツイッターを確認したら、23時時点で峠の茶屋駐車場は満車との情報。
峠の茶屋に向かう意味がなくなったので、プランを変更して沼ッ原湿原駐車場から登ることに。
ということで、この記事では沼ッ原湿原駐車場~須岳(茶臼岳)の牛ヶ首コースについて紹介していきます。
うちの登山ギア
那須岳の紅葉ピーク時の駐車場の混雑状況
那須岳には車で行く人が多いですよね。
僕も車で行きました。
車で行ったら絶対に必要なのが、駐車場に止めること。
那須岳の紅葉ピーク時は、この駐車場に車を止めるというのがとても困難になります。
駐車場への道は、1本道なので迂回も出来ず、数時間動けなくなることもあるとか。。。
そんな情報をネットでリサーチして得ていたので、今回はプランBも考えていきました。
峠の茶屋駐車場と那須ロープウェイ駐車場は大混雑
那須岳登山をするときに、車を止めるのに一番便利なのが、「峠の茶屋駐車場」です。
ここに車を止めようとする人が殺到するので、紅葉ピーク時はすぐに満車になるし、道路は駐車場待ちの車で大渋滞になるようです。
10月8日に関しては、ツイッターで得た情報によると、7日の23時にはすでに満車になっていたようです。
峠の茶屋駐車場が満車になると、次に止めようとするのが那須ロープウェイの駐車場。
でもこちらの駐車場は、紅葉時期は8時15分まで開かない模様。
この駐車場が開くの待つ車で、これまた県道17号は大混雑になるみたい。
そして、もう一つが山を少し下った位置にある、「県営大丸駐車場」に止めるという方法。
ここに止めると、ここから歩いてロープウェイ乗り場に行くか、そのまま山を登ることになるので、歩く距離が長くなるというデメリットがあります。
ストイックな人ならいいけど、登山じゃなく紅葉だけ楽しみたいという人には辛いですよね。
それに登山を楽しみたい人でも、ここで時間を使いたくないと思うだろうし。
なので、登山を楽しみたい人は、峠の茶屋駐車場に車を止めたくなっちゃうわけです。
そして、今はネットでいろんな情報を得ることが出来るので、みんな駐車場に向かう時間が早くなっている(笑)
この日確実に車を止められたのは、7日の21時くらいのようです。
来年は、みなさんこれを踏まえて行動すると思うので、また時間が早まるんじゃなかろうか(苦笑)
混雑を何とかする対策をしてもらいたいものです。
ちなみに僕はこの日、峠の茶屋駐車場に行ってないので、実際の混雑を見たわけではありません。
ネットで得た情報ですので、その点はご了承ください。
沼ッ原湿原駐車場は比較的止めやすい
ということで、行き先を峠の茶屋駐車場から沼ッ原湿原駐車場に急遽変更しました。
沼ッ原湿原駐車場に着いたのは、午前2時半くらい。
その時には、まだ駐車スペースに余裕がありました。
そして午前5時くらいになると、続々と車がやってきます。
午前6時くらいには満車って感じでしたね。
上の写真は午前6時の状態です。
駐車場には線も書いてないし、管理している人もいなかったので、車と車の間に余裕がある場所もちらほらありました。
全体的に詰めれば、あと何台かの車を止めることが出来るような気がしました。
まぁ、みんな真っ暗の中到着しているし、線がなかったらきっちり止めるのも難しいから仕方ないかなぁ。
夜中に出て、峠の茶屋駐車場がいっぱいだと予想された場合、沼ッ原湿原駐車場に行先を変更すると止められる可能性があるということです。
ただし注意点があります。
以上のことを念頭に入れて行ってくださいね。
あとこの駐車場に限らず、この時期の那須高原の夜は冷え込むので、防寒対策もしっかりとしていった方が良いです。
逆に良い点もあります。
駐車場について夜空を見上げると、今まで見たことないような星の数が見えました。
せっかくなので、写真を撮ろうと思ったけど、勉強不足で上手く撮れず(笑)
次までに勉強しておかなきゃ。
ちなみに13時半に登山を終えて帰ってきたときには、駐車スペースがチラホラと空いていました。
昼過ぎになると空いてくるようです。
沼ッ原湿原から那須岳(茶臼岳)牛ヶ首へ
なんとか駐車場に車を止めることが出来たので、車中で休んでから朝6時に登山を開始しました。
今回は、牛ヶ首まで行って折り返してきました。
那須岳(茶臼岳)山頂は霧がかかっていて真っ白だったし、今回は紅葉狩りが目的だったのでピークハントしませんでした。
今回の登山コース
今回のコースは以下のような感じです。
地図にルートを落とすと以下のようになります。
ヤマレコの山行記録を見ると詳しいことがわかりますので、興味があったら見てみてください。
そして今回のコースを僕の独断と偏見で★で示すこうなります。
今回午前2時半に駐車場について、6時に登山を開始するまで車中で寝ることにしたんだけど、僕は一睡もできず(笑)
徹夜状態で山に登ったせいか、登山開始早々体調が悪くなり、めまいがして気持ち悪い状態になりました。
そんな状態で登っていたので、休み休みのスローペース。
なので、時間的には普通の人よりも長くなっていると思います。
山行時間を6時間34分と書いているけど、もう少し短い時間で行って帰ってこれるんじゃないかな。
車で熟睡できる人、マジリスペクト!
登山道は整備されていて基本的に歩きやすくなっています。
道幅が狭い個所もあるので、混んでる時は譲り合って歩きましょう。
急登ではないけど、登りが結構長く続くので体力的には疲れます。
ただ上った先には一面が紅葉した光景を見ることが出来るので頑張って登りましょう。
山行記録をつけていると、アプリをずっと起動させておく必要があるので、スマホの充電がなくなりやすいです。
なので僕はいつもこれを持って行ってます。
10000mAhの大容量なのに、とても小さくて軽量です。
どれくらい充電が残っているかが、ランプでわかるのも良いです。
とても高性能なモバイルバッテリーで重宝しています。
お天気情報も確認
今回は初めて、山のお天気も事前に調べていました。
SNSを見ていると、山の上の方はかなりの強風で、命の危険を感じたっていうコメントもあったりしたので。
ということで、このサイトを参考にしてみました。
このサイトだと、気温や風速の予測をだしてくれるし、登山指数という表記で登山するのに快適な天気かどうかを表してくれます。
登山指数はA~Cで、Aだと登山をするのに快適な気象条件と予想しているということです。
この時の那須岳の状況は以下となっていました。
10月6~8日の3連休で、登山指数がAだったのは8日だけ。
なので8日に登ることにしました。
6日7日は、結果的にも強風だったようなので、結構役立つサイトだと思います。
8日は日差しは出なかったものの、風はそれほど強くなく、快適に登山ができる気象状況でした。
山登りに行く前にちらっと見ておくと良いサイトです。
那須岳紅葉登山スタート
沼ッ原湿原駐車場から登山スタートです。
駐車場には車がたくさんあったけど、登山道にはさほど人はいなく、混んでないのは良いですね。
沼ッ原湿原駐車場~姥ヶ平
最初は熊笹が生い茂る登山道を歩いていきます。
なんか獣が出てきそうな雰囲気(笑)
草木の香りがして、歩いてて気持ちが良いです。
沼ッ原湿原駐車場からひょうたん池までは、登りがひたすらに続きます。
全体的には緩やかな登りなんだけど、時折急な勾配も出てきます。
写真の辺りは、結構急な勾配でした。
地面もぬかるんでいて、とても滑りやすく歩きにくいです。
転ばないように注意しながら歩きました。
そして、徹夜状態で山登りしたせいか、かなりのめまいに襲われ途中引き返そうと思ったくらい(笑)
体調管理って大事ですね。
そんな状況だったので、とーってもスローペースで登りました。
登りは距離にすると約4kmくらい。
体力に自信がない人は、結構疲れるかもね。
これを考えると、峠の茶屋から行った方が時間的にも距離的にも楽なんでしょうね。
山の上の方に来ると、辺りが紅葉しています。
落ち葉も季節を感じさせてくれますよね。
休み休み登って行くと、視界が開ける場所に出ます。
そこには絶景が広がっていました。
曇り空でお天気はイマイチでしたが、それでも木々がオレンジに染まってとても綺麗。
立ち止まって写真撮る人がたくさんいました(笑)
この辺までくると、辺りは紅葉真っ盛り!
美しい紅葉を楽しみながら歩くことが出来ます。
僕の体調も登りが終わった辺りで良くなりました。
綺麗な景色を見ると、体調不良も忘れちゃうのかもしれない(笑)
オレンジが鮮やかですねぇ。
何の木かわかりませんが、とても綺麗です。
そしてもう少し歩くと、ビュースポットのひょうたん池に着きます。
上の写真はひょうたん池分岐で撮ったもの。
山肌が綺麗に染まっています!
那須岳(茶臼岳)に雲がかかっているのが残念ね。
ひょうたん池には、横道に逸れて木道を通って行きます。
木道は1人がやっと通れるくらいの幅で狭く、紅葉時期は混むので譲り合って行く必要があります。
無理やりすれ違おうとしたら、木道から落ちる危険性もあって危ないからね。
何か所かに、すれ違い用に幅が広くなっている場所があるので、有効に使って安全にわたりましょう。
木道から見える景色も、とても綺麗。
木道を少し歩いていくと、ひょうたん池が見えてきます。
これまた美しい景色ですね。
さらに進むと、ひょうたん池の近くに行くこと出来ます。
若干手前の木が邪魔で池が見づらいのが残念。
それと晴れてたらよかったのになぁ。
ひょうたん池から、また少し歩くと姥ヶ平に着きます。
とてもひらけた場所で、休憩する人やお弁当をここで食べる人がたくさんいました。
姥ヶ平からみた那須岳(茶臼岳)。
やっぱり雲がかかってる(苦笑)
写真の真ん中らへんの山の上に人がいる辺りが牛ヶ首。
あそこまで登るのねぇ。
気が遠くなる(笑)
私と嫁さんが使っているカメラ関連についてはこちらのページでまとめています。
姥ヶ平~牛ヶ首
姥ヶ平から牛ヶ首までは、急な岩山を登っていく感じです。
登山道も狭く、すれ違う人と譲り合って行く必要があります。
勾配は急だけど距離は短めなので、体力的にはそんなにきつくはないかな。
山の斜面から下の方を見下ろすと、思わず「わぁっ」と声をあげたくなる景色が広がっていました。
これは人が集まるわけですよね。
みんなこの景色を見るために、夜中に出たり朝早く並んだりするわけだ。
それだけの価値がある景色だと思います。
ちょっと大きめの岩を使ってみんな思い思いの写真撮っていました。
僕もマネして、ちょっとポージング(笑)
「紅葉制覇したった!」感を出してみました~。
山の上の方に行くと、岩や石ばかりになってきます。
そして噴煙が上がる場所もあったりします。
山のいろんな表情を見ることが出来るのが、那須岳(茶臼岳)の魅力の一つですね。
そして、牛ヶ首到着。
牛ヶ首からの景色も最高です!
ただ風が強く、空気も冷たいので寒い。
登ってる最中は暑いんだけど、牛ヶ首に着くと汗をかいた分、さらに冷たく感じるので上着は持って行く必要があります。
というわけで、牛ヶ首はとても寒かったので、あんまり滞在せずにすぐに下山(笑)
こんな綺麗な景色を見つつ登るので、姥ヶ平から牛ヶ首はそんなに疲れませんでした。
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牛ヶ首~沼ッ原湿原駐車場
牛ヶ首から来た道をそのまま帰りました。
牛ヶ首から少し下りると風も弱まるので、景色の良い場所でちょっと日差し待ちをしてみました。
日差しを待ちつつ紅葉を撮りまくる嫁さんです(笑)
遠くの方は、日が差し込んだりしてたんだけど、こちら側はなかなか日が出てくれない(笑)
それでも少しだけ明るい写真は撮れました。
30分くらいは待ったんだけど、この日は日帰りだったし22時にはレンタカーを返さなければいけなかったので、あえなく下山することに。
また来年以降に天気のいい日にリベンジだな!
帰りひょうたん池分岐あたりから那須岳(茶臼岳)を見てみると、雲が取れていました。
山肌にある白いモクモクは、噴煙です。
最後にちょっとだけでも山の景色が見えて良かった。
山を下りて行くと時折晴れ間も見えました。
やっぱり晴れてる方が紅葉は綺麗に見えますよね~。
お天気だけが残念だったぁ。
最初は体調がおかしくてどうなることかと思ったけど、絶景も見ることが出来て無事駐車場に帰ってきました。
13時半に戻ってきたときには、駐車場に多少空きが出来ていました。
まぁこの時間から那須岳(茶臼岳)に行って帰ってくるのは無理があるけどねぇ。
混んでて駐車場確保も大変でしたが、行ってみる価値のある紅葉スポットでした!
私と嫁さんが使っている登山ギアはこちらのページでまとめています。
「瑞穂蔵」でランチ
登山を終えて向かったのは、那須湯本にある定食屋さん「瑞穂蔵」です。
このお店のうりは何といっても、那須のお米にこだわったかまど炊きご飯。
その定食が食べてみたくて、今回初めて行ってみました。
お店は古い建物を利用していて、とても雰囲気が良いです。
古民家で絶品ご飯定食がいただけるのは嬉しいですよね。
長い廊下も味があります。
そしてこんな雰囲気の中でいただけるのがこちらの定食。
豚の角煮定食です。
味の染み込んだ大きな豚の角煮と大根、煮卵もついてきます。
とーっても美味しい豚の角煮でした。
その他の料理も味付けが優しくて美味しい。
そして僕が頼んだのはこちら。
とんかつ定食。
豚肉が美味しいんですよね~。
甘味があるというか、なんというか(笑)
そして全体的に優しい味付けなので、かまど炊きご飯の味が引き立ちます。
硬めに炊かれたご飯で、1粒1粒がしっかりと感じられるご飯でした。
お焦げがまた香ばしくて美味~。
ご飯の量が多くて、1人2杯以上分くらいありました。
なので、全部食べきれんかった。ゴメンナサイ
出されたものを残すのはあまり好きじゃないんだけど、おかずも多かったし限界でした。
美味しいご飯がたらふく食べたいときに良いお店です!
「自在荘」の日帰り温泉で登山の疲れを癒す
この旅の最後に立ち寄ったのは、那須に行くといつも行く温泉宿「自在荘」です。
日帰り温泉もやっているので、登山の疲れを癒してから帰ろうと思い立ち寄りました。
温泉施設自体は広くはないけど、露天風呂もあるし渓流沿いに建てられているので、川せせらぎを聴きながら温泉に浸かれるので気に入ってます。
リピーターは500円で利用できるの嬉しいです。
いつ行ってもスタッフさんの対応が丁寧で気持ちの良い温泉宿。
いつか宿泊してみても良いかなぁ。
日帰り温泉やご飯を食べに行くだけでも、おすすめですよ!
まとめ
今回は前日の夜に出発して登山するという強硬スケジュールでした。
そのせいか、登山序盤は体調が悪くなってしまうというアクシデントもありましたが、なんとか絶景も楽しんでこれたし見たい場所は見ることが出来たので良かったです。
お天気ばかりはどうにもならないので、次行くことがあったら晴れてほしい(笑)
駐車場も登山道も大混雑ではありましたが、それでも行ってみる価値のある場所だと思います。
紅葉は圧巻なので、見ておきたい景色ですね!
※この記事は2018年10月に行った時の情報をもとに書いたものです。料金等の情報は現在と変わっている可能性があるのでご了承ください。
おすすめ情報
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